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何故女王のいる国では、息子が生まれるまで色々な手段を取らなかったのでしょうか?
大抵の王位って男性優位ですよね、女王が即位している理由や考え方を教えてください

A 回答 (4件)

男だとか女だとかは関係ない。


 どちらにせよ出身母体の一族を率いる統領として、王なり女王なりになる。長子が生まれたらそれが次世代の統領。女ばかりでも、一族を束ねる技量が認められれば女王になる。

 知られていることだが、英国女王は祭儀を仕切る以上の権限がある。議会に対してもはっきりと「こうやって欲しい」という言葉をはっきりと伝える。日本のようなただの象徴ではない。

 現実問題として、男と女の産み分けなぞできないのに、その表面的な結果だけをみて云々言っても始まらない。
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女が継いでも同じだったからです。



イギリスが面白いのは、19世紀末まで、貴族は限嗣相続を選択することができました。これは男子一人にすべてを相続するものです。選ばないこともできましたが、大体はそうしていたようです。これには理由があって、イギリスでは貴族が広大な土地を所有していて、村人というのはそこで働く小作人に過ぎなかったということです。もし貴族の子供たちがバラバラに相続すれば、小作人の家族もバラバラになってしまい、村がバラバラになってしまうため、そうならないように限嗣相続を選択できたということです。

ところがイギリス国王は財産は莫大ですが、国全土の所有者ではありませんでした。もちろん自分の土地がありそこには小作人もいましたが、重要なのは「国を運営管理する権限」の相続だったわけです。

そして、当時のヨーロッパの国王はほぼどこも同じような規定になっており、しかもハプスブルグ家に代表されるように、各地の国王や貴族たちは親戚だったりもしたのです。
そうなると重要なのは「本家筋が遺産を相続してくれること」だった、ということになります。

もう一つヨーロッパの王家で重要だったことは「祭祀権をローマ教皇が握っていたこと」です。11世紀のカノッサの屈辱以来、聖職者の叙任権は教皇が握り続けており、聖職者が教皇の意向に従うということは、王はヨーロッパがキリスト教国であるがゆえに、教皇からお墨付きをもらわないと、実質的な国家の相続ができなかったわけです。

この争いのほうに主眼が置かれたため、ヨーロッパでは「国民が望み・貴族諸侯が忠誠を誓い・教皇が納得する王」であれば男女問わなくなっていきました。

それに加えて、各国の王や貴族がほぼ親戚なわけですから、血統のような考え方はどんどん薄まり、さらに立憲君主制の考え方もできてからは、加速度的にどちらでもよい、ということになっていったのでしょう。

日本については祭祀権の問題があります。ローマ教皇が男性だけのように、祭祀は「男性に限る」と言うところが多いからです。

日本の天皇は皇帝:エンペラーと呼ばれるわけですが、それは政治的実権・軍事指揮権・宗教祭祀権を一人で持っているからです。天皇は軍事指揮権が無いと思うでしょうが、幕府も今の内閣も「政治と軍事指揮権は任命したものに任せる」としているからです。本来は天皇の権限なのですが、それを委譲していて、承認のハンコ(御璽)だけ押すようになっています。

ほとんど人が気にしていませんが、天皇が御璽を押すことを拒否したら、法律も条約も結べないし、戦争だって宣戦布告できないし終戦条約も締結できません。だから本質的には「政治的実権・軍事指揮権・宗教祭祀権」のものなのです。

そして宗教祭祀権は今でも天皇が握っています。再来年今上天皇が退位したら、皇太子が即位し、大嘗祭が行われますが、この大嘗祭を行わないと、天皇は即位したことを神様たちに知らせることができないので、事実上「即位していない」ということになります。

ですから、祭祀権は男性のみと言うところが今でも多く、ローマ法王も男性だけだし、天皇も男系のみということになっているわけです。
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その「色々な手段」って, いったいどういうものなのでしょうか?



なお, ヨーロッパの君主国で「女王」 (女性の君主) を許容しているところでは, 今日全て「男女に関係なく生まれた順」に継承権を設定しています.
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イギリスの場合には、男女平等思想があるのです。

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