激凹みから立ち直る方法

現在高校生です。大学では経済学、特にマルクス経済学をやりたいと思っています。
まだ良く調べていないのですが、殆どの大学ではいわゆる新古典?的な学問が中心のようです。
勿論入学したら新古典もやるとは思いますが、まだ学問として(教養としてではなく)学べる所はあるのでしょうか?
あるとしたら、どこなのでしょうか?
ご教示頂けると嬉しいです。

A 回答 (4件)

私は福島大の経済学部に通ってるんですが、そこではマルクス経済学と近代経済学の教授が半々みたいです。

「経済学」や「財政学」なども、マルクス経済学としての講義と近代経済学としての講義に分かれて行っているので、自分でよい方を選べます。
京大もマルクス経済学に関して充実しているという話を聞きます。関東や私大のことはよくわからないので、あまり参考にならなくてすみません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
バランスが良いのは良いですね。
やはり理論系の学問は思想的な中庸が肝心だと思うので。

福島大学も考えてみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/22 22:25

 私は経営学系の人間ですが、マルクス経済学という枠組みのなかで行われてきた学問には今日でも存在価値があると思います。



 ただ、マルクス経済学の系統に属する研究者のあいだでもずいぶん多様性がでてきたこともあって、最近ではマルクスという個人名をかぶせるのをやめて、「社会経済学」という名前で語られることも多くなってきました。ですので、大学によっては「社会経済学」という科目名になっているかもしれません。

 また、経済学はマルクス経済学、近代経済学(新古典派を含む)のいずれであっても、包括的な理論と、それを基礎として具体的な対象をとりあげた各論とがあります。各論としては、No.1の方があげられているような分野があります。

 そこで、大学選びの前提となるのは、包括的な理論を学ぶことを重視するのか、各論のどれかを学ぶことを重視するのか、の選択です。
 そのうえで、各大学のパンフレットをもとに、できれば講義概要(シラバスともいう)をとりよせて、自分が関心のある講義が開講されているかどうか確認することが必要です。
 なぜそこまでする必要があるのかというと、各論についての科目はたいてい各大学とも一つしかおかれていないので、その科目をマルクス経済学系の教員が担当しているのか、近代経済学系の教員が担当しているのか、内容をみないとわからないからです。


 もう一つ大学選びで重要なのは、たとえば「開発経済学」でマルクス経済学の立場から講義する科目がその大学にあったとしても、担当の教員がその大学の先生かどうか、ということです。その大学の所属でない教員が非常勤として教えている場合は、その教員はその講義の時しか大学にきませんし、ゼミなども担当しないので、あまり期待に添うものにならないでしょう。

 以上の一般的な留意点をおさえたうえで、全体としてマルクス経済学系の教員スタッフが比較的充実している大学としては、関西なら、京大(経済)、大阪市立大(商)、関西大(経済)、立命館大(経済)があげられると思います。ほかに私が知っているところでは福島大、東北大です。首都圏はあまりわかりませんが、一橋大にもまだ一定のスタッフがいるでしょう。
 しかし、あまり有名でない大学でもがんばって研究・教育している教員もいますので、大学・学部全体でなく、頼れる教員がいればよいということであればまた異なった回答もあるでしょう。

 お役に立てば幸いです。
 
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この回答へのお礼

細かいアドバイス、ありがとうございます。
確かにそうですね。担任からも似たようなことを言われました。
オープンキャンパスや資料を取り寄せて研究してみたいと思います。シラバスは手に入る所と入らないところがありますが、頑張ってみます。(最近はwebで公開されるところも多いようなので)
京大は噂に聞いていましたが一橋は意外でした。どうしてもイノベーション研究センターのイメージがあるので(汗

回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/22 22:22

思想史としてマルクス主義などを勉強しました。


古典派~新古典派、ネオリベラルまでも含めてですが。

マルクス主義は主に、資本主義批判なので、#1さんのおっしゃる経済思想史、開発経済学などで今も役立っているように思われます。どこの大学でもあると思いますが、東京の私立(自分が私立なので国立が良くわかりません)では法政、立教あたりが有名なようでした。
まずは、マルクスの共産党宣言などを読んでみてはいかがでしょうか?薄い本ですし。
マルクス主義は、一見古臭く思われるかもしれませんが、世界経済~ジェンダーまで分析するようなひとつの視線として今も役割を十分に果たしています。

キーワードとしては、従属理論、アンドレ・グンダー・フランク、ウォーラステイン、レギュラシオンなどでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうなんですね。現在でもマルクス経済が役立っているのなら、尚更自分は大学での学習の中心にマル経をおいてみようという思いが強まりました。
立教は有名だということは聞いたことがあります。
法政は初耳でした。

キーワードの半分くらいしか分からない…と言うことで残りは調べてみますね。

お礼日時:2004/06/20 21:50

いまどきマルクス経済学(マル経)を勉強したいという高校生、ちょっと珍しいと思います。

日本の経済学は普通、マルクス経済学と近代経済学(近経)の2つに学派が分かれます。戦後しばらく2つの 学派は拮抗していましたが、旧ソ連・東欧の共産圏の国々が体制転換してからは、マル経の影響力はだいぶ弱くなりました。しかし、今日でも有力なマルクス経済学者はいますし、経済学のなかでも社会思想史、経済学史、国際経済学、開発経済学、進化経済学などの分野では、マルクス経済学は依然として今後が期待されます。マル経はたいていの経済学部で開講されています。むしろ開講されていない大学のほうが少ないくらいです。はっきり近経のみと自他共に認めるのは大阪大学経済学部ぐらいでしょうか。マル経とはどんな学問分野なのか、まずは入門書レベルの本を図書館で借りてきて読んでみてください。推薦本として、これは特にマル経について論じた内容ではないのですが、伊藤光晴著『君たちの生きる社会』を薦めたいです。この本を読めば経済学者が世の中をどう捉えるかが、わかると思います。なお、参考URLは暇つぶし程度に見てください。まず櫂より始めましょう。

参考URL:http://cruel.org/econthought/index.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
東京の私立に通っている兄がいるのですが、「未だにマル経なんて古い学問やってるところ少ないよ」って言われたので、そんなものかなぁと思って質問した次第です。
岩波から出ている「資本論」なら読んだことがあります。
難しくてわからない所もありましたが…

この本はまだ見たことがないので、機会があったら見てみたいと思います

お礼日時:2004/06/20 10:34

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