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部屋の四隅に二セットのスピーカー(一つはインピーダンス8Ωのセット,もう一つはインピーダンス4Ω又は6Ωのセット)を置いて,一つのプリメインアンプを使って同時にこの4つのスピーカーを鳴らしたいと思います。アンプの取り扱い説明書には,「スピーカーA端子とB端子の両方に接続する場合は,インピーダンスが8から16Ωのスピーカーを仕様してください。」とあります。
このことについて,インターネットで調べたり,複数のアンプのメーカーに直接,質問したりしたりしたところ,次のように様々な意見やアドバイスがあることを知りました。いったい,どれが正しいのかが分かりません。このことについて,特に詳しい方からのアドバイスをお願いします。


【大丈夫という意見】

ボリュームに気をつけておけばそう簡単にはアンプもスピーカーも壊れない。普段使っているボリュームは最大ボリュームの半分程度しか使ってないので問題はなさそうです。
大電流=大音量を流さないかぎりはアンプは壊れません。

アンプの最大電流を超えた使い方をしない限り、すなわち,極端な大音量でスピーカーを鳴らさない限り,低いインピーダンスのスピーカーを使用してもアンプの動作には悪影響はありません。

アンプに表示されている推奨インピーダンスは、そのアンプの最大定格を満足させるために規定された数値です。実際には、アンプの最大定格は出力電力(W)ではなく、出力に流せる最大電流(A)で決定されます。この最大電流を超える電流が出力に流れようとすると、アンプは回路を過電流から守るために保護回路を働かせ、出力を制限したり音声回路または電源を一時的に遮断します。逆に言えば、そのアンプの最大電流を超えた使い方をしない限り、低いインピーダンスのスピーカーを使用してもアンプの動作には悪影響はありません。

アンプのメーカーが推奨する2ペアーのスピーカーの同時接続については,両方のスピーカーとも8Ωとなっている場合が多い。しかし、これは音量を定格出力(例えば100W以上の大音量)で再生した場合で,定格出力より低い出力に音量を下げて鳴らす場合には,実用上は、8Ωと4Ωの計4台のスピーカーを同時再生しても問題にはならない。もし定格出力を超えるような大音量を再生してしまった場合は、いいアンプなら過電流を検知する保護回路が働き、電源がオフとなる仕組みになっているので心配しなくてもいい。

常識的な音量なら,製品にもよりますが,ワット数にしてフルパワーのせいぜい1%~10%(瞬間ならもう少し)そんな低い領域で電流が倍になったところで,なんら問題はありません。

普段は0.1Wとかの電力しか使ってないはずなので、スピーカーの抵抗値が半分になっても問題ないんです。そもそもその抵抗値の値って結構いいかげんなものですし。

あまりお勧めはしませんが、小さな音(といっても家庭用では充分)なら問題なく使えます。

名のあるメーカーの製品なら大丈夫です。そんな直ぐ壊れるような,マージンの無い設計をしていませんよ。

仮に,そこそこの出力になっているとしても,アンプの出力回路に使っている部品(トランジスタ)は音楽信号によるの過電流(交流,パルス状電流)では壊れにくいのです。


【よくないという意見】

低いインピーダンス(Ω)のスピーカーを使うと、アンプに流れる電流が増えます。この状態が長時間続くと、出力デバイス(トランジスタ、FET、真空管)の過負荷となり、破壊されるおそれがあります。また電源が焼ける可能性もあります。カタログ値より低いインピーダンスのスピーカーは、使わないよう注意する必要があります。

スピーカーの負荷につきましては合成インピーダンスは4Ω以上である必要があります。ご指摘のように小音量時には電流は小さいので負担は小さいのですが音楽信号は大変ダイナミックレンジが広い為、瞬間に大きな音が入る事が想定され危険です。これらにより負荷に付きましては指定通りでお使い頂けます様お願い致します。

常にボリュームを小さくして使うなら、普通は問題ありませんが,フルパワーにするとアンプのトランジスタが壊れる事があります。ボリュームを大きくした時に、保護がちゃんと動作してくれれば良いのですが、電源が飛んだり、パワートランジスタ(FET)が飛んだりすると厄介です。

残念ながら電気的な観点から使えません。アンプの最終段のトランジスタかICを飛ばすことになります。

アンプが推奨しているインピーダンスより小さい時は、アンプを破壊する恐れがありますので、原則的には絶対使用しないほうが良いでしょう。電流が定格以上に流れる恐れがあります。

並列接続ですと同じ様な音量と感じていてもアンプ出力は2倍程度以上出ている事に成り、ちょっと音量を高めたらアンプ能力を超えてしまう、という危険性が出て来ます。国産の有名機種であれば「過電流」を検出して「保護回路」が出力を遮断、これにより事故を防ぐのですが、運がワルイと保護回路が動作したけど一瞬遅く、アンプ回路が焼け飛んだ、なんて事もあり得ます。


参考【現時点での私なりの考え】

 ボリュームをあまり上げないで,常識的な音量で鳴らす場合には,大丈夫である。

A 回答 (5件)

設計の技術者側から見れば、【よくないという意見】になります。


【よくないという意見】の内容を理解して運用するのであれば、
medetai様の【現時点での私なりの考え】で宜しいですが、永続的な
運用は避けるべきでしょう。

【大丈夫という意見】は一見、宜しいかにみえますが、上辺だけの
薄っぺらな無責任な意見ですね、何せ問題発生でアンプなどが壊れても
責任を取らなくてよいのですから。
技術者なら決して、この様な事は言いません。
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この回答へのお礼

技術者である貴方の回答が,いわゆる責任ある回答のようですね。かなり高価なアキュフェーズ(Accuphase) プリメインアンプ E-260を使っているので,用心することにします。さっそくの回答,ありがとうございました。恐縮ですが,重ねて教えてください。このアキュフェーズのプリメインアンプに,8Ωのスピーカーを2セットつなげて,計4本のスピーカーを同時に鳴らすことは何の問題もありませんか?それとも,この場合にも,あまり音量は上げないように注意した方がいいのでしょうか?

お礼日時:2016/12/27 13:16

ネット情報のほとんどは個人発信なので当てにしすぎるのは良くないです。


個人の思い込み、勘違い、間違った情報までも「真実」であるかのごとく伝播されています。
偶々真実も紛れてはいますが常にマユツバで読むべきでしょう。
ショップ発信の情報はまだ信頼度は高いのですが
多くは販促目的なのでその分は差し引いて考えた方が良いです。
メーカー発信の情報は慎重に慎重を極める場合があります。
自社防衛のため、ユーザーの不利益排除のためにやむを得ない面があります。
そのため巷では大丈夫と言われている使用方法も厳禁と言い切ることがしばしばです。

ネットで情報を仕入れるのは自由ですが
その内容の信頼度が分からない、理解しきれないのであれば手を出さないでください。
特にあなたのような方はメーカー、取り扱い説明書の指示通りの使い方をしてください。
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この回答へのお礼

ネット情報のとらえ方や問題点をズバリ指摘され,なるほど・・・・と思いました。回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2016/12/28 00:22

大丈夫である、ってのが正しいのです。


技術者ぶってウソ回答を書きこむのが不思議です。

でも、系統の違う2セットのスピーカーを同時に鳴らすメリットは皆無です。ここは非常に強調したいところです。

ちなみにインピーダンスなんてテキトーな数値で、周波数によって大きく変わってきます。なので外国では2のn乗である2・4・8で表す程度です。4オームでも周波数によっては2だったり8だったりくらい違ってるはずです。そんなものなんです。
だから6オームなんてアホな表記は日本製だけなのです。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございました。インピーダンスの数値が てきとう=いいかげん? なものとは知りませんでした。「系統の違う2セットのスピーカーを同時に鳴らすメリットは皆無です。」は,これまでにも何人かの方に指摘されました。メーカーの技術者にも言われました。

お礼日時:2016/12/28 00:19

こんにちは。

スピーカー並列接続の式は、1÷((1÷R)+(1÷R)+(1÷R)・・・・)= R?です。
後ろのスピーカーインピーダンスが、

片チャンネル8Ω+6Ωの時、1÷((1÷8)+(1÷6))=3.4Ω
片チャンネル8Ω+4Ωの時、1÷((1÷8)+(1÷4))=2.7Ω

いずれにしても、「スピーカーA端子とB端子の両方に接続する場合は,インピーダンスが8から16Ωのスピーカーを使用してください。」と仕様に書かれている値を大きく下回ります。

私の見解では、繋がない方が良いです。アンプが正常でしたら、ある程度の音量で保護回路が働き、スピーカーOFFになります。
しかし、小音量で、保護回路が働かないとしても、長く使うと、アンプに負担が、かかり発熱し寿命が短くなる恐れが大いにあります。

やはり、アンプの仕様、8Ω以内のスピーカーを繋ぐと危険です。
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この回答へのお礼

回答いただいた「小音量で、保護回路が働かないとしても、長く使うと、アンプに負担が、かかり発熱し寿命が短くなる恐れが大いにあります。」といことは,初めて聞きました。とても参考になります。ありがとうございました。

お礼日時:2016/12/28 00:16

スピーカーのインピーダンスは、一定ではなく周波数によって、大きく違います。

なので、普通は、最低の数値を「公称インピーダンス]と称しています。
そんな訳で、固定抵抗とは全く違い、8Ω8Ωだからといって、4Ωにはなりません。その上、アンプの方式もあり、やってみなければ、分からないのがホントの所ですが、そこそこの音量で、が無難なのでは。
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この回答へのお礼

「スピーカーのインピーダンスは、一定ではなく,周波数によって大きく違うので,固定抵抗とは全く違い、8Ω8Ωだからといって、4Ωにはなりません。」ということは知りませんでした。このことから,音量しだいで危ないということがよくわかりました。わかりやすい説明・回答をいただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2016/12/27 13:20

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