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英語でA of Bで「BのA」と訳したりしますがcure A of Bで「AのBを治す」とも訳しますよね?
ofがAのBなのか、BのAなのかは文脈で判断するしかないですか?

A 回答 (4件)

文脈から考えることはいつでも必要です。

でも、句動詞の前置詞は、イギリス人が書いた文法書でも、理屈ではなくて丸覚えするよりないものもあるとあります。とくに、この cure ~ of のようなケースのことだと思います。

of は一般的な所属を言うものと、句動詞の目的語を言うもの、about に似た意味と from に似た意味の場合があります。cure of のように中間的であいまいな感じがすることもあります。

だいたい動詞との組み合わせで決まっているので、頻出語は覚えておくと便利ですね。

cure A of B は「AからBを取り除く」と捕らえると、似たように使われる動詞がいくつかあります:
rob/cheat/deprive/defraud/strip A of B
clear/cure/ease/heal/relieve/rid/absolve A (of B)
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以下に上げました動詞からもう少し考察をしてみました。


〔(of B) と括弧を付けているのは、つけない場合もあると、たぶん、調べた上でだったと思いますけど、文脈から分からないものは、付けておいたほうが良いですし、分かるものは省くのが普通ですし、詳細は、その都度、辞書で確認願います。〕

rob/cheat/deprive/defraud/strip A of B
このグループは、Aを襲うなど害を与えて、Bを奪う、意味です。

clear/cure/ease/heal/relieve/rid/absolve A (of B)
このグループは、(clear 以外は人を対象として)害を除いて楽にしてあげることが共通していると思います。

いずれも、動詞自体が、目的語に、(直接動作がいくモノではなく)動作の影響を被る・享受する対象を言う動詞だということが、その他多くの場合と違うんですね。

このため、分かりにくさが生まれますが、ここに、その動作が、直接かかるモノを、of を用いて表していますね。こう考えると、about と取るのが妥当かと思います。が、

世間に言われることを見ていると「Aを襲って・助けてBから切り離す」という考え方もあります。こうなると、from と取るのが妥当ですね。
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>英語でA of Bで「BのA」と訳したりしますがcure A of Bで「AのBを治す」とも訳しますよね?



訳します。

>ofがAのBなのか、BのAなのかは文脈で判断するしかないですか?

3つほど前提条件があります。

前提1 前置詞は、必ず、その直後の名詞と結び付きます。
a love letter from Canada(カナダからのラブレター。「ラブレターからのカナダ」という意味ではありません。fromはa love letterではなくCanadaと結びついています。)
a leg of the table(テーブルの脚。「足のテーブル」という意味ではありません。ofはa legではなくthe tableと結びついています。)

ですから、「A of B」は、必ず、「BのA」という意味です。「A of B」が「AのB」という意味を表すことは100%、絶対に、ありません。

前提2 目的語を表すof
ofには、次のように目的語(「~を」に当たる言葉)を表す用法があります。
the discovery of the American continent(アメリカ大陸の発見。「アメリカ大陸を発見すること」という意味です。)
a love of learning(学習への熱意。「学習を愛すること」という意味です。)
cure of cancer(ガンの治療。「ガンを治すこと」という意味です。)

前提3 英語は病気ではなく人を治す
日本語では、「彼の肺炎を治す」のように、「病気を治す」と言いその前に「人の」という修飾語を付けます。
しかし、英語では、「彼を治す・肺炎を」のように、まず「人を治す」と言いその後で「病気を」と付け足して言います。
これは、日本語と英語の性格の違いです。

既にお分かりと思いますが、cure A of Bは「Aを治す・Bを治す」という意味です。このof は「を」という意味です。
これを日本語らしくするために「AのBを治す」と訳すだけです。

cheat、clear、cure、deprive、defraud、ease、heal、relieve、rid、strip、robなどの動詞はcure A of Bの形で用いて「Aを○○する・Bを○○する」という意味です。これを日本語らしくするために「AのBを○○する」と訳します。
これらの動詞を「cure・deprive動詞群」のような名前で覚えておくとよいかもしれません。

最後に、「文脈で判断するしかないですか」という質問への直接の回答ですが、回答は「前提1~前提3を理解した上で、「はい、そうです」」です。
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文脈と、決まった言い方の知識の組み合わせで判断するしか無いと思います。



・文脈
日本語でも「頭が赤い魚を食べた猫」は普通、「頭が赤い魚」を食べた「猫」、と解釈します。そこには常識が働いています。ただ、この文もファンタジック?なものを含めれば5通りに解釈できます。同じように「”患者 of 病気” を治す」では変なので「患者の風邪を治す」となるように解釈するわけです。

・決まった言い方の知識
この場合は句動詞ですが、cureの後に人が来たら「その人を治療」し「ofの後が病名」、cureの後に病気が来たら「その病気を治療する」、と知っているからわかります。

なお、句動詞にはどうやっても理屈で説明できないものが沢山ありますが、このofは「分離のof」と言われるものだと思います。「分離のof」とは「off」と同じ働きで「〜から切り離すように、取り出するように」という意味です。つまり、人を「病から切り離すように」治療する、という感じです。日本語だと「人から病気を切り離す」の方が自然ですが、治療の対象である目的語が患者の場合は「病気から切り離し、医者から見て手元に残すのが人間」という感覚なのでしょう。
そういう意味では、普通の「A of B」の「of B」はAを修飾する形容詞句、「cure A of B」の「of B」はcureを修飾する副詞句、という説明が一応できると思います。

以上、文法学者ではない者の私見です。
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