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私の知人で、左の考え方の人がいて天皇陛下は
必要ないというひとがいます。
(私は保守、その人からすると右です)

共和制の国は国民の選挙で大統領を選ぶ。

"議院内閣制"では選挙で選ばれた議員が総理大臣をえらぶ。
そういう国は別に国王、天皇陛下のような国家元首がいらっしゃる。

そこで、議院内閣制で国民が"国家元首"を選ぶような国はあるのでしょうか。
もしくは、首相のみで、国王、大統領がいない国はあるのでしょうか。
(天皇、国王のない議院内閣制のような国です)

おそらく少ないと感じるのですが。

そのような考え方は政治哲学上あり得ないのでしょうか。
何が難しいのでしょうか。

どうかよろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • No2の方のような回答を頂き誤解を招いたようなので補足します。

    天皇陛下が憲法上元首ではないことは承知しています。
    (私は事実上元首だと思いますが)
    とすると、私は日本は君主制+議院内閣制だと思ってはいるのですが、
    それも学説があるそうで、話が複雑になるようなので、
    ここでは回答の対象外。

    私の文面にも誤解があるようなので
    極端に質問の仕方を変えると

    選挙で選ばれた衆参議員が、今の国事行為を行う
    元首もしくは大統領を"議員の中から"選出すると、
    政治哲学上どんな不具合が生じるのでしょうか。
    今の天皇陛下をなくして、総理大臣が国事行為を行うような国体です。
    外国訪問の時は総理大臣が国賓待遇となる。

    アメリカの大統領制とも微妙に違います。

    天皇、君主、元首、大統領の違いが質問ではありません。
    左が天皇陛下を元首にするのがなぜ問題視してるかは別途質問するつもりです。

      補足日時:2017/05/01 23:56

A 回答 (6件)

一番近いのは、オーストリアの大統領でしょうか



国民の直接選挙で選出
一応大統領が首相を任命するが、それは議会多数党の同意が無ければ実質的な職務は果たせないので、大統領の独断で任命できないのが実質


>首相のみで、国王、大統領がいない国はあるのでしょうか。
アフリカ諸国には前例はある
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
オーストリアの例、興味深いです。

アフリカ諸国の例も初めて知りました。
勉強になりました

お礼日時:2017/05/02 00:03

間違いが有りますので上げておきます。


日本国には国家元首は存在しませんし、憲法上に於いても謳われていません。
天皇も内閣総理大臣も国家元首じゃないですよ。
自民党は憲法改正で天皇を国家元首に置きたいみたいですが。
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この回答へのお礼

早々のご回答ありがとうございます。
私の質問が誤解を招いたようです。申し訳ありません。
補足しましたので、また意見頂けたら幸いです。

お礼日時:2017/05/02 08:17

選挙で選ばれた衆参議員が、今の国事行為を行う


元首もしくは大統領を"議員の中から"選出すると、
政治哲学上どんな不具合が生じるのでしょうか。
  ↑
選挙で選ばれるとなると、次のような不具合が
懸念されます。

1,利害対立が鮮明になってしまう。
 一方の利益、思想を代表する人物が元首に
 なってしまう。
 これでは、国民統合上不都合が生じやすい。
 血統を根拠にする、君主なら、そういう不都合は
 軽減できる。

2,元首というのは、そのときの国民を代表する
 だけでは不十分である。
 過去、現在、未来を通じた国民(歴史的意味の国民)
 を代表する人物の方が、国家の連続性という点から、
 国民の統合という点から元首として望ましい。

3,選挙を根拠にする元首は、時の政治状況に
 左右されやすく、不安定である。
 また、ふさわしくない人物が選ばれてしまう
 おそれもある。
 血統を根拠にして、権力を持たせない元首の方が
 優れている。
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この回答へのお礼

解答ありがとうございます。
わかりやすい説明で納得です。
ということは、
私の意見ですが、アメリカのような二大政党制は民主党と共和党だから成り立っている。
アメリカに極端な左翼思想はないと思ってます。(あっても極少数)
米民主党が共産党だったら。
もし共産党推薦と共和党推薦の大統領で、折々政権が変わったら、
その度国が大混乱しますものね。
(日本で民主党が政権を取っただけで、あれだけ混乱したのですから)

今の時代、共産主義がなくなりつつあるとき、共産党は議員内閣制でしか
存在できない?(一党独裁は別として)

お礼日時:2017/05/02 08:42

ファイブアイズの中にオーストラリア、カナダ、ニュージーランドがあります。

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近代国家という前提でお答えします。



国家元首という地位は、大統領や国王、共産党なら書記長など名称や地位がありますが、近代国家として重要なのは「国権の発動」に係る役職である、ということです。質問者様は「国事行為」と書かれていますが、国事行為とは「国権の発動」にほかならないのです。

国権とは簡単にいえば「その国の統治権者が決定できること」であり、法律の発布・条約への署名などが上げられます。近代国家というか「国家」というものの基本、国際法からいえば「国権を代表する個人」が必要になる、ということです。

この「国権の代表者」が元首と呼ばれる人です。ですから、問題は「その国家はどのように国権の代表者を決定するのか」ということになります。

国際法から条約などを考えた時「外国から見てこの代表者は国家を代表しているといえるのか?」ということが常に問題になります。条約締結には必ず「国権の代表」の署名があって有効になるわけですが、その代表が代表じゃなかった、ということも起こり得るわけです。日本でいえば日米和親条約は幕府が朝廷に諮らずに結んだ条約だったため「国家間の条約締結には、実質的な政府、ではなく国家君主の地位にいる天皇のサインじゃなきゃおかしい」ということが問題になりました。

ですから政治哲学上というか「国際法上」において、内閣総理大臣のような行政職の長が「国権を発動しうる元首的地位」の正当性を確保できれば問題ない、といえるでしょう。

しかし、実際のところ国家の要件は「行政権・司法権・立法権」にあるわけです。民主的な政体というのは、この3権を分離することから始まります。

分離したうえで、ある程度の権限でこれを統括する役職が「大統領」ということです。だから「統べる」という字があてられているわけです。
逆を言えば、行政の長に過ぎない首相が司法権も立法権も代表して元首的な地位につくのは問題があるでしょう。とくに条約は、司法権も立法権も縛りますので(たとえば犯罪者引き渡し条約などは、法改正も伴うし、判決も条約を順守することになる)行政の長が決めてよい、ということにはならないわけです。
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私が聞いてるのはそういうことじゃない、と気短にさえぎらずに、一つ一つ知識を増やすのが結局は得ではないでしょうか。


まず、天皇には国家機関、象徴、私人の3地位があって、それぞれ国事行為、公的行為、私的行為を行う(吉國内閣法制局長官の答弁、1973年6月19日衆院内閣委員会などを参照してください)。つまり、天皇は象徴として国事行為を行うのではなく、国家機関として国事行為を行うのである。象徴としては、外国賓客の接受などの公的行為を行う。「外国の大使及び公使を接受すること」は国事行為だが、それ以外のいわゆる皇室外交は公的行為ということになる。
また、国際法の観点からは対外的に国家を代表する地位にある国家機関を元首とよぶ。つまり、米国大統領や韓国大統領などが来日して、天皇がこれと会うとき、向こうは元首だが天皇は元首ではない。なぜなら、大統領は大使及び公使ではないからだ。このとき天皇は公的行為を行い、国家機関ではないので、元首たりえない。

ごちゃごちゃ何を書いてるかというと、「立憲君主国なら誰が元首」とか、「議院内閣制なら誰が元首」とか、単純には決まらないということだ。このように日本の元首が誰かハッキリしなくても、国は実際問題困っていない。外国賓客の接受の段取りなどは、慣例が確立しているからである。にもかかわらず、「元首は天皇」と殊更に言いたがるような人(特に政治家)は、政治的な魂胆があると見られても仕方ないだろう。

次にカナダの例を見よう。カナダの元首はカナダ国王である。イギリス国王がカナダ国王を兼ねるという。しかし、それで不都合は起きないのだろうか、両国が外交問題で対立したときなどは。
カナダ国王の代理として総督が置かれる。これはカナダ首相の指名に基づきカナダ国王が任命する。総督は実際に、天皇が行なってるような仕事をこなしている。国会を召集して開会式に出たり、法律に署名して公布したりである。近年は2代続けて移民女性が総督に任命された。アジア系と黒人系である。
元首なんて、由緒ある家柄でなく、そんなマイノリティでも(能力があれば)十分務まる仕事なのである。国を挙げての直接選挙で選ばれる必要もない。首相や議会から指名される必要はあるだろうけど。

最後にドイツと韓国の例を見よう。ドイツは大統領がいるが、議院内閣制と組み合わさった半大統領制である。大統領は連邦会議から選出され、政治的権能をほとんど持たない儀礼的存在である。
また、韓国も半大統領制だが、韓国大統領は国民の直接選挙で選ばれ、強い政治的権能を持つ。この大統領は閣議に拘束されない。日本なら行政の最高決定機関は閣議だが、韓国大統領は閣議で決定されたことでもひっくり返せる。
それなら米国大統領とどう違うかというと、米国大統領は閣議を開く義務さえないが(行政権は大統領一人に属する)、韓国大統領は閣議を開く義務がある(実際は欠席することが多いらしいが、閣議自体は開かなければならないと憲法で決まっている)。
ということで、ご質問の答としては、議院内閣制で国民が国家元首を選ぶような国はある(大統領と議院内閣制の組み合わせによる半大統領制)。議会や首相が国家元首(代理)を選ぶ国もある。
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この回答へのお礼

貴重なご意見ありがとうございます。

余談ですが実は私は政治哲学は全く畑違い(理系)なもので、(趣味で専門書を読んでる身分)
これから間違ったことを申し上げたら申し訳ありません。

様々例を御呈示頂き、それから言えることは、各国の政治体制のざっくりとした共通点、もしくは理想とするとこは、

① 議員・政治家から選出された元首、世襲制による元首は、強い政治権力を持たない。

② 国民・人民からその時々選挙で選ばれた元首は強い政治権力を持つ。

③ ②の元首に関しては行政、議会、司法、憲法からなんらかの抑制を持つ。
①の元首もそうかもしれませんが、政治権力が事実上ないので無視します。

④ その理由は phj 様、tanzou2様の御解答のような理由による。

お礼日時:2017/05/03 23:17

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