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空海、人の飲んことを恐れて、

わすれては汲みやしつ(イニもやす)らん旅人の高野の奥の玉川の水

これは旅人が毒水と知らずにうっかり水を汲んでしまわないだろうかを心配しているのでしょうか。
それとも旅人がその水を飲まない事を恐れて自分は汲まないといっているのですか。
ご存知ないでしょうか?

A 回答 (1件)

 どなたも回答なさらないようなので……。



 風雅集和歌集の巻第十六・雑歌中に、この歌が採られているようです。(参考URLを参照ください。)

 詞書(ことばがき)は「高野の奥の院へ参る道に玉川と云ふ河の水上に毒虫の多かりければ此の流を飲むまじき由を示し置きて後よみ侍りける」、作者は「弘法大師」として、

忘れても汲みやしつらむ旅人の高野のおくの玉川のみづ

として載っているとのこと。(今、手元に国歌大観がないので確認していません。)

 詞書きからすると、「玉川の上流には毒虫が多く、(その毒が水に含まれているので)『この水を飲んではいけない』ということを(立て札などに)示しておいた後で詠んだ歌ということですから、旅人が人々が飲まないようにという配慮でしょう。
 A_i_Sさんが引用されている「空海、人の飲(ま)んことを恐れて、」も、「空海が、人が飲むことを恐れて」と解されますから、間違いないと思います。

参考URL:http://homepage.mac.com/ryomasuda/Nora/books/goe …
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