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1776年に独立を宣言したアメリカですが、
建国して100年も経たない1853年には日本へ開国しろと軍事力で脅しに来ています。
また、第二次世界大戦も圧倒的な国力、物資量で日本に勝ち、
イギリスをも上回っていて現在、世界一の軍事力と経済力を誇ります。

アメリカには広大な国土で多くの資源がありますが、
日本やそのほかの国にはアメリカ以上に長い歴史、文化がある様に思いますが、
個々の国々ではアメリカには軍事力、経済力で劣ります。

前置きが長くなりましたが、
歴史が短くても金持ちで力もあるというのは、アメリカ人が極めて優秀という事なのでしょうか?
いつからアメリカは日本を上回っているのでしょうか?
何故、日本を追い抜くことができたのか?(第二次産業革命や奴隷の運用?)

アメリカや歴史に詳しい方、教えて下さい。

A 回答 (6件)

現在、アメリカが最強国なのは「第2次世界大戦で、裕福なヨーロッパ諸国が没落した」からです。


イギリスにしてもフランス・ドイツにしても、戦争で産業基盤が崩壊し、また植民地を失うことで戦後復興の足かせとなった、ということです。その間にアメリカとソ連が2代強国になり、敗戦で植民地精算が終わっていた日本も(軍事費が無いことを含めて)戦後復興したわけです。

第2次大戦以前のアメリカは「ポテンシャルはあるが、まだまだ新興国」と言う扱いでした。今でこそアメリカに文句をいう国はほとんどなく、アメリカ人が世界中で大手を振って歩いていますが、1970年代ぐらいまでは「アメリカ人は経済力と軍事力はあるが野暮で田舎者」というのがヨーロッパ人の感覚でした。

第一世界大戦までのアメリカは今の中国と同じでした。つまり「工業力はあるが、格下」ということです。ヨーロッパから見れば「ほぼ同じ文化があり英語が通じて、さらに格安の労働力が使える新天地」だったのです。そのため、ヨーロッパから多数の移民も流入しましたし、移民の労働力をもとめてヨーロッパから生産基地が移動し、第一次世界大戦以前にアメリカには大きな工業力があったのです。

しかし、西海岸まで開発する費用や、1860年代の南北戦争の爪痕などで、まだアメリカは債務国だったのです。

このアメリカが債権国になり、世界経済をリードするようになったのが第一世界大戦の後です。第二次大戦と同様、主戦場だったヨーロッパは復興再建にお金がかかり、特に製品などはアメリカの工業力を使って多数輸入したため、アメリカの貿易赤字が一気に解消したのです。

もっとも、アメリカが発展するには最新技術の開発も関係しています。電気や電話の発明と実用化、飛行機の実用化、自動車の大量生産など「階級差やタブーの少ない新興国」だからできたこともたくさんあります。

そういう点でも今勢いのある中国と当時のアメリカは似ている部分があるといえるでしょう。

実を言うと経済の発展、技術革新には「長い伝統のある社会や文化」というのは邪魔なものなのです。
たとえば、日本や中国などのアジアでは2本脚で歩くロボットの開発が盛んですが、欧米では進みません。これは宗教的に「人間は神に似せて作られた」という前提があり、「人間に似た2本脚ロボット=人間の姿=神の姿」となって「人間だけが神に似ている」というタブーに触れてしまうからです。

第2次大戦までのヨーロッパには古い文化や階級差などがあり、エジソンが高等教育を受けていないのに発明家として大成したり、街の自転車だったライト兄弟が動力飛行を成功させたのは、古い社会のようなしがらみがなかったからでもあります。(ライト兄弟は先駆者であるオットー・リリエンタールの事故死によって動力飛行を目指しますが、オットーはドイツ航空振興協会の会員であり、そういう協会に所属しないといけない文化がヨーロッパにはあったわけです)

第2次大戦後アメリカが強大国になったのは、ソ連と言うライバルのおかげでもあります。ソ連と競争するためならどんな犠牲も払ったし、どれほどの金額をつぎ込んでもよかったからです。またNATO諸国や日本の後押しもありました。

そのため、マーキュリー計画からアポロ・スペースシャトルまで多大な犠牲と費用をかけ、ほかの科学的経済的発展もそれらにけん引されて大きくなりました。ソ連が崩壊した後スペースシャトルも引退し、現在アメリカにはISSに移動できる有人ロケットがない状態です。また、日本は技術力的にはアメリカなどに劣らないものの、人的損失をおそれるため、自国での有人ロケットはいまでもできません(ISS運搬船希望は、与圧できるので有人飛行の技術的問題はほとんどないのですが、それでも日本ではできないのです)

今のアメリカは唯一の超大国、そしてしがらみの少ない移民国として世界で特異な輝きをもっています。今でもアメリカ永住権は人気が高く、留学生も多いのでそれがアメリカの強みになっているからです。

>アメリカ人が極めて優秀という事なのでしょうか?
アメリカ人という人種はいませんので、やはり移民たちが切磋琢磨してアメリカの未来を切り開いてきたのが大きく影響しているといえるでしょう。
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第一次世界大戦のためじゃなかったでしたっけ。


当時は世界がヨーロッパのものってくらいの力差があり、これと白人がわんさか移住して原住民をおっぱらって自分たちのものにした北米くらいが世界の強国で、そこに第一次世界大戦で欧州各国がボロボロになって没落し、米国最強ってなったんじゃなかったっけな。

また第二次世界大戦でも、日本と戦ったとはいえ基本的には国内温存で、さらにボロボロになった欧州各国との差がさらに開き、唯一最強国っぽくなったと思います。戦後の基軸通貨に米ドルが指定されたことも、米国発展の一因という話を聞いたこともあります。

なので第二次世界大戦までは、米国も強国ではあっても唯一むちゃくちゃ強い国って感じではなく、第二次世界大戦でも日本相手にヘボいことをたくさんやらかしてたりします。また出向いていって戦争をすることはあっても本土が襲われたことはないので、911でテロ攻撃を受けたり北朝鮮の大陸間弾道弾の話などを聞いたら、ヒステリーを起こしたように騒いでいるのも、そのような経験がないためと言われてますね。国内で戦争してなから発展した、ってのが一番大きいのかなぁ。
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まず国土が広い、ということが上げられます。


それだけで有利です。
現に、世界に覇を唱えている国は、米国、ロシア、
中国、といずれも国土が広い国です。

米国は国土が広い上に、移民により人口がどんどん
増えています。
GDPの多寡は人口による部分が大きいことが
知られています。
日本の経済成長停止と、人口増加停止は、ピタリと一致
しています。

そして何より、米国発展の特徴は戦争です。
米国は戦争を利用して現在の地位を築き上げました。

まず第一次大戦があり、武器弾薬を輸出した米国は
大儲けしました。
これが超大国への足がかりになります。

大儲けの反動で1930年の大不況が襲いましたが、
米国はこれを第二次大戦で切り抜けました。
切り抜けただけではありません。
第二次大戦を契機に、欧州が没落し、米国が大発展
し、世界一の超大国に躍り出ることができました。

戦争は儲かる。
これに気がついた米国は、その後も一年に一回の割合で
戦争を続けることになりました。
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No.2です。



現代文明は、電気が支えています。
そして、その電気は直流ではなく、複雑な計算が必要となる交流が主流です。
その交流を発明し、さまざまな応用事例の製品を生み出して、現代に至るも、その研究の全貌が謎に包まれているニコラ・テスラが米国に在住していたのが、米国大発展の原因かもしれませんね。

子供のころ、テスラは、ナイアガラの滝に発電所を作ることを夢みて、ライバルだったエジソンの直流システムを蹴飛ばし、ナイアガラ発電所を実現させました。
交流理論、高圧送電、無線機、無線電力送電、無線誘導、レーザ、魚雷など、さまざまな発明をして、人類の発展の為に恋愛さえも、時間の無駄として拒絶し、研究に時間を注ぎ込んだテスラの存在は、マッドサイエンティスト的な面もあって、交流理論の教科書にさえも名前は登場しません。
現代文明は、電気によって成立しており、その基盤を作りあげたテスラが米国にいたことが、米国大発展の理由といえるかもしれません。

ちなみに、日本でも「工業発展のためには大量の電気が必要である」として黒部ダムが建設されて、ダム完成までの苦労は映画にもなっていますね。
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>>歴史が短くても金持ちで力もあるというのは、アメリカ人が極めて優秀という事なのでしょうか?



他国より「金持ちで、力がある国家」になるためには、科学技術がより進んでいること、その結果として生産性が他国より良く、優れた製品が作れるようになることが必要です。

大東亜戦争では、初戦は日本軍の快進撃が続きましたが、ミッドウエ海戦の大敗以降は、負け戦が続きました。
ゼロ戦を例にとれば、日本は馬力あるエンジンが作れませんでした。そのため、米軍の戦闘機がゼロ戦以上になったとき、より優れたモデルが作れませんでした。
これは、日本に精度の優れた工作機械が無かったこと、そのため、精密加工ができず、結果として、高性能エンジンが開発できなかったわけです。
パーツでいえば、性能の良いピストンリングやスプリングが作れなかったのです。

また、それ以上にまともな通信機を日本は作れなかったのが敗因になりました。
つまり、米軍は無線機を使って、戦闘機集団として全体的に統率とれた防御と戦闘ができました。
でも、ゼロ戦パイロットは、無線機の信頼性が低いから、手信号とか、翼を振るなどして仲間のゼロ戦に連絡していたのです。
つまり、ゼロ戦は、集団プレーができず、個人プレーに終始しました。
どっちが戦いで有利かは明らかですよね?

日本軍は、海外でレーダに使われていた八木アンテナを発明しましたが、その実戦に向けての研究では、軍部が「あんな魚の骨みたいなもの戦艦につけられるか!!戦艦がブサイクになる!」などといって反対しましたからね。
そのレーダーの日米の性能差がどうなったかは、みなさんがご存じのとおりです。

また、高大な滑走路の整備には、ブルドーザなどの重機が無いと時間がかかります。
戦前、米国には、ブルドーザがありました。当然ながら日本もその存在は知っていたはずですが、自動車さえも十分に製造できない日本においてブルドーザを製造する力は無かったようです。
そのため、米軍の攻撃ではなく、自然災害的な豪雨時の水によって滑走路がでこぼこになると、爆弾を積んだ爆撃機は離陸不可能になったといいます。
なお、滑走路は、舗装されていませんでした。

まあ、すでに回答にありますが、米国は移民の国で、変な因習にとらわれない合理主義の国です。
優れた人材であると判断すれば、軍隊内で、日本でいう2階級特進なんてのは当たり前みたいでした。
でも、日本は、ハンモックナンバーといって、学校時代の序列を重視したそうで、先輩を抜いて、部下が上司になるってのができなかったようです。
ダメ上司の下に優秀な部下の組み合わせとなれば、ダメな結果しか得られません。
これは、ミッドウエ海戦の大敗北の原因にもなりました。

また、米国の歴史をみると、優れた企業家(野心的な事業家)が何人もいて、製鉄、石油、鉄道などの産業が大規模に発展しました。
現代の感覚からすれば、「それは○○法違反の行為だろう?」というようなことも、バンバンやって企業規模を拡大していったようです。
まあ、これは、プロテスタントの宗教思想の後押しもあったのではないか?なんて思ったりします。

振り返って、日本の江戸時代には、「世の中を騒がすことをしてはいけない」というのが基本的な考え方だったようです。
欧米では、馬車がありますけど、江戸時代、日本には馬車はありませんでした。
日本の馬の力が弱かったという理由もあるようですが、それよりも「馬車を作ってはいけない」という掟があったようです。
合理的に考えて「○○のように改良したほうがいい」と思えることがあっても、そういう発明・改良は、「お騒がせ行為」として疎んじられたみたいです。

現代においても、「コンピュータと通信を組み合わせて○○すれば、すごく合理的になり、大儲けができる」と米国は考えて行動しますし、そういうことをアメリカの法律は邪魔しません。「○○してはいけない」というブラックリスト方式が米国流です。
でも、日本においては、「○○してもよい」というホワイトリスト方式が採用されているようで、優れたビジネスモデルを考えても、「それは前例がないので許可しない」ということが多いみたいです。
宅配のヤマトの事例が参考になると思います。

まあ、何にしても、変な因習、法律にとらわれず、修正すべきものがあれば憲法でさえも何度も変更する米国と、多くの人が「こりゃダメだ」と考える憲法をまったく修正できない日本との違いが、国力差の原因であると思います。
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初中期は、原動力は奴隷と移民ではないでしょうか。

移民には高等教育を受けた技術者科学者を含みました。その後の第一次大戦では戦争に深入りすることなく物資を供給し利益をほぼ独占したこと。これが最大の要因かと思います。
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