はじめまして、ユウと申します。
実は、最近医療情報システム関係の仕事に就いたのですが、今度社内で開業医向けの電子カルテとレセコンについて発表をしなければなりません。
それぞれについて大まかなところは把握しているつもりなのですが、詳しいところがよく分かりません。
中でも、レセコンがどこまでの機能を持っているのか、というよりレセプト自体がよく分からないのです。
それぞれの違いを示した上で、実際の営業に結びつけることができるような話をしたいのですが、どなたかお分かりになる方教えてください。
また、電子カルテ導入のメリットなんですが、今まで紙カルテで運用できていた医院が数百万円もかけて導入するメリットってあるのでしょうか?現在、ドクター自身が開発した電子カルテがかなり安く販売されていますが、その金額の違いって何なんでしょうか?
これもお分かりになる方に教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
元医師会関係者です。
開業医向けの電子カルテとレセコン、ということですが、実のところ、紙カルテを使っていた医師が電子カルテへ移行という例は殆どありませんでした。おっしゃるとおり、メリットがないと思います。ただ新規開業のお若い先生方はすべて電子カルテを導入されました。導入メーカーとしては様々で、偏りはありませんでした。いくつか拝見しましたが、診療報酬のことなども分厚い点数表を開くことなく即座に答えて下さり、便利さを感じました。
現在レセコンを導入している医師も、契約更新時には多額の資金が必要になっており、メーカーへの不信感なども強いようです。
そこでご存知かと思いますが医師会はORCA導入を考えておりましたので、ORCAと連動できる電子カルテが数多くあればと思っていました。連動できるとしても、ORCA自体はフリーソフトですので莫大な費用がかかっては意味がないのですけれど・・・。
ドクター自身が開発されたソフトですが、使われている医師はこれで十分だとおっしゃる方が多くみられました。ただ、医師が作ったものは請求事務の処理がないものも多く、結局は別のソフトが必要になるようでした。
もし間違っていたりご存知のことばかりでしたらごめんなさい。少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました!!大変参考になりました。
やはり、営業先の大きなところとしては新規開業が多いのですね。それから、お分かりになればで結構なのですが、レセコン更新っていうのはどれほどの費用がかかるものなのでしょうか?私の知る限りでのレセコン更新というと、レセコンを新規で再購入というよりは、リースの切り替えというか更新というか、そんな認識しかないのですが・・・。いずれにしても本当に購入するのであればどちらにしても多額の費用はかかってしまうものなんですね(^_^;)
No.5
- 回答日時:
レセコンを始め、高額な機器のほとんどはリースで契約していると思われますし、月々いくらの支払いと決まっているので、導入時、更新時には高額な費用は必要ないと思います。
もちろん一括買取なら別ですが・・・・電子カルテですが、私の地域では開業医ではほとんど導入されていません。知り合いの当たらし物好きの医者で電子カルテを200万ぐらい?(費用は細かく聞きませんでした)
で導入した所があったのですが。2日で使うのをやめてしまいました。その医者はパソコンは一応どころかかなり使える方なのですが、キーボード入力では患者と向かい合えないというのです。そのため隣に事務員を陪席させて入力させたとのことです。実際には慣れや経験が絶対的に不足しているのが原因と思われますが、コストでいえば人件費節約にはなっていませんし、その医者のカルテは外部のものが見てもよく読み取れる丁寧なものでした。慣れるまではやはり今のペンとって患者を診て話すほうが早いし、気が散らないとのことで、自分と医院とスタッフのパフォーマンスを一時的でも患者相手に落とすわけにはいかないといっていました。
私の私見ですが、来院の患者数の少ない、パソコンに熟知した先生が初めて(要するに新規開業ですね)使っていくようにしたほうがいいと思います。
レセコンの機能はフルに使いこなせば、カルテにある情報はほとんど入力して保存しておけると思います。でも患者住所、保険情報ぐいらいまでで、あとはメインの機能である病名、診療内容ぐらいしか入力されていないし、請求業務にはそれだけでまったく問題無く業務に使えます。
検査結果やこまかい患者情報は来院のたびに変わるし、年単位でも変わるので、紙ベースのカルテに書いてしまったほうが使いやすいと思います。あとは日々の集計や月々の情報や分析にうまく使えば請求、会計業務のみでなく経営に対しての様々な指針を示す材料も作れます。
ニーズとセールスポイントがずれているといい商品も情報も売れないので、よく自社の提供するもののメリットを客観的に分析してみてください。
長々失礼しました。
ありがとうございました!実際の現場での話を聞くことができ大変参考になりました。ただ、教えていただいた内容で一点疑問だったのが、リースの更新であれば特別費用というのはかからないのですか?以前に教えていただいた方からは更新するにあたってまた費用がかかるというふうに聞いていたのでちょっとビックリでした。でも、よくよく考えてみるとリースなのだから更新にあたって多額の費用がかかるって言うのもおかしいのかな・・・なんて思ってきました(^_^;)私の理解度が低いことが原因なのか、よくわからなくなってきました。そこら辺のことで、さらにお分かりいただけることがあれば助かります。重ね重ねすいませんm(__)m
No.4
- 回答日時:
何故電子カルテを導入するのか。
電子カルテにかぎったことではありませんが、投資した以上の利潤があれば投資する。それだけのことです。具体的に、電子カルテ導入で何が節約できるかというと、カルテの「保管料」です。カルテの法的保存義務期間は5年ですが、良心的な医療機関であれば、半永久的に保管します。その為、保管業者を利用したりと、管理費がばかになりません。その他、電子カルテを利用して感じた利便性は、カルテ紛失の危険性が少なく、また、カルテ探しの手間がはぶける(→人件費削減にもつなげることができる)ということ。ハードさえあれば、どこでもカルテがみられること。医師の難読文字を、看護師や事務が解読する必要がないこと(笑)
また、将来厚生省は現在紙が主流のレセプトをフロッピーディスクに変更していく目論見をもっているようです(一部の医療機関では変更済み)レセコン及び電子カルテは、こういった国サイドからの需要にも応えるものです。
しかし、開業医むけということであれば、上記にあげた利点が影響しにくく、コストパフォーマンスの面で難しいかもしれないですね。これをクリアするのが第一です。
ありがとうございますm(__)m
大変分かりやすく、理解することができました。
じつは、電子カルテと並び画像ファイリングも説明するのですが、sawai197さんのおっしゃる通り、開業医向けで電子カルテの話って、画像ファイリングに比べコスト面ではなかなか話しにくいんですよね(^_^;)
本当にありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
レセプトの話
病院が患者さんの治療をした時に治療費は保険に入っている人であれば3割を患者さんに7割を保険機関に請求します。この時に保険機関に対してこの患者にこれだけ治療をしましたといって提出するのがレセプトです。
保険機関はレセプトを審査した上で病院にお金を支払うため、ミス等があれば審査に引っかかりお金を払ってもらえません。
レセプトの作成は病院の収入に関わる大事な仕事になります。
レセコンの話
レセプトを作成する時に元になるのが点数表と言われる部厚い本で、これを見ながら実際の医療行為を点数に変換していきます。熟練した人ならパソコンを使わずに紙でできるかもしれませんが、新しい人に変わったらミスが増えて収入が減ったということになるので誰でも一定の仕事ができるようにレセコンを導入するケースが多いようです。
電子カルテの話
紙カルテの場合、医者はたくさんの紙(カルテ・処方箋・紹介状など)を書くことになります。その内容は重複していることが多く、パソコンでできれば時間が省けるという利点があります。
また、書き間違いをした時にこの紙にはこう書いているのにカルテには別のことが書いているなどがあれば、カルテ改ざんなどを疑われる危険もあります。パソコンでは電子的にコピーをするので間違いを防げます。
とまあ長々と書きましたが説明する時には、病院の立場に立って説明するのがわかりやすいようです。
頑張ってください。
No.2
- 回答日時:
NO.1の者です。
私も聞いた話なのですが、レセコンの更新費用は5年リースの場合、300万以上必要のようでした。しかも月々のリース料とは別に保守契約料も年間何十万円も必要だとかで。リースでなく買取りにした場合でもほぼ同額必要だったようです。2年に1度の診療報酬改定のことを考えると、ベンダーの気持ちもわかるんですけれど・・・。どの医師もレセコン更新時の多額の費用に頭を悩ませ、移行を考えるようです。
おっしゃるとおり、新規で購入するより契約更新の方が確かに安いと思います。使い慣れているし、メリットも多いですしね。
発表、頑張って下さいね。
重ね重ねありがとうございましたm(__)m
本当にわかりやすく理解することができました。
また何か質問することがありましたら、ぜひよろしくお願いいたします(^_^;)
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