3分あったら何をしますか?

「家型埴輪」で画像検索すると、大きな屋根をもつ家の埴輪がかなりヒットします。
下半分より上半分の方が大きい屋根を載せた家もありますが、なぜこんなに上半分を大きくしているのですか。
上半分の役割を教えて下さい。
よろしくお願いします。

東京国立博物館 家型埴輪
http://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0029288

鳥取県立博物館 家型埴輪
http://www.pref.tottori.lg.jp/item/516395.htm

朝日新聞 2012年3月16日 大型家型埴輪
http://www.asahi.com/area/nara/articles/MTW20120 …

A 回答 (5件)

こんにちは



実際の建物ではこの大屋根があることでずいぶん豪壮に見えたことでしょう。しかし頭でっかちの、不安定な形でもあります。強風があるとひっくり返ってしまいそうです。そんなリスクがありながらでも大屋根にせねばならない理由があったのでしょう。
その理由について、以下は愚考です。
たぶん換気・冷房のためのものではなかったかと考えています。
筒状の背の高い構造物では煙突効果が生じます。すなわち中の空気が暖められると上に抜け、かわりに下から冷たい空気が入ります。屋根上部の大きな構造は煙突効果を起こすための空間だったと思います。屋内の炉で発生した煙を効率よく排出するためでもあったでしょう。
そして屋根の左右の一番高い所には空気を抜くための穴があったはずで、この部分の屋根が横に大きく張り出しているのは雨が入らないための工夫だったのではないでしょうか。上部の構造が大きいほど涼しく過ごせるという一種のステータスシンボルだったかもしれません。見た目にもカッコイイですし・・・。もっとも冬にはこのままでは寒くて仕方なかったでしょうから、通気口は塞いだはずです。
お寺や神社には屋根が異様に大きなものがあります。これも煙突効果を利用した換気システムのようですね。
またアフリカあたりのシロアリは巨大な蟻塚を作りますが、これも煙突効果を生じるためのもので、内部は一年を通じてほ一定の温度なのだそうです。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_ar …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど!!  着眼点がすばらしい!

>そんなリスクがありながらでも大屋根にせねばならない理由があったのでしょう。

そうですよね。
確かに、見栄えやデザインだけで作るなら、不安定な形にしないはずです。
何か実用面で優れていたはずです。
それが、通風を良くして夏涼しく過ごす工夫だったのでは、というご見解ですね。
納得しました。

アリ塚のサイトは、将に目から鱗の話で大変参考になりました。

私も質問ばかりせず、先ずはなんでも自分で考えてみようと思います。

お礼日時:2013/09/28 20:26

   #1です。

補足です。。
 
>>合掌造りの家の屋根が大きい理由は分かります。私の疑問点は、屋根の形がなぜこんな形(><)にできているのか、そして、屋根の上半分の役目です。屋根の役目は、下半分だけで十分ではないでしょうか。

    おっしゃる通りです。器物には、機能あるいは役目と関係のある面と、関係のない装飾の面とがあります。自動車で言えば、4つの車輪は前者、スタイルと色などは後者です。

    しかし4つの車と、役目のある物だけでは車は売れません。屋根にも同じ二つの面があるのだと思います。しかしスタイルが△に似ているから、日本人の先祖が△から来た、というのも危険です。

    花子さんがパリモードで身を固めていても、パリ生まれとは限らないのと同じで、下着から住む家までヨーロッパ風になったからヨーロッパが日本人の故郷といえないようなものです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
装飾とかデザインであの形になったのでは、というご見解ですね。
それなら、分かります。

お礼日時:2013/09/28 09:38

    #1です。

補足です。

    下記などで屋根の占める割合が非常に大きいのが分かります。
    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%90%88%E6%8 …
    棟が長く中が細い X 状のデザインは東南アジアからの影響だと思われます。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
合掌造りの家の屋根が大きい理由は分かります。
私の疑問点は、屋根の形がなぜこんな形(><)にできているのか、そして、屋根の上半分の役目です。
屋根の役目は、下半分だけで十分ではないでしょうか。

お礼日時:2013/09/27 20:27

確かに不思議な恰好をしていますよね。


実用上は左程意味はないのではないのでしょうか。

お寺の屋根も江戸時代になるとやたらに背が高くなってバカでかくなっています。
奈良や京都のお寺と比べると一目瞭然です。

おそらく、屋根のデザインは権力のシンボルだったのでしょう。(どこから出土した埴輪も同じデザインをしています)
埴輪はこれを強調して、やや大きめに作ったのでしょう。

尚、屋根の上半分の左右のデザインは今でも東南アジアでは見掛けることができます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

やはり、館は権力のシンボルなので、屋根を大きくしたのでしょうか。
私も同感です。
しかし、屋根の左右をそり上げた形に何らかの意味があるのかも知れませんね。
東南アジアの写真で見たことはあります。

お礼日時:2013/09/27 13:34

1。

    材料が軽い
    埴輪は粘土製なので重い物を想像しがちですが、原物は草葺き、藁葺き、檜皮葺き、などがつかわれ、嵩の割りに重さは軽い物であったと思われます。   

2。   雨漏りを防ぐ
     これには二つの知恵があり、(1)屋根を急勾配にして、雪や雨をはやく屋根から落とす、(2)一定の厚さを確保して草、藁、檜皮などを水分が通り抜けないようにする。

3。重し
    日本の気候に台風は付き物です。風の速度が速いと気圧が下がり、家の中の気圧の方が高くなると屋根が吹き飛んでしまいます。沖縄など台風よけに屋根に石を乗せているのはこのためです。したがってある程度の重さが必要です。

    こういった理由から屋根が大きく見えるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

屋根を大きくした理由は分かりました。
しかし、質問が拙文でしたが、屋根の上半分の形が不思議で質問しました。
まるで、雨を受けるような形状で、しかも下半分と同じ大きさか、それよりも大きいようです。
「煙出し」かなと思ったりしたのですが、それにしては大きすぎます。

お礼日時:2013/09/27 13:23

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