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印欧語では、中性名詞の主格と対格が同じ形であることが一般的らしいのですが、その理由は何ですか。

例:[名前]
ギリシャ語 onoma
ラテン語 nomen
サンスクリット語 naman

A 回答 (3件)

太古の昔に人間が言葉を使い始めた当初は、言葉の機能は「生き物の動作を表現すること」であり、したがって無生物のものが主語になることはあり得なかった(たとえば「(生き物が)木を倒した」と言うことはあっても「木が倒れた」と言うことはなかった)。

したがって、無生物のものを表す名詞(その多くは中性名詞)には対格はあっても主格はなかった。
しかし時代が進むにつれて、人間の脳も言葉も複雑化していき、無生物のものを主語とする言語表現(「木が倒れた」のような表現)が必要になってきた。そこで対格を主格に当てはめて使ったので、中性名詞は主格と対格が同形となった。

…というのが、言語学者の考える説らしいです。
「ロシア語史講和(水声社)」という参考書に説明がありました。
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この回答へのお礼

こんばんは。私の質問に回答していただくのは、「恋文の翻訳」につづいて2回目ですね。今回は、ちやんとベストアンサーにします。

私はロシア語はさつぱり判りません。「ロシア語史講和」をネットで検索してみると、評判のよささうな本でした。

貴重な情報をありがたうございます。

>>言葉の機能は「生き物の動作を表現すること」であり、
>>したがって無生物のものが主語になることはあり得なかった

これがそもそもの始まりなのですね。

男性名詞や女性名詞のなかにも、無生物のものはたくさんありますが、これは後の時代の区分なのでせうか。

今後とも御指導よろしくお願ひいたします。

お礼日時:2014/09/25 19:49

 まったく分かりません。




 その弁解としては ひとつに実体詞になぜ男女中の性があるか? これを解明するところに見えてくるかも知れないとふと――ふと です――思ったこと。

 もうひとつに そもそも男性なら男性 女性なら女性のそれぞれの名詞の中でも 別々の格活用がある。これが何故か? というふうに解明していく道があるのではないか。と思ったことです。


 ごめんなさい。
 そして こんにちはでした。
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この回答へのお礼

こんばんは。神道のページは、ぶらげろさん、ねこさん、たすてん先生と、それぞれに深い見識があつて、読みごたへがあります。もちろん他のかたがたも。それにしても作曲家の先生は、知識も智慧も底なしですね。

ご指摘のとほりかと存じます。印欧祖語といふのは、あくまでも類推の形に過ぎず、根本の成り立ちから考へてゆかなければ、真実は見えてこないのでせう。その意味でも、ぶらげろさんが独自に音韻論を展開なさつてゐるのは興味深く拝見してゐます。

ヘブライ語やアラビア語は、中性名詞がないので、もしかすると、印欧語も古くは男性と女性だけだつた可能性もあるかもしれません。

「樹と指の間」の質問がお判りでしたら、回答していただけるとさいはひです。私はお手上げです。

http://questionbox.jp.msn.com/qa8756820.html

http://questionbox.jp.msn.com/qa8756629.html
http://questionbox.jp.msn.com/qa8764482.html

御回答ありがたうございました。

お礼日時:2014/09/24 18:30

    いまも昔も、自動詞と他動詞が同じ形なのが多いのと関係があるのか知れませんね。

この回答への補足

英語カテゴリにも、おもしろい質問(?)がありました。削除される前に保存しておきました。

http://questionbox.jp.msn.com/qa8766181.html

さきほど書き忘れたのですが、「もぎり」と「もじり」は笑ひました。朝からありがたうございます。

補足日時:2014/09/24 07:08
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この回答へのお礼

おはやうございます。いつも多分野にわたる回答を楽しく拝見してをります。「もぎり」の質問はいいですね。簡易な御回答にも感心いたしました。

自動詞と他動詞の区別は、私のやうな阿呆には厄介です。

自動詞の主語と、他動詞の目的語が、同じ形になる言語もあるやうですから、ご指摘の件も関係してゐるのかもしれません。

御回答ありがたうございました。

お礼日時:2014/09/24 06:23

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