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私は地方国立大学の医薬系M1です。
昔から研究職に就きたいと思っており、自分の実力のなさや無知さに苦労しつつ日々研究に没頭しています。

修士に入学してすぐ、教授には「将来はM卒で企業がいいのか、アカデミアでやっていきたいのかを考えておきなさい。君の素質や実力をこの一年で見るから」と言われました。しかし、「君がD2の時に僕は定年だから、ドクターは別のラボで取ることになると思う。信頼できるところがいくつかあるから、そこから選んでもらう事になる」とも言われています。

できればドクターを取りアカデミックで研究をしていきたいです。私は女性ですが、結婚願望も出産願望も無いので、研究ができればそれで幸せです。
しかし、自分の実力で厳しい世界を勝ち残れるのか、無職という可能性に怯えることも多々あります。
国家資格を2つ所持しているので、最悪食いっぱぐれることはありませんがそれでは意味がありません。国家資格自体、受験資格があったから取ったというだけです。

もちろんやれる努力はすべてします。しかし、なにか指標のようなものが欲しいのです。
学振を取れないと研究職には向いていないなど、自らの素質を考えられるような指標はあるでしょうか。考えが甘く無知なことは重々承知です。叱咤激励頂けると幸いです。

A 回答 (3件)

私は博士課程にいかないで修士で民間企業に行ったものです。


で、これが正しかった、とも、間違っていた、とも言いません。

研究者にはドクター幻想があって、ドクターをとるとすべての人から尊敬を受けるという錯覚を持ちます。
自分がそう考えるから、もし自分がそうなら人がそう考えるだろうと思ってしまうのです。
でも、私は直接見ていないけれども、教授なんてやっているひとたちのうちには、人間としていかがなものかという人が数人いるでしょう。
ああいう風に思われる場合もあるのです。

それと、ドクターをとったら、どこかで講師=准教授のラインがあるだろうという思い込みを持つ人も多い。
もちろんそういう道もある。でもアキはかなり希です。職がかならずある保証は全くありません。

地方の私立大だとか短大だとか、そこで勤めている人には失礼きわまりない、貶めた考えを持ったりし、貶めた場所ならなんとかなるだろうと思う人もいます。
これは、言うまでもなく形にあらわれますから嫌われます。

うっかりするとセンセーと呼ばれて傘を貼っている痩せ浪人になりかねません。

あと、アカデミズムにはそもそも偏見があって、内部ではなく外部から。
**大学ではだめだ、やっぱり東大でなければ、という類のものです。
この見方が、地方大学を貶める考えと同じ地平線にあることはいうまでもありません。

・・・ここまで、あなたの質問の温度と合わせた話をしています。

気になることがあります。

研究が価値という考え方です。この考え方だったら、民間企業にいけば挫折と考えるのではないでしょうか。

たとえばだれかが芸大大学院でピアノをしているとします。
もし、ピアノを弾くことが人生だ、ピアノを弾いていたい、と考えているとその人が言ったとしたら言いたいことはありませんか。
私だったら、「音楽をきわめたい、音楽で人生を知りたい」のではないか、と言いたい。その手段としてピアノを選んでるだけでは。

研究、などという言葉は概念であって実体ではありません。
いま何を研究しているのか、それは目標があるから何かがわかればひとつのマイルストーンのクリアです。
次に何をしたいのか、それもゴールがあるから、そのあとに何をしたいのか、その総体を「研究」と呼ぶわけです。
そう呼んでしまって、自分は研究が生きがいだというなら、大学の中しか生きる道はなくなります。

自分の価値ってなんですか。
自分の能力や考え方で、ヒトを幸せにしたり感謝されるということではないですか。
その手段に、ピアノがあったり研究対象があったりするのではないですか。

そう考えたら、どこにでも道は開けていますよ。

私が院のときに教授にいわれたのはこういうことです。
自分はもうすぐリタイアだから君の道、ポストをひらいてあげることがむつかしい。
紹介状を書いてあげるのも簡単だけど、違う幹に挿し木をされて大丈夫か。
しがみついてやることは可能だしそれは支援できるけど、将来の保証ができにくい。
そこをよく考えて決めるのがいいと思う。

で、今の人生が開けています。
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この回答へのお礼

自分の価値なんて、考えたこともありませんでした。
人の役に立つ、なんて高尚なことは考えず、ただ単に「知りたい」という気持ちだけで自分が走っている事に気がつきました。

確かに教授は癖のある方が多いですし、今の私は企業では自分のやりたい研究ができないと思っています。
もちろん、企業でもアカデミアでも素晴らしい研究をしている方はたくさんいると知っています。けれど、全てが希望通りになどなるはずがないとわかっていても、どうしてもアカデミアに理想を抱いています。

自分の力不足への中傷も、理不尽な差別も受けると思います。
まだ少しだけ時間があるので、近々教授にも時間を頂いて相談してみます。

自分の考えについて、何か大切な事を見落としているような気がしました。ありがとうございました。

お礼日時:2014/08/15 11:06

>自分の実力のなさや無知さに苦労しつつ・・



とのことですが、世の中の多くの研究者がそう思っているのではないですか? 今の段階から将来が約束された研究者(の卵)なんていませんよ。

仮にスピンアウトして就職したとしても、そこで成功するかどうかは誰にもわかりません。就職をすればしたで、研究能力以外にいろいろな力を求められるし余計なしがらみもたくさんあります。


やりがいか生活の安定か、あなたが何を以って「成功」と考えるか次第ではありますが、

>研究ができればそれで幸せです

この気持ちが一番強力な武器ではないかと思います。
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この回答へのお礼

そうですよね。将来なんてどうしたってわからないのだから、やるだけやるしかないですよね。

気持ちだけは誰にも負けませんが、それだけじゃ意味ないですもんね。
まだまだ無知な若輩者ですが、努力だけはだれよりもします。

お礼日時:2014/08/14 15:41

1つ言えるのは、本当に好きでやってきた人、興味を持ってやってきた人にはプロでもかなわない。


自信が無い状態で入って来た人がそれを超えることは相当に難しい。
努力だけでは事実上無理。
親が学費を出してくれるなら博士課程に行くのも止めませんが・・・です。
若さだけで乗り切るのは厳しそうです。
自分の得意分野で稼げるのが一番。稼ぎの金額の大小はあると思いますが。
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この回答へのお礼

研究が好きだ、という気持ちは負けませんが、自分の力に自信を持ててはいません。
確かに、もっと自信を持てと言われたこともあります。

実家暮らしなので衣食住・学費は心配ないです。
近々、教授にも時間をいただいて相談してみます。

お礼日時:2014/08/14 11:56

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