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大腿骨頸部骨折の患者さんに床上リハビリテーションに関する看護研究を行いたいと思っています。
早期からリハを行うことで筋力低下や臥床傾向の予防をしたいために行うのですが、その運動をどうしたら効果的に行えるのか、悩んでいます。

内容としては一般的に行われているものを考えていて、それをどう工夫するかというところがなかなか思いつきません。

たとえば、リハを行う時は70%くらいの力で行うなどと本には書いてありますが、その70%というのを患者さんに対してどう説明したらいいのか、ということや、意欲を損なわずに行うにはどうしたらいいのか、ということに悩んでいます。

ぜひ、同じような体験をされた方、理学療法士の方、アドバイスを下さい!!

A 回答 (2件)

理学療法士です。


頚部骨折にも内側型・外側型があり術式によっても運動を始めていい期間が若干異なる思います。
運動内容はまず患部となっている股関節以外は二関節筋の働きを考慮しながら動かしてもいいと思います。

一番良い運動は等尺性の運動です。
膝関節は二関節筋である大腿四頭筋などの影響が出やすいので関節運動を起こさない筋収縮がポイントとなると思います。

足関節の運動もいいですね、マッスルパンピングを利用して下肢の循環を促すことが可能です。

術後に運動療法の処方が出るまでの間、臥床期間が長いと腹筋が弱くなってしまいます。
健側の膝を立て腰への負担を多少なり軽減させながら、頭部を挙上しおへそを見る運動は腹筋の筋力強化を行えます。

健側に関しては運動制限が無いのが普通ですので下肢の挙上や屈伸運動はさせてもいいと思いますよ。
患肢の運動については主治医とどの程度の運動や荷重が可能なのか確認しながら行ってください。

また、運動量についてですが目安は10ROMです。
だいたい10カウントを基準に行います。
高齢者などで体力や筋力に乏しく10カウントが難しい場合は5~7カウントでスタートしてもいいと思います。
運動をしているうちに筋力はついてくるので回数は1週間~10日を目安に増やしていけばいいと思いますよ。
10カウントできればセット回数を増やしていけばいいと思いますよ。
主治医に確認してOKなら重りを負荷させることも出来ます。

70%の運動量というのは患者さんへの説明をどうしたらいいのか迷いますし患者さんも理解しにくいと思います。
その点、回数なら指標にもなるし患者さんへの説明もしやすいのではないでしょうか?
ご参考までに・・・
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございました。
なかなか看護師では分からないところも多々ありますので参考になりました。
このアドバイスを参考にさせていただき、また自分で患者さんと接してその人にあったやり方でリハビリをしていきたいと思います!

お礼日時:2004/09/23 13:18

 70%とはどの程度か?難しいですね.


 全力で力を使った場合、全身の緊張を高め、息を止めた状態で運動をするでしょう.70%とはおそらくそうならない程度の強さ、つまり、息が止まらない程度の強さと解釈するとよいのではないでしょうか.
 一般成人の場合、日常生活動作で必要な力は20~30%です.それ以上の力を使えば筋力強化になります.高齢者の場合は日常生活自体でかなり全力に近い力を使われてますので、日常生活と全力との幅が少ないため、強度には注意が必要でしょう.
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