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トイレの張り紙をつい読んでしまう心理

トイレの個室の張り紙をつい読んでしまう心理日頃からお世話になっているトイレ。用を足しながらちょっと落ち着ける場所だが、男性諸君は小便器の個室がないことに不満を感じることもあるのでは。もしあれば大の個室のように落ち着いて用を足せると思うのだが、これについて皆はどう考えているのだろう。「おしトピ by 教えて!goo」で聞いて見たところ、こんな声が寄せられた。

男性トイレの完全個室化ってアリだと思う?

■小便器の個室化は混雑の恐れあり!?


「荷物が多い場合、個室の方が安心ですね(以下略)…」(悪代官さん)、「ありだと思う。(トイレで)タバコとか吸っている人がいると煙が流れてくる時もあるからね」(yuuchan_00さん)、と個室化によって荷物の盗難防止ができるなど肯定的意見の回答が見られた。

だが一方で、「個室では高速道路、劇場で待ち時間が長く行列が出来て漏れちゃいます」(よしちゃんですさん)、「すっごい並びますよね」(りゅうたさん)、と個室を増やすと混雑が心配という声もあった。

■よく見ればトイレの中は張り紙だらけ


ところで、個室か否かに関わらずトイレに入ると、張り紙がいろいろあることに気づく。例えば、世界一周を誘うポスター、映画のチラシ、また、居酒屋であればコースメニューの紹介など。その中で、とくに個室の張り紙はなぜかよく目に付き、ついつい読んでしまいがちだ。これってどうしてだろう。「ニッポンのトイレほか」の著者、マリトモさんに聞いてみた。

まず、トイレの個室空間については「忙しいこの世の中で、唯一ひとりきりになれる空間でありながら、排泄という本能を満たすことができる。いわば“究極のプライベート空間”だと思います」との認識を示す。

では、そんな“究極のプライベート空間”でなぜ張り紙に目がいくのか。

「トイレに入っている瞬間だけは、誰からも邪魔されることなく、すべてから開放されて無意識になれる。そのため目の前の張り紙のメッセージに、自然と目がいってしまうものです」

どうやらトイレの個室空間は、そこに書かれているメッセージが、頭にすんなりと入ってきやすい環境になっているようだ。

■張り紙には人間味が滲み出ている


ところで、そのトイレの張り紙のメッセージをマリトモさんはどう見ているのか。

「よく見かける“いつも綺麗にご利用いただきましてありがとうございます”という、一見丁寧でシンプルな張り紙でも、よくよく考えてみると、すこし押し付けがましい日本語にも思えてきます」

日本人ならではの婉曲な言い回しである。

「また、“一歩前へ、流せ”といった店側の“お願いメッセージ”からヒートアップし、あまりのマナーの悪さに憤慨している張り紙や、逆に低姿勢すぎるメッセージ、そこに描かれたゆるい絵など、張り紙には様々な内容があります」

張り紙には書き手の人間味が滲み出ており、その「空回りしている感」につい親近感を覚えてしまうとのこと。それを踏まえると、閉ざされた個室空間でのメッセージは、見る者の想像力を強く刺激し、つい見ずにはいられなくするユーモアがあるのかもしれない。

ニッポンのトイレ●専門家プロフィール:マリトモ
大阪生まれ。トイレハンターという名のフリーライター。日本と世界にあるトイレ、張り紙などを掲載した著書『ニッポンのトイレほか』を2013年秋に発表。現在、“トイレハンター”として各メディアで活躍中。
「マリトモ著ニッポンのトイレほか」http://maritomo.com/toilet/


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