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初歩的な質問でお恥ずかしい限りですが、よろしくお願いいたします。


中1国語の教科書(光村)に、文法の修飾語に関する説明の例題として、以下のものがありました。

『色あせた写真は祖母の宝物だ。』

これを文の成分で示すと、

色あせた/写真は/祖母の/宝物だ。
⇒修飾語/主語/修飾語/述語

…というふうになり、「色あせた」は「写真は」を、「祖母の」は「宝物だ」を修飾する、ということまでは分かります。

では、「祖母の」は、連体修飾語と連用修飾語のどちらですか?
同じく、教科書の説明には、

『体言…主語となる文節の中で、中心となる単語。
 用言…それだけで述語となる単語。』
『連用修飾語…用言を含む文節を修飾。』
 連体修飾語…体言を含む文節を修飾。』

と書かれいます。
述語「宝物だ」は「名詞+だ(助動詞)」であって、単独で述語となることができる単語はないですよね。(この時点ですでにあまり自信がないのですが…)
ですから「祖母の」は「宝物」という名詞にかかる、連体修飾語だと思うのですが、上記の体言の説明では、体言は主語の文節の中にある単語であると限定されてしまっています。
いったい「祖母の」は連体修飾語と連用修飾語のどちらなのでしょうか…?

私が学生のころは、「体言は名詞」「用言は動詞・形容詞・形容動詞」という理解で、体言は主語限定というような教わり方はしなかったように思います。
私が覚えていないだけかもしれませんが…。

どなたか、解説をお願いいたします。

A 回答 (4件)

この場合はあくまでも体言についての、その「「主語となる文節」についてのみの記述です。


けっして「体言は主語の文節の中にある単語であると限定されてしまって」いるとまで言い切っている訳ではありません。
それ(主語文節の用法)以外でも、体言が文節を構成する働きには次のような例もあります。

1)格助詞「の」などを伴なって連体修飾語となり得る。
例…<祖母の>宝物、<私の>本。
2)格助詞「と/に/や」などを伴なって並列語となり得る。
例…<犬と>猫、<山や>川。
3)助動詞「だ」「です」「らしい」などを伴なって述語となり得る。
例…それは祖母の<宝物だ>、あれは花です。吾輩は<猫である>。

したがって1)の例の通り、「「祖母の」は「宝物」という名詞にかかる、連体修飾語だと思う」は、その通りです。
なお、「述語「宝物だ」は「名詞+だ(助動詞)」であって」については、3)の例に当ります。
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こんにちは。


質問文を拝見して、カギになるのは次の定義だと思います。

『体言…主語となる文節の中で、中心となる単語。
 用言…それだけで述語となる単語。』

これは、「文節相互の関係」の中の、「主語・述語の関係」の説明の一部だと思います。つまり、「文節の働き」には、主語・述語・修飾語・被修飾語・独立語・接続語の6種類がありますが、「主語となる文節の中で」とは、あくまでも6種類ある「文節の働き」のうちの「主語」の文節に限定された定義です。他の5種類の働きには関係がないということです。ですから、質問者の方の、「上記の体言の説明では、体言は主語の文節の中にある単語であると限定されてしまっています。」は間違った理解で、今でも「体言は主語限定」ということはありません。*下記の名詞の説明も参照してください。

さて、「文節の働き」の中で、主語と述語の定義(説明)をすると、次のようになります。
主語=文の主題を示したもので、「何が」にあたる文節。
述語=主語を説明する働きをするもので、「どうする」・「どんなだ」・「なんだ」にあたる文節。
ここで、述語の「なんだ」にあたる例文としては次のようなものがあります。
例=私は、中学生です。*「私(名詞)が(格助詞)」が「何が」にあたる文節で主語になり、「中学生(名詞)です(丁寧な断定の助動詞)」が「なんだ」にあたり、述語となります。
この例のように、述語は用言を中心として構成されるだけでなく、体言を中心に構成されることもあります。述語の、「どうする」・「どんなだ」の意味の文節については、ほぼ用言(動詞・形容詞・形容動詞)が中心となって構成されますが、述語の「なんだ」の意味の文節に関しては、ほぼ名詞(体言)が「中心となる単語」とも言えるのです。ただし、用言は単独で述語になれますが、名詞は単独で述語にはなれないことが違いです。

ところで、名詞ですが、文法的にどのように説明されているかというと、次のようになります。
「名詞」の基本的な定義=ものごとの名称を表す単語で、体言ともいう。
「名詞」の性質=自立語で、活用がなく、単独で主語になることができる。
「名詞」の働き=
1、主語になる。単独でも主語になるが、格助詞の「が」などをともなって主語になる。
2、述語になる。助動詞の「だ」・「です」などをともなって述語となる。
3、修飾語となる。格助詞「の」をともなって連体修飾語となる。単独であるいは格助詞の「に」・「を」などをともなって連用修飾語となる。
4、独立語となる。

さて、『色あせた写真は祖母の宝物だ。』についてですが、「宝物だ」については、品詞分解すると「宝物(名詞)だ(断定の助動詞終止形)」で、上記の『「名詞」の働き』の2番の、名詞が助動詞「だ」をともなって述語となるとの定義に合致するものです。「宝物だ」は述語ですが、「宝物」という体言(名詞)を含む文節でもありますので、「祖母の」は連体修飾語となります。
蛇足ではありますが、「祖母の」は、分解すると「祖母(名詞)の(格助詞)」で、上記の『「名詞」の働き』の3番の、『格助詞「の」をともなって連体修飾語となる。』との定義に合致するものです。
なお、格助詞の「の」は、次のような意味を持ちます。
1、その文節が連体修飾語であることを示す。
2、その文節が主語であることを示す。
3、並立を示す。
4、体言と同じ資格を示す。(準体助詞)

以上、長くなりましたが参考まで。
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「祖母の」は連体修飾語です。


「体言…主語となる文節の中で、中心となる単語。」という表現は間違いとは言えませんが、紛らわしいという点で好ましい表現とは言えません。
正確には、「体言…主語となる文節の中では、中心となる単語。」のようにすべきでしょうね。
もっと丁寧に言うと、「体言…主語となり得るもので、その文節の中で中心となる単語。」ですかね。

ただ、「スマートフォン・・・日本で最も人気のある通信機器」が、必ずしもスマートフォンが日本限定の商品であることを意味するわけではないように、間違いということにはなりません。
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体言は、主語限定ということはない。


「体言…主語となる文節の中で、中心となる単語。」これが間違っているんじゃないの?
「体言…主語となる。文節の中で、中心となる単語。」これならまあ合ってる。
体言は、「活用がない」点で用言と違う、「主語になりうる」点で副詞や接続詞と違う、という2つの特色が強調されることが多いので。

「宝物」は体言なので、「祖母の」は連体修飾語(句)であってます。
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