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なぜ指定校推薦は偏差値の水増しになるのですか?
ネットでそう書かれていた方がいたのですが

大学受験

A 回答 (4件)

指定校推薦の受験者は、予備校などが発表する偏差値ランキングに反映されないからです。


例えば同じ受験者に対して、全体の定員が100名だとして、一般入試で100名取る場合(A)と、一般入試70名・指定校推薦30名で取る場合(B)を比較しましょう。
合格者は上位から順番に取ります。(A)は1から100位まで、(B)は1位から70位までが合格です。(実際には辞退者を見込んで定員より多めに合格を出しますが)
71位~100位までを含まない(B)のほうが、合格者の成績は良くなります。この部分が予備校の偏差値(合格ボーダー)に反映されるのです。
ただし、実際の入学者は指定校推薦でいろんなレベルの学生を含みますので、実際の偏差値は、予備校が出す一般入試の偏差値の実態とは違う、ということがあります。
同じ定員数でも、予備校のランキングに反映されない指定校推薦を多くすることで偏差値が高めに出る、そしてその偏差値は実態を示していない、というカラクリを揶揄して、大学の入試方法による「偏差値の水増し」と言っているわけです。
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#2さんの回答に一部反論。



>一般入試で合格するのであれば、複数受験できる機会や上位大学へのチャレンジ権を放棄するメリットはありません。

なくはありません、「明日の百より今日の五十」を優先する人たちにとっての、いわゆる安全策です。浪人に対する抵抗が大きい女子には多いでしょう。

>推薦やAO入試を、「学力以外の強みを評価して入学を許可する試験」として機能しているのは日本では東大と慶應しかないのが現実

東大に限らず上位国立大の多くの推薦は結局のところ学力評価です。慶應と一緒にすべきはないですね。慶應法学部のFIT入試などは偏差値水増しのシステムの典型であり先駆、これを最大活用して私学最難関の名を得たものです。センター利用もなくし優秀だが不本意の入学生(中退率も高い)を排除する代わりにブロック制のFITを拡大導入、忠誠心の強い学生を地方から集めています。

慶應においては定員補充の策でないことは明らかですが、「慶應も(早稲田も)やるのだからウチもやる」という無数の劣化フォロワーを生んでいるのも事実でしょう。
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指定校推薦入試に限らず、推薦入試とAO入試は実力がなくても入れてしまう制度です。



本当は、入ってくる生徒の学力が余りにも低すぎるので、推薦とAOをやめたいのですが、

やめられない事情があります。

その理由は、2つです。

1つ目は、やめてしまうと定員を満たすことができないことです。


大学の質は偏差値で評価されます。

見かけの偏差値を上げるために、推薦とAOでたくさんとってしまって、一般の倍率を高めなければならないというにが2つ目の理由です。

ですから、私立大学の偏差値は5~10を差し引いて考えなければなりません。

慶應は科目数を考えれば、10は差し引かなければならないでしょうね。


その見かけの偏差値より、指定校推薦で入ってくる生徒の偏差値は5~20は低いという実態があります。

ですから、ほとんどの生徒は大学に入ってから授業についていくのに苦労しています。

大学入学は決してゴールではありません。

スタート地点に立たせていただくだけです。

大学でも学びをより有意義なものにするために、卒業まで一般で受ける生徒と同じように受験勉強をすべきだと思います。

高校までの学びが大学の学びの質を決定するからです。
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元塾講師です。



 NO1の方が書かれていることに補足・追加いたします。
 指定校推薦を導入している大学の場合、合格者の下位部分が存在しないばかりでなく、その代わりの指定校推薦合格者の学力が著しく低く、仮に彼らの学力を数値化すると、序列的には200~300番程度の学力になるからです。
 日本の大学入試の指定校推薦は基本、私立大学にしかありません。また、これに合格すると他の大学を受験できないという制約があります。そのため、指定校推薦の出願者は「出願した大学より上位大学には絶対に合格しない人達」しかいませんし、ほぼ全員が「出願した大学には一般入試では合格しないような人たちだけ」と言えます。一般入試で合格するのであれば、複数受験できる機会や上位大学へのチャレンジ権を放棄するメリットはありません。

 もっとも、予備校が出している偏差値というのは、あくまで一般入試の合否ラインであり、大学そのものの評価ではありません。まぁ学生の質を計るには一番実力を反映している指標と言えますし、世間の評価もこれによります。ただ、推薦やAO入試を、「学力以外の強みを評価して入学を許可する試験」として機能しているのは日本では東大と慶應しかないのが現実であり、もはや定員割れ隠しや偏差値の水増しになっているのが現状です。
ご参考までに
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