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英単語を記憶術を使って覚える方法を色々教えてください。

A 回答 (1件)

この回答は、今回の質問に用意されたものではありませんが、以前、元質問が消えてしまったので、埋もれていた回答を改編しなおしたものです。

私にもこだわりがありますから、必ずしも、批判に値しないものもあります。しかし、記憶術と名のついたものは、どこかに後ろめたさがつきまといます。

(1)
最初に、東大式とか言われるものは、箸にも棒にも掛からないです。
本当に東大生がしていたかは知らないけれども、要するに、語呂合わせです。
確かに、名作はありますが、とても何千という数に応用できるものではありません。

名作の中には、
「みぞれ降る(miserable)・ああ無情」
「アグリ(ugly)さんは、ブサイクだ」(ちなみに、アグリさんといえば、今年亡くなられた吉行あぐりさん。吉行淳之介/和子さんのご母堂。)
「ケンネル-犬寝る(kennel)は、犬小屋」(中国語の大家・藤堂先生は本気で信じておられて、大変に驚きました。)
数は少ないけれども、忘れられないものはあります。これらをこなせられる人は、別の才能の持ち主だと思います。ただ、英語そのものには結びつきそうにもありません。

(2)
「Brown教授の14 master words」で、14,000語を覚えられるということを、誰が書いたのか分かりませんが、Brown教授なる人の論文はあるけれども、それで、単語が覚えられると書いていません。

この項目で、テレビなどで紹介した、"unprecedentedly" は、受験には不要の単語だけれども、取って付けたようなものです。un+pre+cede . 先例のない

"precept" などを、pre と cept に分けて、
pre- 前に cept 取る (前もって取る、警告する)
⇒処世訓、教え

どういう理屈で「処世訓」になるのか、ただのこじつけにすぎないと思います。このぐらい、スルッと覚えたらどうかと思います。総じて、「語源」だと言われるラテン語やギリシャ語を覚えたとして、どれほど英単語が覚えられるというのでしょうか。思い出す材料にはなっても、逆に、こうしたものは記憶の妨げなりかねません。

http://makoto-watanabe.main.jp/duo.html
こんな基礎単語を、分けないで、そのまま覚えられないのかなって思います。

特に、受験生には、「演繹的学習法は、必ず失敗する」という教訓を肝に銘じておいたほうがよいでしょう。

(3)
記憶術ということでは、キワモノNo1 にはなりますが、渡辺式記憶術。創始者の渡辺剛彰氏は、東大英文科主席で、大学4年の時に、わずか10ヶ月程度の勉強で弁護士の試験に通った伝説の人で、その結果も優秀な成績を納めたということです。今から、40年以上前から彼の記憶術の塾は有名で、氏自身もテレビにもよく出演したりしていました。本人は他界しましたが、未だに彼の記憶術は、健在です。彼の発案したものをベースにした偽物が次々と出てくるとも聞いたことがあります。英語に関しては、語呂合わせ式で、取るに足らないものです。あまり公開されていない話ですが、彼の記憶そのものを良くする訓練というところに、本当のノウハウがあるのかもしれません。

(4)
英語界には、不思議な記憶術があります。ある英語の先生ですが、「円記憶術」というものを編み出しました。円にくまなく、文字を散りばめて、そこを縦横上下と移動させて、その軌跡によって覚えるというものです。この記憶術が出来るようになったというブログを読んだことがありますが、最初に「円に散りばめた文字位置」を覚えきれないと思うのです。この英語の先生は、それで分厚い辞書を丸々覚えてしまったというのだから、あながち嘘でもないけれども、もともと、語学や記憶力が抜群だったに違いありません。一般の英語の本も出していたのですが、今に至っては、どれも絶版です。それだけの記憶力なら、もう少し名を残すのかと思いました。これとは少し違いますが、三角形のピラミッドを思い浮かべる医師の栗田昌裕氏の記憶術も、私などにはさっぱり分かりません。(位置の記憶を利用したものだということは分かります)

(5)
現在でも、有名なつがわ式記憶術というものがあります。
ttps://www.youtube.com/watch?v=O_64GoRg8HY
(hを抜いています)

超記憶法とかも呼ばれていますが、有効な人は有効なんでしょうけれど、どれほどのものかは私には分かりません。悪くはないものの、それが記憶法とか言われても、心ときめかないですね。アイデアとしては悪いとは思えませんが、あまり長い期間記憶しているというようにはないようです。

(6)
その他の、キワモノの中に、ゴルゴ式とか写真的記憶術などは、真に受ける人は少ないとは思います。しかし、私は、確かにそういう人がいることは認めます。まるでサヴァン症候群のように、ページのすべて、つまりページ数まで覚えてしまうけれども、精神は正常であるというのです。それは、持って生まれた特殊能力としか言いようがありません。習得して身につくものとは思えません。

他にも、空海が中国に行く前に身に着けていった、記憶術というものがあります。空海は、中国語とインドの言葉を習得していったそうです。その時の記憶法は「虚空蔵求聞持法」というそうです。1000年以上前だから、嘘か本当か分からないというのかもしれません。ただ、現代のインドにその功法が残っているというのだから、それを信じて行えば、本当になるのかもしれません。また、空海の発想というのは、あながち古いとは言えないのは、語学を学ぶために、記憶術を修得するということです。

何だ、この程度かとお思いでしょうけれども、実際、術と名のつくものは、この程度しかありません。

(7) 別格にしました。本当は、記憶術として入れてよいのか分かりませんが、記憶術の中の連想を元にしたもので、日本では、あまり普及しませんが、絶対的定評があるのが、「ネットワーク英単語記憶法(仮称)」です。NHKでも、三ヶ月講座では、「英単語ネットワーク めざせ10,000語!」として公開されたものです。これは、ご存知の方もいるとは思いますが、データマイニングの一つ、テキストマイニングにより、単語と単語の関連性をネットワークとして提示されたものを覚えるものです。今まで、関連性のリストを作ると、どうしても収束ぎみになるのですが、これは、発展性を持って広がりますから、爆発的な単語の増殖が可能だといわれ、米国の単語暗記アプリでも採用されています。日本の英語界では、まだ、コンピュータの技術を応用し、具体化させる所まで至らないのが現状だろうと思います。残念ながら、現行の国内で販売されている書籍は、ほとんど、それには至りません。似たものに、語源ネットワークというものがあります。

私が説明できる範囲は、以上です。特に、上記の中では、現実に写真的記憶というものを見せられたら、少なくとも私などは、もう太刀打ちできない、と思うしかありません。どんな努力も、その人には勝てません。恐ろしいことに、音楽は不得意なのに、楽曲まで覚えているのだから、呆れてしまいます。そういう人が、語学が出来ないはずはありません。しかし、この写真的記憶術でも、当時の渡辺式記憶術でも言っていたことですが、数学は記憶術では思うようにならない、というそうです。

英単語を覚える方法ということで、ネットでいろんな方法がでていますが、肝心なことが書かれていません。みんな、これが一番と書いていますが、自分はどういう方法が向いているとか、男性的な記憶型なのか女性的な記憶型なのか、聴覚型なのか視覚型などとか、そういう分類があって、自分にあった記憶法が生まれるのです。また、エビングハウスの忘却曲線という古典的な学習理論を、無批判のまま受け入れることはよくないことです。

また、時々、根性論で、数をこなせば覚えられる、という人がいますが、それはナンセンスだと思います。ただ、覚えた上に、さらに数をこなしていくと、いわゆる「量質転化の法則」という現象のように、絶対に忘れられないようにはなるものの、その時に気持ちや気分が大きな影響力を持っていることは大事な要素のひとつです。

池谷裕二さんという方が書いている『記憶力を強くする』講談社ブルーバックス・新書 は、内容的には、専門的ですが、私たちの記憶をコントロールする部分と、感情を司る部分と極めて近い部分にあり、それによって記憶が左右してくるというそうなのです。存外、こんな所から、突破口は得られそうな気がするのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
助かりました。
こんなにたくさんあるんですね。とても驚きました。
ほんとうにありがとうございます。

お礼日時:2015/08/11 16:10

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