簿記での支払/受取利息の借方/貸方について

簿記の勉強をし始めてまだ日が浅いのですが、前払費用/前受収益のところで、

1)借入金に対する向こう1年分の利息\1,000を現金で支払った．．．に対し、まず

(借方)支払利息 1,000 (貸方)現金 1,000 となっており、また

2)貸付金に対する向こう1年分の利息\1,000を現金で受け取った．．．に対し、まず

(借方)現金 1,000 (貸方)受取利息 1,000 となっていました。

1)で、費用である支払利息が(現金で支払った分)減るのに何故借方に、また、
2)で、収益である受取利息が(現金を受け取った分)減るのに何故貸方に書かれるのかがよく理解出来ません。

これまでは、「費用が減る際には貸方に、収益が減る際には借方に」と覚えてしっくりいっていたのですが、上記で「?」となってしまいました。

No.2 回答者： 北のトラさん 回答日時： 2016/05/15 15:41

お礼　コメント　への　再回答

支払利息は、既に発生しているものではなく、一ヶ月毎・六ヶ月毎・一年ごとに新たに発生する費用です。
例えば、家賃は毎月払いますよね、携帯代も毎月払いますから、費用だということは比較的分かりやすいですね。

質問者さんが、仮に銀行から10万円借りているとします。毎月返済するとして、月々１０１００円払えば、
借入金は１０１００円減りますか、利息を含みますから、借入金が１００００円、支払利息が１００円となるはずです。
この場合借入金も支払ったので、(借方)借入金 1,0000　(貸方)現金 10,000　となります。じゃあ、１００円は、
(借方)支払利息 100　(貸方)現金 100　と、なりませんか。　

現金を払うと言うことは、資産が・収益が減るということですよね。

借入金を返済したら、負債・費用は減りますが、借入金の返済ではないですよね、
借入金があるために発生する利息を現金で支払いましたので、手数料的費用と考えて下さい。

問題では、借入金（費用・負債）を返済したわけではなく、経費・費用として利息分だけ支払ったということです。

同様に、受取利息は預金が増えたわけではなく、預金に対する銀行からの年間利息の一部が入金されたということで、
販売・営業等とは関係ないが、会社に入る雑収入的なものです。
ですから銀行側からすると、(借方)支払利息 1,000 (貸方)現金 1,000　とい仕訳がなされているはずです。

支払利息は、費用。受取利息は収益増。と単純に考えた方が宜しいかと思います。

参考までに。

この回答へのお礼

重ねてご丁寧にありがとうございました。
確かに、現金で返済することにより、”\10,000分の借入金(負債)が減少＝借方に仕訳られる” のはすんなり腹落ちします。従い、もし支払利息も同じく負債だったら同様に理解出来るのですが、支払利息は費用なので、「費用が減ったら貸方に(※)」と単純に覚えていた自分は、混乱してしまい、本質問～今に至っています。
うーん．．．単純にこう(※)覚えてたらダメなんだろうなあ．．．

お礼日時：2016/05/15 16:52

No.1 回答者： 北のトラさん 回答日時： 2016/05/15 14:19

現金を中心に考えてみて下さい。

　＞1)で、費用である支払利息が(現金で支払った分)減るのに

　　→　支払利息は、費用ですから、費用を払うということは、支払利息が増えるということです。
　　　　
　　　　現金で支払う＝費用が増える→借方
　　　　
　　　　(借方)支払利息 1,000 (貸方)現金 1,000

　＞2)で、収益である受取利息が(現金を受け取った分)減るのに何故貸方に

　　→　受取利息は、収益ですから、収益が増えるということになります。
　　　
　　　　現金を受け取る＝収益が増える→貸方

　　　　(借方)現金 1,000 (貸方)受取利息 1,000

　　現金取引の場合、現金を中心に考えた方が、分かりやすいですよ。

　　現金（か普通預金）が増えたら、現金（か普通預金）を借方に記帳、
　　
　　現金（か普通預金）が減ったら、現金（か普通預金）を貸方に記帳。　

　　現金を引き出した場合の仕訳に注意して下さい。　　　(借方)現金 1,000　 (貸方)普通預金 1,000　　

　
　
　　いずれにしても、たくさん例題を解いて、貸借関係、仕訳を確実に覚えましょう。

　参考までに。

この回答へのお礼

早々かつご丁寧にありがとうございました。
ただ、現金と普通預金(資産)の例は理解出来ますが、いただいたご回答の → 以下の概念が、すみませんがどうしても上手く理解出来ないんです(現金で利息を返す訳だから、支払利息・費用は減る＝貸方になるはずだと)。
この覚え方が雑で、いただいたご回答で「そうだ」と覚え込むしかないのかな．．．。

お礼日時：2016/05/15 15:02