No.4ベストアンサー
- 回答日時:
うーん…これは人によってとらえ方、見方が違うものだと思いますね。
私は「両方の側面を持っているもの」だと認識していますので、学ぶべきものであり、また、信じるものでもあるのかな?と思います。
仏教は、他の宗教との違いとして「哲学」として理解していくことが出来ます。
キリスト教も似たところがありますが、どちらかというと仏教のほうがより哲学的です。
ただ、仏教は一番最初の形(原始仏教・大乗仏教)から、広く細かく「枝分かれ」をし、その土地や、そこに住む人々…ことに「仏教家」によって、違う解釈があり、それらが広まっても来たという歴史があります。
日本でも真言宗とか、臨済宗とかありますよね?。
「南無阿弥陀仏と唱えていれば往生ができる」というように、まずもとになる「仏教」があって、その解釈の繰り返しから、最終的にただ真言を唱えれば、などとなっていきました。
しかしこれは「変質」というものではないのです。
元になるべき「教え」についての解釈・深化の過程によって、生み出されてきたものです。
ともすれば「信ずるものは救われる」で、手放しで信じることが信心である、と捉えられがちですが、実際はそこに至るまでの沢山の過程があったわけです。
そこが仏教の特徴的なところだと思うのです。
「学び、問い、実践する」という要素がある。
その中で、自分が見つけ出したい「ひとこと」に出会うということもあるかもしれない。
盲目的な信仰というものを、仏教の中では好ましいとは捉えないわけです。
答えを導き出すための「ツール」として、仏教は大きな厚みのある「本」のようなものではないかと思います。
また「生活の知恵」というか、生きていくための「ノウハウ本」みたいな側面も持っています。
早速のご回答ありがとうございました。
<仏教は、他の宗教との違いとして「哲学」として理解していく>
ことがあるのですね。(一部には、まず信心が最初に来るのもありますが)
<答えを導き出すための「ツール」として、仏教>
があるのですね。脇道に逸れますが、学校教育も、信じることでなく学ぶ、ですね。
No.5
- 回答日時:
仏教は、「信じる」ものでなく、「学ぶ」ものなのですか?
↑
本来の仏教というのは学ぶモノです。
本来の仏教には神はいません。
神がいないから、人間が神に近づこうと、修行したり
するのです。
キリスト教のような全知全能の存在など、仏教には
おりません。
人間が修行し悟りを開くのが仏教です。
本来の仏教には天国も地獄もありません。
あんなのは、布教の為に、後生の人間が作り出したものです。
仏教の教えは神を信じることではありません。
人生の指針を示したモノです。
その指針を信じる、という意味で仏教は宗教であるに
過ぎません。
早速のご回答ありがとうございました。
<本来の仏教には神はいません。>
<人間が修行し悟りを開くのが仏教です。>
本来の仏教は、巷で言われている宗教とは、異なったもの、と言っても過言ではないのですね。
No.6
- 回答日時:
「一般に宗教と呼ばれている仏教は、「信じる」ものでなく、「学ぶ」ものなのですか?」
⇒両方が含まれていると思います。
私の知人に多くのインド人がいます。
彼らはヒンデゥー教徒ですが、インドでは朝出勤前に必ず寺院にお参りにいきます。
休日も必ずです。
生活すべてがヒンデゥー教と共にありますね。
早速のご回答ありがとうございました。
<両方が含まれている>
愚問でした。
<生活すべてがヒンデゥー教と共にあります>
日本人にとって(特に私にとって)は、共感できないことですが、それはそれで、心の平安を得ている、のでしょうね。
No.7
- 回答日時:
仏教では「三学」というのが基本的な修行科目です。
・戒学→戒律を守ること
・定学→禅定を修めること
・慧学→智慧を修めること
仏教は「学ぶ」ものというのは仏教での「慧学」を強調した考えです。
仏教には原始仏教から発展していくなかで大きく二つに分かれました。
・小乗仏教(部派仏教)→自分の悟りを目指す(本来の仏教)
・大乗仏教 →仏による民衆の救済(発展した仏教)
仏教は「信じる」ものというのは「大乗仏教」的な考え方になります。
ただ、大乗仏教は「釈迦」の教えから逸脱していて「仏教」ではないと意見もあります。
そういう意味で「仏教」は「信じる」ものでなく「学ぶ」という主張も成り立ちます。
要するに「仏教」にはいろいろな考えがあって、仏教は「信じる」ものでなくて「学ぶ」ものというのも仏教に対する1つの考え方に過ぎません。
早速のご回答ありがとうございました。
<仏教では「三学」というのが基本的な修行科目です。>
信じる、ということが全面に立っているわけではないのですね。
荒っぽく分ければ、釈迦・原始仏教に直結する小乗仏教は、学ぶを、その後に発展した大乗仏教は、信じるを強調しているのですね。
No.8
- 回答日時:
仏教には二面性があります。
(キリスト教にも二面性があるかもしれませけど)。つまりは、疑わずに信ずることで生の充実をもたらす宗教的側面。
それに加えて、禅宗をはじめとする高僧の著作の哲学性です。
哲学性とは「信ずる事」ではなくて「疑う事」になりますが、道元禅師などの著作は極めて哲学的な問い(たとえば時間とは何か?など)に答えているそうです。
日本の大学は哲学といっても西洋哲学ばかりのようですし、仏教系の大学といえば、Fランクの勉強しない子供たちの大学のイメージ(あくまで個人のイメージです)ですから、なかなか道元の書いた正法眼蔵を読む機会、あるいは正法眼蔵に関する解説を聴く機会が少ないです。
禅宗のお寺で墓地ビジネスをしていない寺をお尋ねになると、勉強会を実施している事がありますので、一度、お近くの禅寺(曹洞宗か臨済宗など)をお訪ねになってはいかがでしょうか。
ご回答ありがとございました。
ご本人から承り、光栄です。
<仏教には二面性があります。>
ですね。(もっとも、全部の宗教にもあるのでしょうね。)
一面は、<疑わずに信ずることで生の充実をもたらす宗教的側面。>(この宗教とは、狭い意味ですね)
他面は、<哲学性>ですね。<哲学性とは「信ずる事」ではなくて「疑う事」になります>
ですね。広い意味での宗教において、どちらの面に力点を置くかは、悩ましい、否、自分自身に向き合った選択になりますね。
No.9
- 回答日時:
仏教は単なる信仰ではなく、生き方です。
仏教の出発点は「一切皆苦」と知るところから始まります。お釈迦様は、私たちの世界は思い通りにならないことばかりであるという真理を説かれました。この「苦」には「四苦八苦」という八つの苦しみがあります。仏教では、諸行無常、あらゆるものは一定ではなく常に変化し続けている。諸法無我、全てのものは他との関係性の中に成り立っているという真理にあると考えます。これらを正しく理解したうえで、世の中を捉えることができれば、あらゆる現象に一喜一憂することなく心が安定した状態になる――。つまり、苦しみから解放される、とお釈迦さまは説かれています。これが、涅槃寂静、煩悩を消し去り、安らかな心をもって生きることなのです。自分の思い通りにいかないとき、自分以外のものに原因を求め、不満や怒りを抱きます。その原因となっているのが、疑い、誤ったものの見方、プライドや誇り、欲望などの「煩悩」です。生きている限り煩悩をなくすことはできませんが、心安らかな毎日を送るための智慧を学ぶことが仏教を学ぶことなのです。ご回答ありがとうございました。
<仏教は単なる信仰ではなく、生き方です。>
<「一切皆苦」>
を克服するための
<智慧を学ぶこと>
が、仏教なのですね。宗教と括られていますが、仏教は哲学っぽですね。
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