プロが教えるわが家の防犯対策術!

昔の音大、芸術大学の出身者、というのは、音楽や芸術に係る仕事をするためにそこに通い、卒業したら、音楽や芸術に係る仕事についていたと思います。
音楽教師、美術教師は言うに及ばず、有名オーケストラ
(そこのギャラだけで生計が立てられるような)
の団員とかレコード会社専属のオーケストラとか。

ところが、先日、ラジオの文化放送で、歌手のタケカワユキヒデさんがこんなことを言っていました。
「今はコンピュータを使ってフルオーケストラの演奏ができるシステムがある。
 たった一人でもフルオーケストラと同じ演奏ができちゃう。
 どの録音スタジオにもそういう設備があるし、もちろん僕も自宅のスタジオに備えている」

おそらく、音楽だけではなく、芸術の分野でも、昔は何時間も何人もの人手をかけて行っていたことが、コンピュータを使えば、素人でもできるようになった、なんてことはあるでしょう。(3Dプリンターとか、デザイン、印刷、グラフィックの業界など)

こういったことができるようになった現在、音大や芸術大学の学生は、なんの為に通い、卒業したら何になるのでしょうか?
みんなちゃんと音楽や芸術で食べていけるようになるのでしょうか?
音楽の先生、美術の先生だって、毎年毎年、全国の音大、芸大、教育学部の音楽美術専攻で教員免許を取得した学生の数だけ、枠が空くわけではありませんよね。

もしかしたら、音大、芸術大というのは、毎年数百人を入学させておいて、
「その原石の中に1%でも輝くダイヤがあればいい。その原石が誰なのか分からないから、とりあえず100人、200人を入学させるのだ。
 99%の石ころは、大学の設備を維持させるために金を出させる存在に過ぎない。1%の原石の為に、99%の石ころが必要なのだ」
という考えなのでしょうか?

音楽部や芸術学部というのは、一般大学の文学部や法学部や経済学部や工学部のような、
「とりあえずどこかの会社のサラリーマンにはなれる」
という潰しのきく学部ではなく、
「音大、芸大に入ったからと言って、全員、音楽や芸術の道に進めるとは思うなよ。入学時点でもうすでに競争は始まっている。
 たとえ落第せずに卒業できたとしても音大卒、芸大卒なんて普通の会社では雇ってくれない。
 音楽、芸術のプロとして先の見えない奴は卒業と同時に無職になる事を覚悟しておけ。
 その覚悟がないなら入ってくるな」
という厳しい学部なのでしょうか?

詳しい方、ご回答ください。

なお、文中に関係者の気分を害する文言がありましたら謝罪いたします。
決して音大、芸術大の関係者様を批判する質問ではありません。

A 回答 (8件)

要するに、、才能があれば、、学校に入ろうと、入るまいと、、、自分の作品、歌、芸で勝負できるのでは、、、。



生まれが、たまたま良くて、家に金があり、、、たまたま、音楽が好き、、、なんだかわからないが、、、小さい時から、親に勧められた楽器をずっとやってきた、、、もちろん、、、高校でもやっていた、、、。そうなると、、、今までと同じ、、、路線、エレーベーターであれば、、、同じポジションの大学と考えるのでは、、、。

才能はないが、、音楽をやりたい、、、。素人より上手だが、、才能がある人より、、、下手、、、ということでは。

よくヨーロッパのピアノコンクール、、、必ずしも音大生とは限らないのでは。

巷で、入れている、歌手、フォークソング、、、ロック、、、。音大での人は少ないですよね。

まあ、JAZZやクラッシックだと、、、音大でもいますけどね。

才能があったら大学にはいかないのでは。音楽する学問としか考えられない人たちが行くのでは、と思います。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 22:49

>「音大、芸大に入ったからと言って、全員、音楽や芸術の道に進めるとは思うなよ。

入学時点でもうすでに競争は始まっている。
>たとえ落第せずに卒業できたとしても音大卒、芸大卒なんて普通の会社では雇ってくれない。
>音楽、芸術のプロとして先の見えない奴は卒業と同時に無職になる事を覚悟しておけ。
>その覚悟がないなら入ってくるな」
>という厳しい学部なのでしょうか?

現実はもっと厳しいですよ。
とりあえず音大や美大に入学できる学生はいないのです。
受験者全員が、音楽か芸術以外の選択肢のない潰しの利かない学生だけだから。

大学というところは、学士の資格を取得する場所であって、学士とは学問を行う者。
就職をするために入学する場所じゃありませんし、専攻分野以外に就職したら学士の資格は一切役に立ちません。
だから、
>みんなちゃんと音楽や芸術で食べていけるようになるのでしょうか?
音大や美大は、音楽や芸術で食べていけるように学ぶ場所じゃない。音楽学、美術学を修得する学府です。

そもそも音楽や芸術で食べていけるようになるのは、
自分の音楽や芸術が認められて、肩書で売れるようになってからの話なので、音楽や美術をいくら学んで習得しても、食べられません。
プロとして人気が出てからが、芸術で今後も食べ続けていく方法論のスタートなのであって、
音大、美大を卒業したことが、芸術家として認められたワケじゃないので、大学卒業や就職はプロのスタートにすら立っていません。
そもそも、認められた芸術家とは、好き勝手に芸術を発露する、全員自由業。
どこかに所属する職員では、職業美術家、職業演奏家でしかありません。

そこが、一般大学の文学部や法学部や経済学部や工学部との最大の違いです。音大や美大は就職を目的とした学部ではないし、
一般大学も、大学の学士号や博士号の本質が忘れ去られて、学士、博士として学問を習得しないで卒業を目指すから、就職難なのです。
音楽家、芸術家に必要なのは、才能を開花させ人気が出て食べていけるようになることよりも、才能を継続して表現し続けていくことのほうが、何倍も難しいのですし、
それは大学じゃ学べませんし、大卒の資格は保証もしてくれません。
    • good
    • 10
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 22:49

> 詳しい方、ご回答ください。


詳しくは無いのに、返信をご容赦ください。

> 今はコンピュータを使ってフルオーケストラの演奏ができるシステムがある。

これは譜面があってのこと。
譜面作成(つまり、作曲)はその人の感性でしかありえません。

電子データを音響変換するのはスピーカー(のシステム)で、スピーカーを変えれば音も変わり間す。
音源や保存メディアによっても再生音は異なります。
ディジタル音源は高域が急遮断ですが、アナログ音源は緩遮断です。
半導体アンプと真空管アンプ(出力がトランス)の特性もこの傾向にあります。

電子データと生演奏とは全く違います。
電子データは再生設備が同じならば何度でも同じ感性ですが、
生演奏はそうは行かず、また、演奏者や指揮者で全く変わります。

これらの違いに興味が無く、「○○を聞いた」という経験だけを重要視する方や、再生設備に拘って「この再生設備が一番」と言う、自分本意の方々には「音楽界には人間的感性は不要」となるでしょうが、
本当に音楽を愛する人は「人によって」聞こえ方が違う(どういう結果になるのかという未知への期待)、新たなジャンルが生まれる、トレンドも変わる、等々の人間性を期待します。
専門大学はこういう後者の人の育成の場であると思っています。

仰るとおり、上の「人間性の違いを叶える人々」は、それによって生計を立てるほどの対価収入が得られないのが現状でしょう。
電子媒体(技術)の普及はこのように(この分野に限らず)、人間的冗長性を失うものだ、と言う懸念を個人的には感じています。
    • good
    • 6
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 22:50

はっきり言って勉強した分野に進む学生って少ないです。

たとえばフランス文学を学んだからフランス文学者になる人は極めて少ないです。芸術もこれと同じです。

サラリーマンになるんだったら経済とか法律がいいんだけど、みんなが経済と法律では淋しい。いろんな分野の学問を学ばせたい。それを生かした職業という訳には行かないんだけど、学問はいろいろとあったほうが良い。音楽や美術に秀でた国民が一定数欲しい。
医学部、歯学部、看護学部、防衛大学などは専門性が高くその道に進む人が非常に多いけど、あとは必ずしもその分野には進みません。
たとえばうちの姉は美大を出ていますが、単なる主婦をやっております。絵が上手いから趣味でたまに描いてます。それだけです。でも本人は大学で学んだことは人生において有益だったと言っていますからそれでいいんじゃないでしょうか。

大学→高度な学問を習得するところ

会社の研修会→実際の業務を習得するところ
だと思います。
    • good
    • 12
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 22:51

>音楽、芸術のプロとして先の見えない奴は卒業と同時に無職になる事を覚悟しておけ。

その覚悟がないなら入ってくるな」
という厳しい学部なのでしょうか?
はい、それ程厳しい学部です。

音大卒という学歴が役に立つのは、教職免許を取得したい人(教免を取れるかどうかはまた別)。
その後大学に残り、学士として進む道を選べる人もいますが、その数は一握りもいません。
指揮者や作曲家になりたい人は、最低限必要な基礎的知識を得るためには、音大に行かれるのは得策です。
そこで得るのは、基礎中の基礎でしかありませんが。

音大を出ても、地方のオーケストラの楽員になることすら、現在は至難の業です。
演奏家を目指す人にとっては、学歴は全く関係なし。
ただ最近、ボランティアやそれに近い活動で、音大で得られた経験や知識が役立っている、と思うことが多いです。
主に地域を中心とした活動です。

ところで、以下は余談ですが。
タケカワユキヒデさんは、東京外国語大学卒ですね?
ただ、彼が生まれ育ったのは、日本でも超著名な音楽家の家系です。
彼の曽祖父が創業者である「鈴木バイオリ」や、大叔父の鈴木真一の名は、私が子供のころから有名でした。
彼の父である、音楽評論家の武川寛海の名を知ったのも、ユキヒデさんがデビューする以前です。
本がベストセラーとなり、私が知ったのは、最初は本屋です。
ユキヒデさんの説も、そんな環境で育っからこそ、ということでしょうか?
    • good
    • 9
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 22:51

音大や美大に入る学生は、その道で飯が食えればいいな、とは思っても、それで飯が食えるはず、とは思っていませんね。


小さい頃から楽器を始めたり、絵を描くのがとにかく好きだったり、その延長線上が音大、美大なのです。

大学としては「自分の可能性に賭けたい人はおいでください」、ただし「後のことは知りませんよ」なのです。
最初から大学が「厳しいですよ」と言っているのではなく、入学する学生が自覚しているということです。

小さい頃からやっていたことが世の中で評価されるかどうかはまったく分かりません。
可能性はあるわけです。1%の原石かもしれないのです。
夢を追いかけられるんですね。

で、大学に入り専門教育を受ける中で、自分のポジションが分かってくる。
スゴイ奴は飛び抜けてる、ということが分かる。

そのスゴイ奴は、日本の音大、美大を離れて海外に出ます。
つまり、日本の音大、美大が古い権威主義に支えられ、教員の質が世界レベルではないからです。

そうではないけれど、まだ可能性に賭けたいと言う学生は、卒業しても派遣やバイトなどで生活費を稼ぎ、自己表現の追求を続けることになります。
また、まったく見限ってしまって、どこか小さな会社に何とか就職してしまう、ということも多いでしょう。

もともと音楽、絵画、造形、演劇、舞踏、スポーツなどは文化創造活動ですから、一般の経済活動とはまったく違う世界です。
自己表現を突き詰める作業ですから、経済的に裕福になりたいという発想すらありません。
自己表現が社会に受け入れられるかどうか、が第一義であって、結果として金銭がついてくるのです。
だからこそ、死んでから認められるということも多々あるのですが。

悲しいかな、それが文化創造活動の宿命です。
その中に身を置いてしまえば、その宿命を背負うことになりますが、死ぬまで自己表現を追求するのであれば避けられません。
各人が、どの段階でどのように自己評価するのか、なのでしょう。
    • good
    • 11
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 22:52

 音楽の世界は分かりませんが美術の世界はわかります。



 CG環境が進歩していますが、「基礎力」も求められるので、美大でデッサン力をつけた人は必要です。

 その中で、CGにうまく適応できた人がデザインの現場に、専門学校や予備校の講師、画材店のバイトなど、裾野はたくさんあります。

 デザインとは関係ない自営業をやったり、カフェをやりながら趣味で絵を描いて、たまに個展を行う人もいます。
 女の子は結婚して主婦に…というパターンも多いですね。

 -----------
 ただデザインの現場も日進月歩ですから、技術革新で職を失うケースは多々あります。
 3Dプリンターが進化すれば、3DCGデザイナーの需要が増えて、原型師の需要が減るとは思いますが、今の所、性能もコストも悪いので、原型師を脅かすほどの存在にはなってませんね。
    • good
    • 10
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/09/25 22:52

それらの人らを何人も知ってますけど殆どが普通に就職しますよ。

無名の会社の営業とか事務とか。
専攻分野にいく人もいますけれど、一握りですね。食えなくてバイトばっかりしてる人もいますよ。
そもそもそういう所ですし、それでどうのこうの言ってる人は少ないですね、親は知りませんが(一般的に学費は高いですし、親はお金持ちが多いようです)。

音大や芸大の経歴を利用して「例えば電通とかに入る、医者と結婚するとか」って考えもありますけど、
見てるとそういうのが苦手な人が多いです。
人間向き不向きですね。
実はそんなに大きな世界では無いので、どんな形であれ業界に2,3年浸かってれば割とゆるい繋がりがあったりするようです(専門学校の講師とか、バイトの紹介とか)。
男女ともに惹き付ける力は強いので(恐らく)経済的には紐みたいな人もいますね。
女の子では短期間で稼げるからって言って水商売のバイトしてる子は多かったです。そういうのに抵抗は無い感じでしたね。
それも才能の1つだと思います。


進路未定自体はふつうなので、そういう意味では厳しいと思います。
でもだからと言ってシュウカツを必死にやるとか電通絶対行きたいとかそういう人は少なかったですね。そうじゃないから芸大や音大に入るのではないでしょうか。
一般的な価値観とは優先順位がずれてますよ。
例えば有名バレリーナだった草刈民代さんは川村女子って言う有名なお嬢様学校出身ですけど「踊る時間が足りない」と言って中卒ですよね。
音大、芸大にはそういう感じの人が多い気がします。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

ありがとうございます。

一般的な価値観と優先順位がずれているんですね。

お礼日時:2013/10/01 09:16

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!