
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
呈色反応の一つに鉄(III)とフェノール類の組み合わせで
紫系統の色になるという反応があります。
この色(光の吸収)は一般にLMCTといわれており、
分子(錯体)内での酸化還元反応のようなものです。
酸素から鉄へ電子が移動する際のエネルギーに対応する
光が吸収されるのです。(すごく乱暴な説明でごめんなさい。)
このような種の吸収は酸素の環境によりその吸収波長(=色)
が変化します。今回の系で考えると、フェニル環上の置換基の種類に
よりその色が変化します。
式の中のnは大きな意味はありません。スルホサリチル酸イオンと
水とが足して6個、たとえば
[Fe(sulfosalicylato)2(H2O)4]
[Fe(sulfosalicylato)1(H2O)5].etc...
といった種が存在しているが、明確に配位子の数が特定できない
という意味です。
No.2
- 回答日時:
比色分析の関連でしょうか?
おそらくフェノール水酸基が酸解離を起こして、鉄に配位していると
思います。この配位子は立体的にかなりのかさ高さをもつため、
鉄(III)にとって理想的な六配位八面体構造の六つの配位座を
全て占めることは考えにくいので、そのうちのいくつかは
アクア配位子が占めて
[Fe(sulfosalicylato)n(H2O)6-n]という構造になると思います。
この回答への補足
定性分析なのですが、弱酸溶液で、スルホサリチル酸と鉄の3プラスイオンと反応させると、紫色の錯塩を、形成するそうなのですが・・・
構造式にnがあるということは、どういうことなのでしょうか?
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