No.5ベストアンサー
- 回答日時:
#4です。
「この頃=平成二十年七月」だとすれば(また、その可能性が高いでしょうが)、「この頃」の使いどころが間違っています。
原文どおりだと、
透析が始まったのは平成二十年七月、「クレアチニンの数値が上がってきているから、ぼつぼつ透析の時期ですね」と担当医に言われたのがこの頃だ。
という構文に(意味に)なってしまう。
平成二十年七月に担当医に言われて透析が始まったのでしょうから、「担当医に言われたのはこの頃(=平成二十年七月)」という表現は不自然。
前後の文が関係してくるので一概には言えませんが、わたしなら次のように添削したいところ。
肝臓病と糖尿病の治療で十年以上、この病院に通っている。
「クレアチニンの数値が上がってきているから、ぼつぼつ透析の時期ですね」と担当医に言われ、透析を開始したのが平成二十年七月。
初めての狭心症は、その二年後に起きた。
hakobuluさん。再度の回答ありがとうございます。
hakobuluさんが書き直された文章は満点ですね。とてもわかりやすいです。どうしてこういう書き直しを出版社は著者に指導しないのかと、私は思います。もしかしたら、どうせ売れないのだからどんなに丁寧に校正しても意味がないという思惑があるのかもしれません。
No.4
- 回答日時:
「ぼつぼつ透析の時期」の意味次第です。
一度、透析を始めると継続し続ける必要があるように仄聞していますので、このかぎりでは、(透析が始まった)平成二十年七月だと受け止めるのが自然だろうと思います。
ただ、透析は必ず定期的に行なわなければならないものなのか、それとも検査の結果によって、時期が変わる(不定期に行なう)場合もあり得るのか、という点が、わたしのような素人にはわかりません。
もしあるなら、平成二十年七月から何度も透析を繰り返してきたが、最近また「クレアチニンの数値が上がってきているから」、「ぼつぼつ透析を再開する時期」という意味にも受け取れる、ということ。
この場合は、透析開始から二年後、つまり、狭心症が起こる直前ということになります。
hakobuluさん。お久しぶりです。回答ありがとうございます。
実にわかりにくい文章ですよね。素人が書く文章はこういうものだと割り切る必要があるとしても、プロである出版社の編集者は何をしていたのかと、私は思います。
著者は、この本を40の項目(章)に分けて書いています。しかし、この本に目次はありません。目次があれば関心のある項目だけを読むことができますが、目次がないためにどこにどういうことが書かれているのかをすぐに判読できません。
著者の夫は、著者がこの本を執筆中に74歳で亡くなりました。本文の前に「はじめに」という項目があるのですが、著者は、夫が亡くなったことは書いているものの、何歳で亡くなったのかということは書いていません。
人口透析を何歳の時に開始し、その何年後に亡くなったかということは極めて重要です。しかし、著者は、「はじめに」ではそのことをまったく書いていません。いったい、何のための「はじめに」なのかと、私は思います。読者が本文をすんなり読み進めるようにするために簡単な予備知識を与えることが「はじめに」の意義ではないでしょうか。
著者は、夫の病気について「はじめに」で、「四十代で肝臓疾患と診断され、十年ほど前に肝硬変の一歩手前と言われ、それを維持したまま、糖尿病が原因で人工透析に入りました」「多くのリスクを抱えていたにも拘わらず透析患者としての平均寿命を約一年ほど長く生きられました」としか書いていません。
これでは、肝臓疾患と診断されたのが何歳の時で、「十年ほど前」が何歳の時なのか、糖尿病と診断されたのが何歳の時だったのがさっぱりわかりません。私は、そのことがとても気になってすんなりと読み進むことはできませんでした。
わかりにくいところが多いということもさることながら、書名そのものが誰が書いたものかを理解するのに苦労します。私は、その書名から第三者のルポライターが複数の透析患者を取材して書いたものかと思いました。
しかし、出版社(日本文学館)の紹介文には「透析を続けなければ生きられない夫と、その夫に寄り添う妻。不安と苦悩に苛まれながら筆を執り続けた、愛と祈りの手記」とありました。
この紹介文でも、著者は透析患者である夫なのか、それとも夫を介護する妻なのかということはわかりません。まったくもって手抜きの作品だと思います。
No.3
- 回答日時:
ふつうに考えれば
(1)肝臓病と糖尿病の治療で十年以上、この病院に通っている。
これは「今現在」(執筆当時)から10年前。平成二十年七月よりは何年か前。
(2)その過程で「ぼつぼつ透析の時期ですね」と担当医に言われたのが「この頃」つまり平成20年7月ごろ。
(3)その2年後、つまり平成22年7月ごろ、初めての狭心症が起きた。
ということでしょう。
最初の文章で
>透析が始まったのは平成二十年七月、初めての狭心症は透析開始から二年後に起きたのだ。
と述べているので、「時間軸」は「透析が始まった平成二十年七月」に移っていると考えるのが一番自然でしょう。
「狭心症はその2年後」ということで、意識の基準は「透析が始まった平成二十年七月」にあります。
yhr2さん。回答ありがとうございます。
まさにその通りかと思います。
著者は、「肝臓病と糖尿病の治療で十年以上、この病院に通っている」を受けて「この頃だ」と言っています。これは、10年以上通院している途中で担当医から「ぼつぼつ透析の時期ですね」と言われたということです。担当医からそう言われて、平成20年7月に透析が始まったということだと思います。
私が疑問に思うのは、どうしてこういうわかりにくい文章が手直しされずに本になるか、出版社の編集者はどういう仕事をしたのかということです。
No.2
- 回答日時:
この引用の仕方だと、恐らくは二種類考えられます。
一つは、平成二十年七月頃。
この場合は「ぼつぼつ透析の時期ですね」と担当医に言われて透析が開始された、と読む場合です。
一つは、平成二十二年七月頃(透析開始から二年後)。
この場合は透析治療はすでに始まっており、次の透析をスケジュールしようとしたときに狭心症が起きた、と読む場合です。
その二種類のどちらであるか、は、前後の文脈のつながりから判断されるべきものだと思います。
tomoru_kさん。回答ありがとうございます。
おそらく、平成二十年七月頃ではないでしょうか。平成二十二年七月頃ではないはずです。前後の文脈のつながりからそれを判読しなければならないというのでは読むのに疲れます。はっきり言えることは、この文章がわかりにくいということです。
そこで私は疑問を抱きます。それは、どうしてこういうわかりにくい文章が手直しされずに本になるか、出版社の編集者はどういう仕事をしたのかということです。
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わかりやすくこの文章を書き直すと次のようになるのではないでしょうか。
>平成二十年七月、透析が始まった。
>初めての狭心症はその二年後に起きた。
>肝臓病と糖尿病の治療で十年以上、この病院に通っている。
>「クレアチニンの数値が上がってきているから、ぼつぼつ透析の時期ですね」と担当医に言われたのがこの頃だ。
「この病院」というのは、初めての狭心症が起きた時に通院していた病院ということです。著者は、「肝臓病と糖尿病の治療で十年以上、この病院に通っている」を受けて「この頃だ」と言っていますが、これだけの情報で「この頃」だと言われてもそれがいつのことかを理解するのは無理があります。
著者は、様々な情報を持っているにもかかわらず肝心なことを書いていません。これでは事情に疎い第三者が理解するのは無理というものです。理解できるのは著者だけということになります。まったくもってお粗末な話です。