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「し」をローマ字で書くと「shi」「si」の二つあると思いますが、
一般的に「shi」を使っているところが多いように思います
なんで「し」にはhが入るのでしょうか?

さ sa
し si
す su
せ se
そ so

siの方が自然ではないですか?

A 回答 (12件中1~10件)

shi はヘボン式ローマ字。



ヘボン式という名前はこのローマ字を考案したジェームス・カーティス・ヘボン(James Curtis Hepburn)に由来する。
彼は幕末に来日した医師であり宣教師でもあった。
横浜の近代医学の基礎を築いたとも言われ、『JIN-仁-』にも登場する。
ヘボン式ローマ字は、彼が編纂した初の和英辞典である『和英語林集成』で使われたことからこう呼ばれる。

アメリカ人なので、si は「スィ」、shi は「シ」と読んでしまう。
同様に、ti は「ティ」、chi は「チ」、di は「ディ」、zi は「ズィ」、ji は「ジ」となる。
「フ」も、唇での摩擦なので、hu ではなく fu とした。


si は日本式ローマ字、および訓令式ローマ字で使われる。
日本語のシステムとしてはこちらの方がきれいに整う。

同様に、訓令式の
ta ti tu te to
za zi zu ze zo
ha hi hu he ho
のほうが体系立っている。

しかし、外務省がパスポートにヘボン式を採用してしまった。
外務省とは言いながら、アメリカしか見ていないからだろう。
文部省(今の文部科学省)も、外務省には歯が立たないとは情けない。
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この回答へのお礼

訓令式で良かったですよね
ありがとうございました!

お礼日時:2017/01/30 16:11

小学生はsi中学生以降はshiを使います。

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この回答へのお礼

そうなんですか
ありがとうございました

お礼日時:2017/01/30 16:01

英語がネイティブだから妄想してもよい、ということにはなりません。

ヘボン式はたしかに「英語の発音に準拠している」のです。

ただし、そもそも「外国語で正しい発音表記などできない」ということと「発音は同じ言語でも時代によって変わる」ということを認識しないといけません。

例えばヘボン式のヘボンですら、本来の名前はHepburn最近はヘップバーンとかヘプバーンと表記される発音であり、どのように書いても日本語で正しく表現することはできないのです。

また、ヘボン氏がローマ字変換した日本語がどこの言葉だったのかも考えなければなりません。江戸時代は標準的な日本語はなく、参勤交代でやってきた武士たち同士ですら、狂言の言い回しをつかって会話を成立させていましたし、町人は浄瑠璃言葉を使っていましたので、そもそもどの言葉どのような発音をヘボン氏が採用して変換したのか、すでによく分からないのです。

一応、ヘボン氏は横浜で日本語を採取したことになっています。この場所に住む庶民なら当時は相州弁(相模国の訛り)だったでしょう。ちなみに当時の江戸言葉は「ひ」と「し」が入れ替わる(人をシトと発音する)という特徴がありましたが、このような訛りは西関東つまり東京湾沿岸に広がっていて、横浜の人もそういう訛りがあった可能性があります。(実際に今でも本牧や元町あたりの人のしゃべり方は非常に江戸弁に近いです)

もし「ヒ」と「シ」を入れかえてしまう発音をヘボンが採用していたなら「し(発音としてはヒに近い)」がshiでもなんら不思議はありません。
すでに150年も前の状況を現在の音韻で考えるほうがおかしいのです。

また、いくら英語に準拠した発音にしているから、と言っても英語とまったく同じになるわけではありません。また英語のほうも150年の間に変化していますし、そもそも英語自体アメリカにもいくつかの訛りがあるし、イギリス英語とアメリカ英語ではかなり発音が違うものもあります。

ヘボン氏はスコットランド出身の曾祖父を移民1世にもち、ペンシルバニア州で生まれました。ペンシルバニアは独立時の東部13州ですから、ヘボン氏の生きていた時代は今にくらべてもイギリス式の発音に近かったのではないか、と推測できます。

ですから、しに摩擦音が含まれているから比較的近い「H」を入れてshiにした、という点までは分かってもそれ以上なぜそうしたかを今から知ることはできないでしょう。その時代にそれを採用した理由はあったはずですが、いまとなってはもうわからないのです。

また蛇足ですが、実はアルファベット以外の表記の国には必ずローマ字があります。自国語の発音を英語に転写することを「ローマ字化(ラテン文字化):romanization」と呼びます。

韓国語や中国語にも独自のルールはあるのですが、実は共通しているルールがいくつかあって、たとえば無声音のNはgをつける(例:香港hongkongやサムソンsamsung)、無声音のsはXで表記する(例:習近平Xí Jìnpíngシュウジンピン)というものがあります。これはイギリスやオランダなどが貿易を兼ねてアジアに渡航する時代に出来上がった転写法なのだと思います。
ちなみにベトナムはフランスの植民地だったため、フランス語を基本にしたクオック・グーChữ Quốc Ngữ という文字体系を使っています。

ということで、siでもshiでも本質的には英語ネイティブが日本語話者と同等に発音することはできないので、どちらでも同じです。ただしヘボンは英語ネイティブだったので、siはほとんど発音できない、英語話者は発音が思いつかない、という弱点を知っていたのでしょう。それがshiなら「し」――とか「すぃーー」と発音が何とかできる、と考えて「h」を間には挟んだ、という程度の違いしかないのです。

私もアメリカに住んで居たことがありますが、ローマ字を見せても誰一人としてちゃんとした発音ができた人はいませんよ。
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>siの方が自然ではないですか?



英語などで「si」は「スィ」と読まれる可能性があるということです。

参考までに、第1表・第2表の重複部分を黄色で示します。
なお、内閣告示の第1表・第2表にはカナ表記はありません。
(内閣告示は国民向けの告示、内閣訓令は各官庁向けの指示)
「ローマ字のshiとsiの区別」の回答画像10
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この回答へのお礼

そうなんですか
ありがとうございました!

お礼日時:2017/01/30 16:15

既に他の回答にもあるように、shiはヘボン式、siは訓令式(日本式)です。



ローマ字というのは、元々、日本語をアルファベット(=ローマ字)で表記する方法で、最初は外国人がかれらの言語の発音を使って日本語を表記するために考え出した方法です。一番古いローマ字は、ポルトガル人による、ポルトガル語の発音に基づいたものです(16世紀後半)。
ヘボン式は英語の発音に基づいたローマ字で、幕末に来日したヘボンというアメリカ人が考案して、その後、一般社会で広まったものです。英語が公用語または第一外国語である国では、英語の発音ベースで考えるこちらのほうが実用的です。

訓令式(日本式)は、日本の五十音図の概念に基づいて日本人が明治時代に考えたもので、各行の子音と母音アイウエオ(aiueo)を組み合わせたものです。例えば、
 サ行の子音=s →sa si su se so
 ザ行の子音=z →za zi zu ze zo
 シャ行=サ行の拗音(yを入れる) →sya syu syo
 ジャ行=ザ行の拗音(yを入れる) →zya zyu zyo
のように、五十音図と対応しています。
日本伝統の「五十音図」という概念を当たり前に使っている日本人からすると、訓令式のほうが合理的で自然に思えるかと思います。
また、英語という外国語の発音に依存しませんので、例えば100年後200年後に英語または日本語の発音が変化したとしても、影響は受けません。「サ行のイ列音はsiと表記する」というルールであって、発音とは連動していない表記法だからです。

日本の小学校では、訓令式(第一表)をメインに習います。だから訓令式のsiのほうが正しくて、世間で見かけるshiは変だ、と考える人も少なくありません。
ただしヘボン式の綴りも、訓令式の第二表に含まれており、まったくの間違いというわけではありません。訓令式を定める以前から、ヘボン式のほうが実社会で普及していたので、それを完全に全面禁止にするのは現実的ではなかった、という事情があるようです。
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この回答へのお礼

そうなんですか
表記の違いは方式の揺れでもあったんですね
ありがとうございました

お礼日時:2017/01/30 16:16

「shi」はヘボン式、「si」は昔からある日本式です。

戦前の訓令式(昭和12年内閣訓令第3号)も「si」です。
ヘボン式は明治時代に米国人宣教師のヘボン(James Curtis Hepburn)が英語の音韻表記をベースに考案したものです。

戦後の公式ルールでは内閣告示の第1表による表記が基本ですが、第2表でヘボン式や戦後使われなくなった日本式の表記も認めています。
実際には、パスポート、駅名標、各種案内標識など、ヘボン式のほうが多く使われています。
長音・促音・撥音などの表記法は、それぞれ少しづつ差異があります


ローマ字のつづり方 (昭和29年9月21日 内閣告示第1号、内閣訓令第1号)
前書き
1. 一般に国語を書き表わす場合は、第1表に掲げたつづり方によるものとする。
2. 国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合に限り、第2表に掲げたつづり方によつてもさしつかえない。
3. (略)
「ローマ字のshiとsiの区別」の回答画像8
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この回答へのお礼

とても詳しくありがとうございました!

お礼日時:2017/01/30 16:14

妻が英語ネイティヴです。

 回答は皆さんが書かれている通りですが、一言付け加えます。

日本語をローマ字で書いても、日本語を習っていない英語ネイティヴには読めません。

妻と一緒になってやった悪ふざけに下記の文があります。

To be to be ten made to be.

どういう意味か教えてくれないか、こういう質問でした。

でもこれは「飛べ飛べ、天まで飛べ」をローマ字で書いて、なおかつ、英語に見えるように分かち書きしたものです。 単語も偶然、すべて英語にある単語。

他に英語ネイティヴに難しいのは、伸ばす音「長音」と詰まる音「促音」があります。

「整形外科」は、発音が英語話者にはかなり難しく、妻は「石鹸玄関」と読んでしまいます。
いくら矯正して、練習をさせても整形外科が言えない。 私の地域には「しもつちだ」という地名があるのですが、これもいくら練習しても発音できません。

だから、ヘボン式ローマ字が、英語の発音や綴りに似せて考えたいうのは、私はうそだと思います。 訓令式であろうがヘボン式であろうが、英語とはかけ離れていて、どちらも五十歩百歩です。 これは韓国語にもいえ、韓国語のローマ字は、彼らが独自に理屈づけして考えているため、韓国人以外は誰も発音できません。 韓国の有名な会社にサムスンがありますが、ローマ字では、samsungと書きます。 でも韓国語での発音は「サムソン」に近い発音になります。 でも英米ではsamsungと発音します。


英語になった日本語に「空手」や「カラオケ」があり、それぞれ「karate」「karaoke」という綴りですが、多分、英語発音をきちんと習わない日本人には、空手やカラオケの話題をしているのさえわからないと思います。

空手は「クラァテェ」に近いし、カラオケは「カリィォキィ」に近く聞こえます。
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この回答へのお礼

そうなんですか
日本人も最初から英語で話せたらいいですよね
ありがとうございました!

お礼日時:2017/01/30 16:14

自分の舌の状態の微妙なところによく注意して、サ、シ、ス、セ、ソと発音してみてください。

シだけ微妙に舌の状態が違い、舌の中程を持ち上げて狭くなった空間から空気を外に押し出すようにして発音するでしょ。
サ、ス、セ、ソは舌の状態をまったく変えずに発音でますが、シだけは違います。舌の状態をサ、ス、セ、ソとまったく同じにしてシを発音しようとすると、スィになります。日本語発音のサ、シ、ス、セ、ソはシだけ異状なんです。
なので、シはsiではなく、shiとしないと日本語のシの発音になリません。
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この回答へのお礼

そうなんですか
深いですね~
ありがとうございました!

お礼日時:2017/01/30 16:12

shiと書くのはヘボン式、siと書くのを訓令式と言います。


ヘボン式は英語の綴り発音で、訓令式はラテン語の綴り発音です。
小学生では訓令式を習い、中学で英語を学ぶとヘボン式になり、ち、つ、し、などが名前に使われている子どもが、自分の名前のローマ字表記が変わるので戸惑います。
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この回答へのお礼

統一してほしいですよね
ありがとうございました!

お礼日時:2017/01/30 16:10

si-shi のほかにも


sya-sha
ti-chi
tu-tsu
fu-hu
ji-zi
なんてのは書き方が2つありますね。
どちらかがヘボン式ローマ字という奴だったと思います。
検索すれば出てくると思いますよ
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この回答へのお礼

調べてみます
ありがとうございました!

お礼日時:2017/01/30 16:09

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