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お世話になります。
急用ではありません。識者や経験者からご意見をいただくと助かります。
企業等で使用する性格分析について質問です。

私の所属している職場で問題行動を起こしている人が複数人います。
年齢は30代後半から40代後半です。
みな共通して、社会経験が長く、それまでの職場で上司や同僚と反りが合わずに就職離職を繰り返しているのですが、自分の非や、悪い意味ではない離職の要因があることは認めません。

ここで、どういうわけか彼らは「エゴグラム」等に出会い、診断ウェブサイトを利用して自分や上司と同僚に適用し、自己分析も行い、上司への付き合い方も習得し、明るい未来が訪れると元気にはしゃいでいます。
診断ウェブサイトでは自分のパターンを分析し、上司や同僚のパターンや人間性の大枠をサイト関係なく机上(印象)で推測し、サイト上で自分と上司などとの組み合わせの良し悪しを判断していました。

その後、私から見ますと、浅い自己分析による自己肯定とともに、上司や同僚をパターン化して、モノや動物のように見下し対応していまして、そういう気持ちの良い環境に耽溺しているようです。
エゴグラムなどの適用先でもある私たちから見て、職場環境は良くなっていません。

質問です。
30年も40年も生きてきて、職場に父親役と母親役の人間が存在しないとなかなかに人づきあいも仕事の運びも下手な人間が、ごく簡単な性格分析を適用しただけで、快適な職場生活を送れるようになるものなのでしょうか。
もちろん、効果がある環境もあると思いますが、一般的にとか、職場環境やキャリアのカウンセリングに詳しい人から見てどうなのだろうと。。。

私も30代ですが、大いに疑問です。

A 回答 (1件)

> ごく簡単な性格分析を適用しただけで、快適な職場生活を送れるようになるものなのでしょうか。



結論から言えば、考えられませんね。

なぜなら、それで「快適な職場生活を送れるようになる」としますと、全ての社会人が、快適な職場生活を送れることになりますが・・・実際にはそんなコトは有り得ませんので。

心理学や行動学に基づく分析を行えば、ある程度の「傾向」くらいは簡単に得られますが、そこまでが限界で、100%の傾向などは、絶対に得られません。

たとえば火事の時は、一般論では風上に逃げた方が助かるのですが、そう言う事態でさえ、100%ではありません。
それには生物学的な根拠もあって、もし全員が風上に逃げたとして、もし風向きが急に正反対になれば、全滅しちゃいますから。
従い、人間に限らず動物は、傾向としては風上に逃げますが、たとえ少数でも、必ず「例外」が含まれる設計になっているのです。

植物や単細胞生物でさえ、そう言う例外を持つことで、絶滅の危険から脱してきたと言え、植物で言いますと、普通は日当たりの良い場所を目指し成長や進化を遂げますが、同じ種でも、劣等な個体はそう言う生存競争には負けてしまいますので、その場所に居続けたり、逆に条件の悪い方向を目指すことで生き残り、別の成長や進化を遂げ、最終的にはそちらが生き残ったりもします。

万物の霊長である人間は、地球上の生物の中で最も複雑ですから、身体が不自由で逃げたくても逃げられない人などだけじゃなく、頭が悪くて風下に逃げる人とか、天邪鬼とか変人など性格的な問題とか、やたら個体差が豊富で、それゆえ最も進化したとも言えます。

心理分析などを利用する人間が、そもそも心理分析には限界があり、多分に不確定要素を含むと言う前提で利用するならまだしも、「上司や同僚をパターン化」など、画一的なものとして利用したら、役に立たないどころか、マイナス効果をもたらしても不思議じゃないですね。

実際に質問者さんも、不快に感じている様だし・・。
それが、「ごく簡単な性格分析を適用しただけでは、快適な職場生活を送れるようにならない」と言う、何よりの証拠でしょう。

尚、職場においては、心理学や行動学の一つである「リーダー学」も重要で、リーダーがある心理分析などを重んじて傾倒すれば、傾向は強まったりはしますよ。
リーダーが「エゴグラム」を利用して人事などを行えば、その影響は強まるワケです。

ただ・・・それは宗教とか風水,占いなどでも同じ様なことが言え、「彼らの血液型と星座は、相性が悪い」みたいな根拠で人事異動を行うのと、さほど大差はありませんね。

人間も環境も一定では無い中で、何らか傾向を見出して利用する範囲は必要ですが、傾向に過ぎないものを根拠として、不確定要素を画一的に判断するのは、甚だ愚かしいことで、特に新たな価値創造を要求されるビジネスの世界においては、最も愚かしいことと言えるかも知れません。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。

件の人々は、簡単な心理分析を金科玉条として使用していて、非常に不快ですね。
例えば分析からしますと上司は未熟な子供であるので、分析に従い「大人」として振る舞っているのですが、これまでで問題であった、上司・同僚との仕事のいざこざ、仕事への取り掛かりの遅さ、他者への依存度等、件の人々の問題点に改善は見られません。
逆に彼らの対応分析時間中と対応準備中・対応中の時間が長くなり、対応時にせせら笑うようになってしましました。
他者を見下している所作でしょう。
対する、心理分析対象である上司や同僚は、「のれんに腕押し」のような、気持ちの悪さを感じています。

おっしゃる通り、現状では占いの域を出ないようですが、心理分析という売り文句があるため、安易に利用して耽溺しているのだと思います。

ご意見ありがとうございます。

お礼日時:2016/02/01 14:13

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