プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

承知しましたと了解しましたの違いは何か?

A 回答 (8件)

たとえば上司から何か言われたとき。



1.「承知しました」
あなたの依頼(要求)を聞き入れ(受け入れ)ました。
2.「了解しました」
あなたの言った内容は理解しました。

簡単に言えば、このような違い。
ただ、理解してなければ「聞き入れました」と言うことはできず、「理解しました」と言う以上、「聞き入れ(受け入れ)」ないことはできない。
そのため、結果的には同じような意味で使うことは可能です。
しかし、本質的には1と2のような違いがある。
あとは、「聞き入れたこと」と「理解したこと」のどちらに重点をおきたいのか、つまり、発言者の感覚やシチュエーション次第で使い分けることになります。

単なる(と言って良い程度の)依頼・要求なら、上司を立てることに重点をおいて「承知しました」と言えば良いでしょう。
「お茶をくれないか」
「承知しました」
(⇒「承知いたしました」⇒「かしこまりました」の順で上司を立てる程度は高くなる)

しかし、上司の言ったその内容を、「間違いなくちゃんと理解しました」と言いたい場合は「了解しました」のほうが適切。
「天皇陛下が午後からお見えになる。天ぷらそばがお好きなようだから、いつもの店に注文しておいてくれ」
「了解しました」
    • good
    • 0
この回答へのお礼

言葉の使い分けにも これだけ深い解釈や,シチュエーションでの選択が 大切なのですね。
なるほど...知識を得る事が出来ました。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/07 08:53

#5ですが、若干、補足させてください。



#6さんのおっしゃることはまったくその通りと思います。
ただ、じゃあ、なんでも丁寧ならよいのか、ということではない、というのが私の言いたいこと。
極端な例で言うなら、今、水を飲まなければ死んでしまいそうな上司に対して、「早くこの水をお召し上がりください」「すぐ水をお飲みください」のような敬語表現は必要ないというより、むしろ不適切でしょう。
敬意を払うべきシチュエーションとは言えないからです。
「この水をすぐ飲んでください」
あるいは、意識を失いかけているような状態であれば、
「すぐ飲んでくれ!」「すぐ飲め!」などと怒鳴るほうが適切ということも言えるはず。
それと同じで、
>「分かりました」と述べているだけ

のほうが、応答として適切な場合もあります。
たしかに上司相手などの場合、取り敢えず機嫌を損ねないようにしておけば無難なのは確かなのですが、機嫌よりも、適切性を重視するまともな上司もいるわけですから、あくまでシチュエーション次第で使い分けるということが本来でしょう。
先輩刑事:「今、犯人がお前のほうに逃げたぞ。きゃつはピストルを持ってる。気をつけろ!」
新米刑事:「承知しました」
とは(おそらく)言いませんよね。
新米刑事:「了解!」
のはずです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

具体的に分かりやすい 回答を下さり 助かりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2017/05/07 08:39

承知は目下が目上に使う言葉で、了解はその逆とされています。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答して下さり 助かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/07 08:42

敬語の問題として回答します。



まず敬語のメカニズムを説明します。
敬語は「直接的な言葉を避ける」のが基本になっています。直接的な言葉とはたとえば「食べてください」というようなことです。

「食べる」という言葉で相手に対して、一番失礼な言葉使いは
「食べろ」でしょう。これは相手の事を無視して、食べることを強要する「命令」だからです。敬語というのはこの「相手の事を考える」のが基本になっていきます。
ですので、「食べてください」は「ください」という言葉をつけることで、丁寧にしているわけです。でもまだ「食べる」ということは直接的に言っており、相手は食べるかどうかに向き合う必要があります。

これを避けるために「お召し上がりください」といういい方もあります。
「召す」というのは、元々「手に入れる」の形容表現で「召しあがる」というのは「これはあなたが手に入れたもので素から、好きにしてください」という意味が含まれます。つまり「私はサーブして、あなたのものですよ、と言ったので、食べるかどうかはあなたの自由です」ということです。

英語でもCould you ~という用法が丁寧とされるのは「あなたが可能なら(you can)」と相手に強要しない言葉使いだからです。

翻って
「承知しました」と「了解しました」を比べた時に
「了解」というのは単に「分かりました」と述べているだけなのに対して「承知」というのは「承る(うけたまわる)」という意味が含まれます。これは「理解してその通りにいたします」という意味があるわけです。

ですから、一般的に「承知しました」のほうが丁寧だとされるのです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

言葉の使い方を こんなにも詳しく教えて下さり,とても勉強になりました。
学生時代の授業を思い出しました。
回答下さり ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/07 08:47

「承知しました」と「了解しました」の違い。


 一番の違いは、「了解は目上に使ってはいけない」という迷信が蔓延していることです。何の根拠もないことですが、ここまで広がってしまうとダメでしょうね。
「承知しました」は目上にも使える。同格以下にはあまり使わない。
「了解しました」は同格以下にしか使えない。
 そう考えるのが無難です。

「承知しました」を謙譲語のように考える人は多いのですが、まとまな文献や辞書で、そんなことを書いているものがあったら、ぜひ教えてください。もっと謙譲語のイメージが強い「かしこまりました」でさえ、謙譲語ではないようです。
 詳しくは下記をご参照ください。
【「かしこまりました」は謙譲語なのでしょうか】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8499357.html

「了解は目上に使ってはいけない」という迷信が広まった過程に関しては、下記をご参照ください。
【「了解しました」より「承知しました」が適切とされる理由と、その普及過程について】
https://liginc.co.jp/246919
 2011年頃に一部の人が主張しはじめたことが、あっという間に広まったそうです。「ネットが広めたデマ」のひとつかもしれません。この記事が発表されて、デマを流す人が減ったと思ったのですが……。

「了解。」はややぞんざいなので、まさに同格以下の親しい人に使う言葉でしょう。「了解しました。」は敬度不足かもしれません。でも「了解いたしました」なら謙譲語ですから、目上に使っても問題はないはずです。
 何かと話題の国語辞典編集者の飯間浩明 さんも〈「了解いたしました」がべつに失礼ではない〉としています。
http://sirabee.com/2016/06/14/133485/
 そりゃそうでしょ。まともな人はそう考えるはずです。

 でも、たとえデマでも迷信でも信じている人が多いのですから、使わないほうが無難です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

単純な質問に対して,ここまで詳しく回答下さり,ありがたいです。
皆様の 親身に回答下さる 暖かい御心に 感謝致します。
この度は ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/07 09:00

実社会での実使用の状況はまず措いて、そもそも論で言うなら、承知は謙譲語です。

了解には謙譲の意味はありません。

両方にある「しました」は丁寧表現です。双方にあるので「違い」とは無関係です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

回答下さり ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/07 09:03

私の場合、クライアント(取引先様)との交渉後は


「承知致しました」を多く使います。
時折、取引先様にも「了解です」と返答したり「分かりました」
と返答するのも事実です。

私が社員さんにお願いや指示を出せば「承知しましたや了解しました」
が返信されてます。

取りあえず承諾の件は上司やクライアント側には「承知しました」
が無難かと存じます。

言葉の先生ではありませんが「了承を得る」の言葉に
承認・承諾・承知や了解が隠れてるんでしょうね。

失格なコメントで申し訳ありません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

いえいえ,とても参考になりました。
どう 使い分けたら良いか?迷う事が場面場面で多々ありましたので,助かりました。
回答下さり ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/07 09:05

意味するところはほぼ同じですが、「承知しました」や「かしこまりました」は目上の人に使える言葉です。


対して「了解しました」や「了承しました」は「事情を理解してそのようにしてあげる」というニュアンスを含むため、目上の人に使うのは不適切な言葉です。
ビジネスの場でなければ、特にこだわる必要はないと思いますが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

状況を見て,失礼のない様に使い分けしていきます。
回答下さり 助かりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2017/05/07 09:08

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!