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ここ数年~十年ほどの間に、テレビを始め色んな場所で尊敬語(二重敬語)がやたらと使われるようになった気がします。※特に統計はありません。
相手関係なしになんでもかんでも丁寧な敬語を使えばいいという風潮が見てとれます。

自分が偉大な賞を取るような高尚な人間であるならまだわかりますが、少し年齢が違ったり他人だからといって過剰な敬語を使われるのはどうも気分が良くありません。丁寧語でいいのになぁと思います。考えすぎかもしれません。

これは用法というより印象の話でしかないんですが、みなさんはどのように敬語を使い分けていますか?

A 回答 (6件)

気分がよくないのはご同様ですが、人間が言語を使う以上、避けて通れない道でもあります。


言葉は、使い込めば使い込むほど、その意味が薄れていくのです。
よく挙げられる例が、トイレです。
お手洗い、手水場、WC、お花畑、何でもいいですが、毎日使っているうちにそのものを指さないという役目が薄れ、臭気芬々たる語に変り、また新しい単語を探してこなければならなくなります。

英語でも、I have written a letter. は「書かれた手紙を持っている」という意味でしたが、have の「持っている」という意味が薄れ、意味の薄い、助動詞となってしました。同様に、be going to に「行く」という意味はもうありません。

「おみ足」や「おみくじ」の「おみ」も漢字で書けば「御御」です。
使っているうちに敬意が感じられなくなったのですね。
同じく、「君」や「あなた」も元は尊敬語でしたが、今では目上に使うことはなくなりました。

単なる敬語や丁寧語ではもの足らなくなるのは、人の性によるものです。
慣れとは恐ろしいもの、人とはかくの如きか、面白きものよ、と笑っているのが精神衛生上よろしいかと。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

言葉というものは、ありきたりな単語を使ってみれば“流行り”なんですね。
新しいものを求め古いものを捨て去る、その欲求の繰り返しで言葉は成り立っているんですね。
とてもよく納得できました。

笑い飛ばすまでの寛大な心を持てる自信はありませんが、しばらくは気を楽に観察してみようと思います。

お礼日時:2015/12/13 15:17

#1です。



>でも本音をいうと、少し迷惑に思うときもあります(笑)
外国語には日本ほど複雑な敬語が存在しない言語がほとんどだと思いますが、
そういう国の方が気楽じゃないのかな、と思うときもあります。

お気持ちはよく分かります。
ただ、私は(過剰にならない限りですが)敬語は非常に有用だと考えています。
敬語が全く無い場合を考えてみてください。
たとえば、服を買いにいって店員さんに、
「この服が似合うと思うので、これを勧めます」
と言われるよりは、
「こちらの服がお似合いと思いますので、こちらをお勧めいたします」
と言われるほうが(若干、)気分が良いでしょう。
わずか一文で、以下のような敬語が使用されています。
・こちら⇒「これ」の丁寧語(あるいは美化語)
・お似合い⇒「似合い(似合う)」の尊敬語
・思います⇒「思う」の丁寧語(です・ます も敬語の一種)
・お勧めする⇒「勧める」の謙譲語1
・いたします(いたす)⇒「します(する)」の謙譲語2
店員さん側からしても、「何とか良い気分にさせて服を買ってもらいたい」と思うなら、正しい敬語を使うという方法があることになるわけです。

文化審議会答申<敬語の指針>を一度ごらんになってみることをお勧めいたします。
官僚の作ったものにしては非常にわかりやすく書かれていると思います。
一通り読んで理解なされば、敬語についての基本線は押さえることができます。
特に謙譲語1と謙譲語2の違いにご留意ください。面白いですよ。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/so …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

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>たとえば、服を買いにいって店員さんに、
>「この服が似合うと思うので、これを勧めます」
>と言われるよりは、
>「こちらの服がお似合いと思いますので、こちらをお勧めいたします」
>と言われるほうが(若干、)気分が良いでしょう。

確かに、既に複雑な敬語を使っている日本人にはちょっとした言い回しでそう感じるかもしれません。
しかし、もし敬語の概念がない世界なら、そもそも概念がないので言葉の言い回し一つで気分が良くなることはないと思います。
もちろん不愉快に感じることもないと思います。

だから、いちいち言葉を考えずにやり取りが行えるのはそれはそれで魅力的だなぁと思ったんですよね。
基本はいわゆる“タメぐち”で、とっても偉い人には敬語って具合だとシンプルでわかりやすいと思います。
英語はそれに近そうです。
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>・こちら⇒「これ」の丁寧語(あるいは美化語)
>・お似合い⇒「似合い(似合う)」の尊敬語
>・思います⇒「思う」の丁寧語(です・ます も敬語の一種)
>・お勧めする⇒「勧める」の謙譲語1
>・いたします(いたす)⇒「します(する)」の謙譲語2

そ、そんなに敬語が使われていたんですか!!(驚愕)
母国語が日本語の人でも使いこなせない人がいる理由がわかったような気がします。
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URLを拝見しました。
まだ全て読めていませんが、大変興味深い内容です。
ありがとうございます。

他人に敬語を指摘するにはまず自分がきちんと使えないといけませんね。
公式の指針も読めていないのにこのような質問をしたことに恥ずかしさを感じております・・・。
改めてのご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2015/12/13 18:34

当方もとくに統計があるわけではありませんが、同感です。


 簡単に言うと、まともな敬語が使えない人が増えた結果、「とにかく丁寧に話さなければ……」ということになったような……。
 さらに言うと、ネットの普及で訳のわからない文章を目にする機会が増えたことも大きいような。
 これを端的に言うと「バカが意見を言うようになった」ということのようです。
 詳しくは後述。

 さて、ご質問中にある〈尊敬語(二重敬語)〉は少し違いませんか。
 当方が見聞するのは尊敬語と謙譲語入り乱れて、「二重敬語」と言うより、「過剰敬語」とでも呼ぶべきものです。
〈尊敬語(二重敬語)〉限定だと「おっしゃられる」とか「お話しになられる」あたりになるかと。
 ただし、「お伺いいたします」などは三重敬語とも言えそうですが、文化庁が許容しています。
 このあたりは個人差も大きく「お嬢様はお手紙をお書きになっていらっしゃる」なども決して間違いではないそうです。個人的には使いません(笑)。
 詳しくは下記をご参照ください。
【よくある誤用35──敬語編5 二重敬語〈2〉 ご挨拶に伺わせていただきます ご挨拶にお伺いさせていただきます】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133591
 以下は一部の抜粋(重言)。


下記の続きです。
【よくある誤用34──敬語編4 二重敬語】
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n133372

 二重敬語についてネット上でいろいろな説がとびかっています。
 よく読むと、恐ろしいことがわかります。ちゃんと書かれているな、と思うものは「敬語の指針」の丸写しってことがしばしばあります。
 詳しくは下記をご参照ください。
【チャレンジ日記──二重敬語】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2422. …
 二重敬語と過剰敬語を混同している説もよく目にします。
 たとえば下記。

1)ご挨拶に伺わせていただきます。
2)ご挨拶にお伺いさせていただきます。

 相当クドい敬語で個人的には使いませんが、どちらも「間違い」ではありません。
 1)は二重敬語にもなっていません。「訪問する+もらう」をそれぞれ謙譲語の「伺わせて+いただく」にした「敬語連結」の形です。「ご挨拶」がついても、末尾が丁寧語の「〜ます」になっても、二重敬語ではありません。
 2)の「お伺いする」は「伺う」を「お〜する」の形にしているので二重敬語です。しかし、この形は文化庁が許容しています。三重敬語とも言えそうな「お伺いいたす」「お伺い申し上げる」さえも許容しています。↑の「敬語編4」をご参照ください。
 過剰敬語に関して、名著として知られる『敬語再入門』http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327. …は下記のように書いています。著者は「敬語の指針」を作成した(主要)メンバーのひとりです。

================引用開始
このように、各語がそれぞれ敬語になり、それをつなげただけのものは、二重敬語と呼ぶべきものではありません。実際、「お読みになっていらっしゃる」は正しい敬語です。「お嬢様はお手紙をお書きになっていらっしゃる」も、四つの別の敬語をつなげただけで、四重敬語などとは言いません。この文も、多少くどくはありますが、問題のない敬語で、言葉の丁寧な人なら、この程度の敬語は使います。(P.148)
================引用終了

 「言葉の丁寧な人なら、この程度の敬語」は使うそうなので、「過剰敬語」などと言ってはいけないのかもしれません。


 参考までに「バカが意見を言うようになった」について。
【『同期の桜―お言葉ですが…8』──バカが意見を言うようになった】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-925.h …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いかに自分が敬語に対する知識が浅いかを痛感させられました。

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>簡単に言うと、まともな敬語が使えない人が増えた結果、「とにかく丁寧に話さなければ……」ということになったような……。.....

URLを拝見しました。
私も、“バカ”の一員だと思います(笑)

普段、気になった出来事を検索すると“まとめサイト”なるものに多く引っかかることがあるのですが、
そのようなサイトは出典も文章もひどいなぁと私の知識でも強く感じます。
細かいことを言えば、文章の魅せ方も。

インターネットに堅苦しい文章ばかり並んでいたら発信側も真剣に日本語を学んでから発信するのではないかと予想しますが、
“バカ”の発信者の誕生をきっかけに「この程度の日本語でも発信していいんだ」となり、とてつもない速さで日本語が乱れて(移り変わって)きたのかもしれませんね。
その結果、特に日本語を学習することをせず、なんとなく敬語が使えるという段階で社会に出てしまったのかもしれません。
もちろん想像です。
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>さて、ご質問中にある〈尊敬語(二重敬語)〉は少し違いませんか。.....

ご指摘ありがとうございます。
質問の要の部分なのに、明らかに私の表記だとおかしいですね。
大変失礼致しました。
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全てURLを拝見しました。
私は「お伺い致します」をよく使っているので、ホッとしています。
慣用語の部類なのですね。

そして、改めて敬語は複雑だなぁと思いました(笑)
ここで偉そうな質問文を書いた私もどこかで堂々と誤用をしている気がします。
本当に相手を敬う気持ちがあるならば、正しい用法を学ぶべきだと思いました。
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余談ですが、以下は私が影響を受けた敬語に関する書籍です。
『バカ丁寧化する日本語』光文社
『かなり気がかりな日本語』集英社

お礼日時:2015/12/13 18:02

同感です。


>テレビを始め色んな場所で尊敬語(二重敬語)がやたらと使われるようになった
尊敬語だけでないですね。
ある歌手が「歌はさせていただきます」などと言っているのを聞いて、
違和感を覚えました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>尊敬語だけでないですね。
>ある歌手が「歌はさせていただきます」などと言っているのを聞いて、
>違和感を覚えました。

強く同意です。
あげくの果てには、「歌わさすて・・」のようにきちんと言えていないなんてことも(笑)

他には、
「□□さんによる○○をお送り致します」※□□=グループ名 ○○=曲名
なんて言い回しにも強い違和感を覚えます。
「丁寧に言いたいなら、□□のお二人による~だよ!」
と一人で突っ込んでおります(笑)

他に、“社長”“部長”のような、言葉に敬称が含まれているのに“さん”付けをすることにも違和感があります。
“△△株式会社さん”も違和感があります。←正直これに関しては合理的な説明は出来ません。
まあステレオタイプってやつですね・・・(笑)


結局言葉というのは一つのツールでしかなく、極論伝われば良いわけなので大いに遷移して頂いて結構なんですが、
それがあまり良い方向に進んでいないなぁというのを感じております。
遷移というよりは現時点では日本語の乱れという表現の方が近いと思います。

そして一番怖いのは、若い人ではなく良い年をした大人が平気で誤用をしていることですね。
あんたらが間違えたら誰が正すんだよ!と心の奥底で拡声器を使いながら叫んでいます。

お礼日時:2015/12/13 13:57

尊敬語破損敬語です。

二重敬語は敬語の誤った使用法です。

敬語の使い分けは「使うことによって利害に影響があるかどうか」です。小ずるいのはわかっていますが。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

尊敬語破損敬語のことを二重敬語というのですね。勉強になりました。
私は敬語には人並みには気を遣っている方だと思うのですが、正直わからなくなるときもあります。
もう少しシンプルな仕組みにして頂けたらありがたかったのですが・・・(わがまま)。
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>敬語の使い分けは「使うことによって利害に影響があるかどうか」です。小ずるいのはわかっていますが。

それが真理であり、敬語が存在する理由だと思います。
お偉い方々は色んな人にたいそうな敬語を使われてきていると思うので、
そういった方々には最上級の敬語を使っておくのが無難ですよね(笑)

昨今の敬語状況を見ていると(といっても20代です)、
あちこちで あたかも天皇陛下に使うかのようなそれはそれは丁寧な敬語が飛び交っているので、
今後は丁寧な敬語を使わないと無礼という時代になってくるのかもしれませんね。

お礼日時:2015/12/13 13:28

>相手関係なしになんでもかんでも丁寧な敬語を使えばいいという風潮が見てとれます。



たしかに、そうした場面はときおり見かけますね。
一方、そういう面があるかと思うと、平気でタメ口を聞く人もいますし、世の中バランスが取れていると言いますか、ちょうど良いことの難しさと言いますか、そんなことは感じます。
なにごとも適度がよろしい、ということでしょう。
慇懃無礼という言葉もありますし。

>自分が偉大な賞を取るような高尚な人間であるならまだわかりますが、少し年齢が違ったり他人だからといって過剰な敬語を使われるのはどうも気分が良くありません。

同感です。たとえば、「様」よりは「さん」派です。
ただですね、私の場合、回答でよくポカをやるのですが、こういう場合は、つい、普段は使わないような敬語を知らないうちに使ってたりすることがあります。
こういうときは、敬語というものを作ってくれた先達に感謝の念が湧いてくるような気がしますね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
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>平気でタメ口を聞く人もいますし、世の中バランスが取れていると言いますか、ちょうど良いことの難しさと言いますか、そんなことは感じます。
>なにごとも適度がよろしい、ということでしょう。

私もそう思います。
日本語というのはちょっとした使い方で印象がガラリと変わってしまうので、相手によって適切に使い分けるのは難しいですよね。
今は過剰な敬語を使うことが普通になっているので、少しくだけた丁寧語のような敬語が失礼にあたる時代がやってくるのかなぁとこっそり思っております(笑)
敬語が遷移している真っ最中なのかもしれません。
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>同感です。たとえば、「様」よりは「さん」派です。
>ただですね、私の場合、回答でよくポカをやるのですが、こういう場合は、つい、普段は使わないような敬語を知らないうちに使ってたりすることがあります。

わかります。
これは勝手なイメージなんですが、スーツをピシッと着た方や高級店の店員などでないと「様」と呼ばれることに違和感があります。
私は20代の若者なのに、「あなたはまだ“様”を使える人じゃないよ」と思ってしまうことがあったりします(笑)
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>こういうときは、敬語というものを作ってくれた先達に感謝の念が湧いてくるような気がしますね。

敬語を作った先人たちは本当に素晴らしいですよね。
でも本音をいうと、少し迷惑に思うときもあります(笑)
外国語には日本ほど複雑な敬語が存在しない言語がほとんどだと思いますが、
そういう国の方が気楽じゃないのかな、と思うときもあります。
今は留学経験も語学力もないので、いつか敬語がない世界を体験してみたいです。

お礼日時:2015/12/13 13:13

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