
ギリシャのファンクスは有名ですが、左手に盾を持ち、右手に槍を持って集団で相手にぶつかる・・というのは、知られています。でも?と思ったのですが、ファンラクスの槍は長槍です。片手で持つのは大変です。かと言って投げ槍でもありません。
普通に槍で突き刺す場合は、両手で持って体の反動と腰を使って突き刺します。片手では、絶対に強く相手に突き刺すことなどできません。(騎兵のランスなどは別ですよ。馬の突進力を使うのですから)
なんとなく、本当のファランクスや真実は、現代の我々が考えているような密集部隊ではないか、それほどの集団戦法とも思えないのですが、どうおもわれます?
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
槍が攻撃的に使えないから、「密集部隊ではないか、それほどの集団戦法とも思えない」というのは間違いです。
なぜなら、前面に対して強力な防御力と圧迫力があるわけです。
前進するだけで敵の陣形を破壊したり、後退させるのはとても重要です。敵が逃げ出し陣形を乱したら、騎兵で追撃して勝利となるわけですね。
もちろん、この槍の攻撃力のなさは致命傷となって現れ、ギリシャのファランクスはローマ重装歩兵に一方的に敗北し、時代遅れとされ使用されなくなっていくのです。
ちなみにローマの重装歩兵の装備は、体を隠せるほどの長方形の大盾に、ピルムといわれる2mほどの投げやりですね。
つまり、ファランクスの槍は効果的に攻撃できなかったので改良されたのが、ローマの重装歩兵という訳です。
これも時代とともに変わっていき、機動力が求められ騎兵に追従できるように軽装化していく過程で、大盾やピルムも姿を消していくわけですが・・・
No.6
- 回答日時:
#1です。
補足です。>>ただ、片手に盾で、片手に槍だったら、長い槍を持つこと自体が困難で、ましてそれを的に突き刺すのは、困難だと思うのですが
僕は素人ですから二つの前提に疑義を挟むだけで失礼します。
1。片手に長い槍を持つこと自体が困難。
ヨーロッパの博物館で甲冑などをみると、非常に大きな人が選ばれていたことを感じます。紀元前25世紀のスメリアの軍人の体格は知りませんが、現在と違い可能性はあると思います。
2。 ましてそれを的に突き刺すのは、困難。
これは、下記のように隊を成す、動くと言う意味で、心理的な威嚇が主な目的だったと思われ、殺傷能力はどうでも良かったのではないか、機動隊が楯を並べてデモ隊に当たると同じだと思います。
http://www.oxforddictionaries.com/us/definition/ …
No.5
- 回答日時:
wikiより
>金属製のすね当てを廃止してくるぶしまでのブーツに変え、盾は大盾から小型の盾を腕に装備するようにし、盾から紐を伸ばして首にかけるようにした。鎧が軽装になったことによる不利は、槍を3mほどの両手で扱う長槍にかえてリーチを延ばすことによって補完した。長槍を構えると、ちょうど盾が前を向くようになっている。
(1)槍が長くできたのは、盾を手で持つのではなくて、腕に装備して、紐で首にかけるようにした。
(2)槍は突き刺すより、叩きつけて打撲で相手を倒す武器。
No.4
- 回答日時:
初期のファランクスの槍は、片手で扱えるぐらいの長さだったはずで、ご質問者がイメージしておられるよりは、かなり短いのではないでしょうか。
http://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Hoplite …
片手では使えないほど槍が長くなるのはマケドニアのフィリッポス2世の時ですが、そのときには、盾は首からぶら下げる形の、小さなものに変更されています
http://myweb.unomaha.edu/~mreames/Alexander/Jone …
No.3
- 回答日時:
長い棒を持つときに、脇に挟めばかなりしっかりホールドすることはできますよ。
ましてや腕っぷしが強い人たちですからね。プロレスラー、とはいわないまでも、重い石膏ボードを何枚も運ぶ現場の職人さんや運動部の青年、漁師さんなんかが最前列にいて槍を構えたら結構な迫力だと思いますよ。
んで、効率ということを考えたらね、そりゃ集団戦法ってのは効率はすごく悪いです。戦っているのは前列の人たちだけなんですから。そしてファランクスの真骨頂は、要するに集団でわっせわっせと押すこと意味があるのです。
日本でも各地にあるけんか祭りってご存知ですか。男たちが褌一丁になってぶつかり合う祭りです。ファランクスの戦争ってあれと同じだと思うのです。わっせわっせと押して、勢いがついたほうの勝ちです。けんか祭りと違うのは、武器を使うか、命をかけてるかどうかだけです。
でね、面白いことにけんか祭りとファランクスはある共通項があるのです。けんか祭りもファランクスも、最前列は勇気がある壮年層が固めます。そして、まだ慣れていない若年層や気の小さい連中は真ん中に入れられるんです。そして一番後ろはもう体力のピークが過ぎたベテランが固めるんです。
なぜそうするかというと、若年層や気の小さい連中は怖いから物怖じしてしまいます。周囲を取り囲まれていると逃げられないし、そうならないように最後尾のベテランが「お前ら、前に行け」って後ろから押すのです。
私が小中学生くらいのときまでは運動会で騎馬戦とか棒倒しなんてのがあったんですけどね。各々の兵士の練度が低い場合は集団戦法がモノをいいますよ。やっぱり集団心理というか、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というのがありますからね。
この回答への補足
長い棒を片手で持ってみてください。すごく不安定です。バランスを取るには重心を持つ必要があります。となると、前だけではなく、後ろにも相当、長く出ます。
長い棒を、片手で持って、槍のように突き刺してみようとすると強くは刺せません。両手でやるようには。
槍の突きは、両手の押しと、腰のあおりが重要です。片手では、どうやってもうまくできません。
槍で叩く、殴るのも片手では無理です。効率良くはできません。
自分でやってみようとすると実感できます。
No.2
- 回答日時:
>>現代の我々が考えているような密集部隊ではないか、それほどの集団戦法とも思えないのですが、どうおもわれます?
はい、ギリシャのファランクスは、質問者さんの考えているような集団戦法であり、効果的だったそうです。
No.1
- 回答日時:
この回答への補足
よく知っています。
ただ、片手に盾で、片手に槍だったら、長い槍を持つこと自体が困難で、ましてそれを的に突き刺すのは、困難だと思うのですが
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