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高級羽毛布団とお手軽価格の羽毛布団、何が違うのか?

高級羽毛布団とお手軽価格の羽毛布団、何が違うのか?寒い季節に欠かせない羽毛布団であるが、同じ羽毛布団でも値段の差が激しく、どれを買ったらいいのか悩んでしまわないだろうか? 「教えて!goo」にも「羽毛布団の選び方」と相談を寄せている声があった。そこで今回は、高級羽毛布団とお手軽価格の羽毛布団では何が違うのか、専門家に話を聞いた。

■高級羽毛布団とお手軽価格の羽毛布団の違い


「先にご理解していただきたい点は、大手メーカーや通販会社等で作っているものは、その生産数等により同じレベルの品質でもより安くなっている部分があります。ですが、大量生産して安く販売しているメーカーであっても、3万円でもちゃんと利益がでる素材やコストで仕上がった製品であるわけですから、仮に10万円の羽毛布団と同じレベルで3万円になっていることなどはありません」(米田さん)

そうアドバイスしてくれたのは、眠りと寝具の相談ができる布団専門店「ふとんのヨネタ」2代目店主の米田創さんだ。それぞれの値段にはそれ相当の理由があると言えそうだが、具体的に高級羽毛布団とお手頃価格の羽毛布団の違いはなんなのだろうか?

「高級品とお手頃品の違いですが、各種羽毛布団の違いは大きく3つあります。1つは中羽毛のダウン。2つめは側生地(布団の詰め物。羽毛布団のダウンなどを包んでいる布地部分)。3つめとして布団の構造(キルト・縫製等)です。基本的にダウン及び側生地の品質の違いによって、羽毛布団全体の重さや膨らみ、掛心地が変わってきます」(米田さん)

■中羽毛の違い


まずは、中羽毛のダウンの違いから、詳しく見ていきたい。

「ダウンにはグースダウン(ガチョウの毛)とダックダウン(アヒルの毛)があり、基本的にはグースダウンの方がダックダウンよりもダウンボール(羽毛のサイズ)が大きく、量が少なくても暖かい、高価なものとされています」

だが例外もあるという。

「例えば高級品(仮に10万円以上)になると、グースの布団ばかりとなります。しかし10万円以下となると、グース・ダック両方があり、ここでは必ずしもグースが良いと決まっているわけではなく、このレベルのなかだとダックの方が良い(膨らみの強い)場合もあるということです。手頃な価格品のダックを使った羽毛布団でもグースよりもずっと膨らみがあるのはこのためです」(米田さん)

さらに品質表示からも違いが分かるという。

「羽毛布団の品質表示にはダウン〇〇%と書かれていますが、例えばダウン85%・スモールフェザー15%よりも、ダウン93%・スモールフェザー7%の方が品質のよいものとなります。ちなみにスモールフェザーとは、羽根のことで、羽根布団の弾力性を引き出すため、高級羽毛布団でもどうしても含まれるものです。手ごろなものほどダウン70%や85%等が多く、高級品はダウン93%や95%のものが大半となります」(米田さん)

とはいえ、この品質表示がすべてではないとのこと。

「ただし、こちらも表示だけではわからない部分もあり、あくまで中に入っているダウンの比率が93対7ということであって、ダウンの産地やダウンボールの大きさによって膨らみや耐久性が変わることも多々あります。つまり、ダウンがたくさん含まれていれば高級品で暖かいわけではなく、産地やダウンボールの大きさによって膨らみや耐久性が変わり、値段にもそれが反映されるということです」(米田さん)

見方は服の素材と同じである。一般的には、ダウンが含む量で見ればいいようだが、例外もあることもきちんと抑えておきたい。

「ダウンの産地としては日本に輸入されているダウンの約70%ほどが中国・台湾産で、約30%ほどがヨーロッパ産(フランス・ハンガリー・ポーランド等)と言われています。全てがそうではありませんが、比較的中国産よりもヨーロッパ産の方が品質の良いものが多くなります。中国・台湾産に比べ、ヨーロッパ産の方が寒冷地で水鳥が育てられるため、ダウンボールが大きく保温性のよいものになっております。また中国・台湾産の方は、グースよりもダックの生産が多く、高級品よりも手ごろな価格品への製造が多くなっています」(米田さん)

ダウンの産地がヨーロッパである方が、より高品質で値段が高くなるというわけだ。

■側生地の違い、構造や縫製の違い


次に側生地の違いついて聞いた。

「側生地ですが、手ごろなものはポリエステル85%・綿15%等、化学繊維、合成繊維のものが多くなります。寝ているときの熱や湿気の吸収を考えると、綿素材の方がよいのですが、綿素材でもよいものほど細い糸で作られており、やわらかく軽く、掛心地の良いものになります」(米田さん)

側生地は高級品なほど、綿素材の細い糸で作られているとのこと。では最後に、布団の構造については、高級品と安価な羽毛布団でどんな違いが見られるのだろう?

「構造についてですが、構造は立体キルトという正方形のマス目が一般的です。マス目があまり大きなものになりますと、そのマス目の中で羽毛が偏ったりもしますし、あまり細かいと膨らみが出にくくなります。シングルサイズの場合は幅4列、長さ5段が基本となります。また構造が複雑(表生地と裏生地の間にもう1枚布が入り、上下のマス目をずらしている等)になるほど、保温性やフィット性があがる場合があり、その構造の違いだけでも1~2万円の差があったりします」(米田さん)

つまるところ、高級品であればあるほど構造が複雑になっているのだ。さらに、縫製についても聞いた。

「縫製に関しては、一般的には海外で縫製がされ、日本でダウンを投入というスタイルですが、日本の工場で縫製されているものの方が、仕上がりがしっかりしていることが多いです。その場合は料金にも反映されております」(米田さん)

日本で縫製されたものの方が高額になり、高級品になるようだ。羽毛布団は敷布団などに比べ、価格幅が広くわかりづらい。プロのアドバイスを参考に、自分が求めている羽毛布団を手に入れて欲しい。

【取材協力】
ふとんのヨネタ

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