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第2次世界大戦の映画とかドラマを見ると、戦闘機が魚雷を発射し海を走って敵艦に当たりますよね?
ああいう戦闘機につけるタイプの魚雷って現代でも作られているんですか?

A 回答 (4件)

戦闘機に取り付けるタイプの魚雷ってのは存在しません。

魚雷を搭載する航空機は「攻撃機」というカテゴリになります。例外としてドイツでFw190戦闘機に魚雷を装備したタイプがほんのちょっとだけありましたが、これも戦闘機を母体にした「攻撃機」という扱いになります。

 航空機から発射する魚雷は「航空魚雷」というカテゴリにはいり、艦船から発射されるものとは大きさや威力や射程(航続距離)が大きく異なります。

 現代で使われている魚雷は、たいてい以下の区分になります。
1.長魚雷
 主に潜水艦から発射される大型のもの。対水上艦用。
2.短魚雷
 水上艦、潜水艦、航空機から発射される軽量小型のもの。対潜水艦用。

 そういう意味では、現代では航空機から発射される純粋な対艦用魚雷というものは存在せず、対潜用短魚雷が存在するだけということになります。ただしこれも「発射」というよりはドラッグシュートをつけてぽちゃんと落とす「投下」という形ですので、戦闘機が魚雷を発射し海を走って敵艦に当たるってイメージとはかけ離れたものになります。

 なぜこんなことになったかと言うと、航空魚雷の射程はせいぜい3000メートル程度でしかないので、搭載する母機はターゲットにそれだけ近づかなければなりません。ところが、ご存じのように艦艇の対空兵器の進歩はすさまじいもので、射程も数十㎞単位、命中率も格段に上がってきました。
 また、同様に技術の発達で、より遠くからより高速で攻撃できる対艦ミサイルのという兵器が登場します。
 そういう過程で。航空機による魚雷攻撃というものがまあ成功率は低い、それより対艦ミサイルのほうが格段に有効と判断されたためです。
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まず戦闘機の魚雷と艦艇から発射する物は基本的には違います。


日本帝国海軍を例にしますと
 日本の場合魚雷を搭載するのは『艦上攻撃機』ですね

 天山、彗星や流星などが有名ですが、これは重さの制限があり最大でも800㎏です
 対し戦時初頭に使われた九三式魚雷でも重さは3トンになります。
 全然違うんですね

 で肝心の戦闘機につけるタイプの魚雷は今でも製造してますし現役ですよ
有名なのは『Mk46』米国製で、NATOを初め日本にも配備してます。
 ※最新型はMk50 1992年からの配備です。
  日本の自衛隊の最新は97式魚雷 1997年からの配備です。

 といっても用途は艦船攻撃用ではなく対潜水艦用です
 対潜魚雷ともいいます。航空機やヘリからも発射が可能です。
 海中にはミサイルが届きませんからね 当然 魚雷になります。

尚、現在対艦用魚雷は先進国では ほぼありません。
 これは『わざわざ魚雷を撃つよりもミサイルを撃った方早い』なんて事はないんですよ。

魚雷は海中を進むので速度が遅いので、迎撃されやすいなど 各種色々な理由です。
魚雷を投下できるランチャーなどというアホな理由ではないんです。
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air-to-ship missile 略してASMのことですね。



アメリカ軍だと、「トマホーク」「ハープ-ン」。
自衛隊だと「80式空対艦誘導弾(ASM-1)」「91式空対艦誘導弾(ASM-1C)」「93式空対艦誘導弾(ASM-2)」ですね。

いずれも普通に空を飛ぶ誘導弾です。

いわゆる魚雷は、自衛隊では艦船か潜水艦のものとなります。
Mk39水中魚雷発射管
6連装魚雷発射管:HU-601、HU-602、HU-603
連装魚雷発射管:HU-201
など
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魚雷は艦艇から発射する物と艦上攻撃機が抱えているものは同じだったと思います。


問題は攻撃機側の装備で、魚雷を投下できるランチャーが無くてはなりません。
現在ではミサイルが発達したので、わざわざ魚雷を撃つよりもミサイルを撃った方早いので、魚雷搭載機はありません。
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