原爆投下について。私が無知なのか、どうしてもアメリカへの意見が厳しすぎるような気がしてしまいます。

Question

あの頃、日本も終戦ギリギリまで原爆の開発を行っていました。ドイツが降伏し、原爆の材料が入手困難になったので中止。
条件が整っていれば日本がアメリカに先に落としていたかもしれない。立場が逆になってたかもしれない。
そして何より、日本人も多くのアメリカ人を殺しました。原爆では数え切れないもっと多くの人が亡くなったと仰る方もいますが、命の重さに数や国境は関係ないと思うのです。

無知ゆえに、不謹慎な質問で申し訳ないです。どなたか回答よろしくお願いします<(_ _)>

head1192 · Accepted Answer

世界的に見れば、原爆投下などアジアの片田舎の一出来事にすぎません。
日本国内にいるから日本国内の意見がクローズアップされるだけです。

ただ、核廃絶は、キューバ危機などで核の恐怖を身を持って味わった人種（国民ではない）の、切なる願いでもあります。
それらの人種の象徴として、唯一敵国に落とされた原爆というのは、非常に重要な象徴的な意味を持ちます。

chiha2525 · Answer

あなたの直感は正しいですが、２つほど間違いがあると私は思います。

まず正しい部分、これは殺された人数を挙げて『原子爆弾だけが悪いという意見はおかしい』というところです。そしてこれはその通りです。

次に間違えているところを述べます。
１つは、それが市民を狙った無差別殺人であったという点です。これは最初ナチスドイツがＶ２ロケットで英国市民を無差別攻撃したことが最初と言われています。もちろんそれまでも、チンギスハーンが一都市全員皆殺しにしたとか、そのような話もありましたが、基本的には戦闘は戦場で兵士同士が行うものであるという認識が世界的にありました。それをやぶって一般市民を殺し始めたのは上記のナチスドイツでありヒットラーであると言われています。ところがそれを批判しておきながら米国は同じことを日本にしました。これは当然批判されるべきことがらです。

もう１つは、原爆の被害は爆発して終わり、ではなく、その後も非常に長く人々に影響を与え続けるということです。最近では地雷の使用を世界的に禁止していますが、これも同じく戦争が終わった後も長らく人々に影響を与え続けるというところが、倫理に反すると考えられてるためです。核兵器も、戦争が終わった後も、多くの人々の長い苦しみを与え続けています。あまり知られていませんが、今でも病気を発症したりして、原爆の被害を被っている人たちがいます。戦争は終わった、７０年前に、しかしそのせいで今でも死んでる人がいるのが現実です。

このような部分を無視して、兵士の死んだ数と、一般市民が殺された数とを比べ、そして勘定されない戦後に死んでいく人たちを無視して、『原子爆弾が悪いのはおかしい』という主張は正しいと思えるでしょうか。

しかし、原爆被爆者の人々は、原爆が悪いと主張せずに戦争が悪いと主張しています。北朝鮮は戦争で皆殺しにすればよい、中国は戦争で痛めつければよい、などという主張は”間違えている”と言っています。あなたは、どのように考えるでしょうか。

rose2011 · Answer

> どうしてもアメリカへの意見が厳しすぎるような気がしてしまいます。

私は「逆」と感じてます。

民間人を対象とすることや、原爆自体が、ハーグ条約違反であって、原爆投下は、もっと批難されて然るべきと思いますし。
敗戦濃厚の日本に対し、原爆を使用せねばならない理由が希薄な中、アメリカの強い思惑で投下されたと言うことは、ほぼ事実に認定されています。
また、これらは日本からの批判だけではなくて、世界的にも批難されており、被害国である日本としては、もっと批難しても良い内容かと思いますよ。

ただ、日本や日本人は、それ以上に、講和条約等を尊重すると共に、「戦争加害」への反省の方が強いから、この程度の批判に留まっているのでしょう。

逆に、何をもって質問者さんが、「アメリカへの意見が厳しすぎる」と感じておられるのか判りませんが・・。
核兵器や核兵器の使用に対する批判と、混同しているのではないでしょうか？

この部分では、世界で唯一の被爆国である日本は、世界でも屈指に核アレルギーを持つ国であることは確かだけど。
「反核」を主張する中で、当時のアメリカ批判が出てきている点は、排除して考えた方が良いですよ。

反核的なアメリカ批判を排除しても、まだ日本が当時の原爆投下への批判が厳し過ぎるとは、全く思えませんし。
そこを批判するのであれば、この程度の批判では収まらないですよ。

韓国の従軍慰安婦問題などとは比較にならないほど、世界的にも重大な問題であって。
日米関係に大きなヒビが入る様な、国際問題，国家間問題になってなけりゃ、おかしい話です。

tanzou2 · Answer

原爆の問題だけではありません。

それを取り巻く状況があったのです。

以下がそれです。
こういう状況で原爆が使われたわけです。

当時の米国は、１９３０年に続く大不況の真っ只中でした。
ＧＤＰは１／２に、株価は１／１０に落ち、国民の１／４が
失業し、あちこちで暴動が発生していました。
ルーズベルトは、ニューデールなどの政策を打ちましたが効果は
はっきりしません。

これに加えて、当時は社会主義運動が盛んに
なりつつありました。
うかうかしていると、体制すら崩壊しかねません。

また、米国は英国フランスなどにも大量の資金を
貸し付けており、彼等が敗戦になれば、貸し金が焦げ付く
可能性がありました。

それでどうしても戦争をやる必要があったのです。
戦争は最大の公共事業ですから。その証拠に戦後、米国
経済は見事な復活を遂げています。

米国歴史学の権威チャールズ・Ａ・ビーアド元コロンビア大教授は
公文書を調べて、ルーズベルトが巧妙に日本を戦争に引きずり込んだ
過程を明らかにした本を出版しましたが、これは事実上の発禁処分
にされてしまいました。

３１代米国大統領のフーバーが、ルーズベルトを、日本を無理矢理戦争に
引きづり込んだ狂気の男、と評した書見を残しています。
彼は、ルーズベルトは真珠湾を知っていた、とも書き残しています。

マッカーサーは戦後、あの戦争は日本の自衛戦争であったと
米国議会で証言しています。

フランクリン・ルーズベルトはオランダ出身で、「有色人種への差別が格別に強かった」と、ニューヨーク州ハイドパークの大統領私邸で会談した英国のロナルド・キャンベル公使は本国に書き送っている。キャンベルが、この会談の席上、ルーズベルトから打ち明けられたのが「劣等アジア人種」の品種改良計画だった。

「インド系、あるいはユーラシア系とアジア人種を、さらにはヨーロッパ人とアジア人種を交配させ、それによって立派な文明をこの地に生み出していく。ただ日本人は除外し、もとの島々に隔離して衰えさせる」

banbanzai55 · Answer

アメリカは都市部への大規模爆撃のときは警告ビラをよく撒くことがありました。
しかしそれを見て避難すると非国民やスパイ扱いされるため
逃げることができなかったのです。

akamegane3 · Answer

例えば911テロで何故アメリカは激怒して他国へ攻め行ったのでしょう？

あの程度の民間人の死者なら毎年アメリカが行う空爆で数倍の命が失われています。

その理由を教えてください。

海老川散歩 · Answer

＞そして何より、日本人も多くのアメリカ人を殺しました。

原爆投下や東京空襲など都市部への無差別爆撃、米軍機の逃げ惑う子供を含む民間人への機銃掃射による殺人などの戦争犯罪は
これまで一切戦争犯罪として問題にもされませんでした。

毛沢東の言葉を借りると「戦争の基本原則は自己を保存し敵を消滅することである」なので
戦争で敵を殺すことは特に犯罪とはされません。敵というの戦争中の敵軍です。原爆投下や東京空襲などの無差別爆撃、米軍機の子供に対してまでの
機銃掃射は民間人の犠牲が殆どです。戦争といえども、理由もなく民間人を殺すことはれっきとした戦争犯罪です。
この辺の　基　本　常　識　が　完　全　に　抜　け　て　い　ま　す　。

基本常識が抜けているうえに部分的には「命の重さに数や国境は関係ないと思うのです。」というまともなことを言っていますね。
これははっきり言ってまだらボケ状態です。

＞無知ゆえに、不謹慎な質問で申し訳ないです。

無知なら勉強し直してください。
不謹慎と思うなら質問や意見の拡散は辞めてください。
あなたは「申し訳ないです。」と言いながら堂々としかもぬけぬけと言っているではないでか。

OnneName · Answer

>条件が整っていれば日本がアメリカに先に落としていたかもしれない。
開発と言っても基礎研究の段階だし事実上ギブアップしているドイツ降伏は関係ありませんね。まあ被爆後すぐに核爆弾である事が判り必要な計測が出来た程度の段階。

残念ながら原爆を製造できるような工業力はありませんし運搬手段もありませんね。

>そして何より、日本人も多くのアメリカ人を殺しました。
アメリカと違って非戦闘員をターゲットとして居ませんし、病院船や学童疎開船を沈めるような国際法違反行為も行っていませんよ。

非難されるのは敗戦が確定的になってから対ソビエトへの覇権確保のためのデモンストレーションとして非戦闘員を殺戮したからでしょう。

majimemaru · Answer

＞どうして原爆に関して、アメリカへの意見がこんなにも厳しいのでしょうか？

私が思う事は、「アメリカが原爆を投下した」という評価は正しくても正確ではないと思います。

確かにアメリカは原爆を投下しましたが、正確には、アメリカの民主党議員が原爆投下に賛成したからです。共和党議員やアメリカの軍部は原爆投下に反対しています。

その様な背景があるにも拘らず、全てのアメリカ人が原爆投下を肯定していた。というような印象操作をされているような気がしてなりません。
これは、反米感情を植えつけるのが目的かもしれません。

＞日本人も多くのアメリカ人を殺しました。

例えば、「南京大虐殺」について日本を擁護する理由に、「中国人も多くの日本人を殺しました。」という擁護をしたらどうでしょうか。
中国人はそれで納得するはずもないですし、「南京大虐殺を否定する側の日本人」にとっても、そんな馬鹿げた反論は迷惑でしかありません。

「こんなにも厳しいのでしょうか？」の理由が少し分かった気がします。
アメリカを擁護する人の言い分が馬鹿馬鹿しいからかもしれません。

因みに、戦時国際法で観れば、「南京大虐殺」は否定できます。

そのオススメの本
↓
『歴史戦は『戦時国際法』で闘え―侵略戦争・日中戦争・南京事件』

アメリカを擁護する時も、戦時国際法の視点で擁護するのが良いです。
例えば、沖縄戦の米兵による沖縄の日本人民間人の殺傷については、米兵の戦闘行為は戦時国際法で正当化できます。何故、民間人を殺しているのに戦争犯罪にならない時があるのかは、戦時国際法を学んでください。

ただ、広島・長崎の原爆投下は戦時国際法でも明らかに戦争犯罪なので擁護は不可能です。苦し紛れではありますが私は「当時のアメリカ人には反対する人も多かった。アメリカを一くくりにしてはいけない。」という論調で擁護しますかね。

AVENGER · Answer

「原爆投下は虐殺」と言うけど、なんで昭和２０年３月１０日の東京大空襲とかは出ないんだろうね。
一晩で１０万人焼死してるんだけど。人数だけなら原爆に匹敵する数だし。
それ以外のB-29の都市に対する無差別爆撃だって虐殺。

まぁ、アメリカ（＋イギリス）はドイツに対しても無差別爆撃をしてるんで日本だけが被害者じゃないけど。
無防備都市宣言してたドレスデンなんて、未だに被害者の数が特定できず一説には１５万人だし。

原爆投下について。私が無知なのか、どうしてもアメリカへの意見が厳しすぎるような気がしてしまいます。

世界的に見れば、原爆投下などアジアの片田舎の一出来事にすぎません。

あなたの直感は正しいですが、２つほど間違いがあると私は思います。

> どうしてもアメリカへの意見が厳しすぎるような気がしてしまいます。

原爆の問題だけではありません。

アメリカは都市部への大規模爆撃のときは警告ビラをよく撒くことがありました。

例えば911テロで何故アメリカは激怒して他国へ攻め行ったのでしょう？

＞そして何より、日本人も多くのアメリカ人を殺しました。

>条件が整っていれば日本がアメリカに先に落としていたかもしれない。

＞どうして原爆に関して、アメリカへの意見がこんなにも厳しいのでしょうか？

「原爆投下は虐殺」と言うけど、なんで昭和２０年３月１０日の東京大空襲とかは出ないんだろうね。

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