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意見文のテーマの選び方、書き方をプロに聞いた

意見文のテーマの選び方、書き方をプロに聞いた学生の宿題で頭を抱えるものの一つに、「意見文」がある。「教えて!goo」にも、「意見文のテーマ」という悩める中学生からの質問が投稿されている。この疑問を解決すべく、塾講師の小田原漂情先生に話を聞いた。

■意見文は“テーマ選び”が鍵を握る!


そもそも意見文とは、ある事柄に対して自分の意見を述べる作文。感想文とは意味合いが異なるので注意が必要だ。中学生の宿題として出されることが多いようだが、最も苦戦するのがテーマ選び。では、どのようにしてテーマを選ぶとよいのだろうか?

「まず、指定されたカテゴリーに添っていることが第一条件ですが、その次に大事なことは、自分自身が強い関心を持っている内容であること。そうでなければ、読む人をひきつける内容の文章は書けません。書き方にも関わることですが、自分自身が取っかかりを作れるテーマを選びましょう。その上で、時事的な話題や、学校やクラブなどの所属している集団の皆に関わりのあるテーマであることが、読者をひきつけるポイントになります」(小田原先生)

人は、そもそも関心の無い出来事に関して肯定も否定もしないもの。「どのテーマにすればウケが良いか」や「良い成績を貰えるか」を考えるのではなく、自分の身近なテーマを選ぶのがおすすめだ。

■書き方は「起承転結」がベター


小田原先生によると、意見文の書き方としては、起承転結の形をとるのがもっとも書きやすいとのこと。具体的には、以下の内容になる。

「(1)起:話題を起こし、読者の注意を呼ぶ。(2)承:『起』の内容を受け、さらに話題を膨らませる。(3)転:ここでは完全に、別の見方を示す。かつ『結』の伏線として、流れを作る。(4)結:『意見文』の核となるところ。自分の意見を集約し、言うべきことを言いきる」(小田原先生)

しかしながら、「起」から順番通り書き始めると、途中で支離滅裂になることがあるので気を付けよう。

「大切なことは、『結』での落着点を意識しながら、『起』『承』『転』を書きすすめていくことです。特に『転』の段階でのメリハリがはっきりしていると、『結』の内容が生きて読者に届くでしょう」(小田原先生)

原稿用紙に清書する前に、ざっくりとした全体像を下書きしておくとスムーズに進むだろう。

■大人が意見文を書くときに気を付けるべきことは?


社会人になってからも、朝礼などで自らの意見を表明する機会は存在する。自分用のメモとして意見文を書く場合でもコツは上記と同じであるという。

「大人の場合も大きな違いはありません。ただ、大人になり、立場が大きくなるほど、その文章によって動かしたい相手、影響させたい組織など、対象がはっきりしてくると思われますから、『その文章によって、何を(誰を)どうしたいのか』ということに配慮し、書く必要があるでしょう」(小田原先生)

筆者が子どもの頃、意見文の課題は無かったように思う。意見文を提出する機会が増えているとすれば、「自分の頭で物事を考え、自分の意見をきちんと伝える」人材が求められていることの表れとも言える。苦手意識がある方は、自分の意見をきちんと伝えるための練習だと思って取り組んでみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:小田原 漂情
1963年生まれ。2004年から文京区にて、本質的な国語教育を行う「言問学舎」を経営。また歌人、小説家として、歌集、小説、エッセイ集など、著書多数。短歌を中心とする文学サイト「美し言の葉」を石井綾乃と共同運営、『桜草短歌会』主宰。

(酒井理恵)

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