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火星は小さいが為に引力が弱く火星内の気体が宇宙に出ていってしまうと聞いたことがあるのですが、詳しいことを知りたいので知っている方一報下さい。

A 回答 (3件)

ご質問にあるように、火星のような比較的質量の小さい天体は、


大気を保持することが困難です。

月や小惑星のように、さらに小さい天体の場合は、大気を
まったくと言っていいほど保持できません。

その理由は、天体の質量が小さいと、その天体からの脱出速度も
小さくなるからです。

脱出速度とは、その速度で天体から離れた物体が、天体の重力に
引き戻されることなく離れつづけることができる最小限の
速度のことです。

大気を構成する気体の分子のひとつひとつはランダムに運動しており
その速度もバラバラです。たまたまその速度が脱出速度に達すると
その分子は宇宙に飛び出していって二度と戻ってきません。

天体が小さい=脱出速度が小さい=脱出速度を超える分子が出やすい。

というわけで、ある程度以上小さい天体では、最初に大気圏があっても
ジリ貧で空気が減っていき、やがては無くなってしまうわけです。

なお、地球の場合でも水素のような軽い気体は、分子の運動速度が
早いため、比較的簡単に脱出速度に達してしまい、大気圏内に
蓄積されることがありません。

より詳細を知りたければ、「脱出速度」「第2宇宙速度」などの
キーワードで検索してみるといいと思います。
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火星のデータ



質量(地球=1) 0.107
密度(水=1) 3.9
表面重力(地球=1) 0.38
平均軌道速度 秒速24km
公転周期 686.98地球日
自転周期 24.63時間
公転軌道面傾き 1.9度
自転軸の傾き 25.2度
表面温度 -120~25℃
大気の成分 二酸化炭素(95.2%)、窒素(2.5%)、アルゴン(1.6%)および酸素(痕跡成分として)
地表の気圧 地球の0.7%

上記のデータからお分かりになるかも知れませんが、火星にも大気は存在します。

しかし、火星の重力は地球の38%しかないため、空気などよりも比重の重い二酸化炭素・窒素などがわずかに留まっている程度です。

それと余談ですが、火星は太陽からの距離が地球よりも遠く(平均距離:約2億2794万km)にあるため、太陽光の当たらない時の地表面の気温は-120℃という極低温になります。

したがって、少なくとも地球上の生物が住むには、あまりに過酷な環境(金星に比べればマシですが・・・)とも言えますね。
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参考URLはとりあえず見つけた火星のデータです。



火星は地球の約半分の半径なので構成している物質が地球と同じだった場合、(1/2)^3=1/8の重さのはずですが実際は1/10ほどの重さですね。これは火星が地球より軽い物質で出来ていることを意味します。

万有引力の法則では物質が引きつけあう力は物質同士の重さの積に比例し、物質同士の距離の2乗に反比例します。
なので関係あるのは惑星の大小ではなく、重さになります。

重さが1/10ってことは地球の1/10の力でしか大気を地表にとどめておくことが出来ません。これが火星の大気が薄い理由だと思います。

参考URL:http://homepage.mac.com/ooshita/page/mrs_top.htm
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