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水道水の鉛とか猟銃の鉛球とか、鉛が色々問題になっているようですが、鉛は人体にはどのような害があるのですか?

A 回答 (4件)

初めまして。



鉛中毒には、それとはっきり分かる症状がいくつかあります。
鉛の濃度がひじょうに高い場合は、急性脳障害を起こします。鉛の濃度が低い場合は、精神の発達に障害があり
IQ や精神機能の低下にも影響すると考えられています。
しかし、これを強力に証明する証拠にはまだ疑問が有るそうです。
鉛中毒では貧血症がよく起こります。

特有の症状ははっきりとしませんが、非常な過敏性、食欲と活力の低下、最近獲得した発達上の能力の喪失が挙げられます。腹痛も起こることがあります。
重症の中毒では、鉛による脳障害が起こり、それと共に嘔吐、千鳥足
末梢神経障害による動作の弱々しさ、けいれんと昏睡が起こります。

等が、人体に起こり得る症状てしょう。
しかし、軽症の場合は、ハッキリとは解り辛い病でしょう。

古い水道管には鉛で作られた物や半田付けされた物がありました。
それが、水に溶け出したり、昔の歯磨きチューブの破片が人体の中に入り
蓄積されて「鉛中毒」が騒がれる様になりました。

鳥類、獣は狩やハンティングなどの散弾が「鉛」ですので、直に体内で溶け中毒を起しています。
何せ鳥類は人間より小さいですので、散弾の数発でもダメージは大きいでしょう。
後、釣具の重り(これまた鉛)で湖沼の汚染、魚類の汚染まで広がっている様です。

ワシ類鉛中毒ネットワーク
http://www.marimo.or.jp/~wpb/lead.htm

参考URL:http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/LeadTapWater. …
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小児鉛中毒は.以前答えていますので.そちらを見て下さい。


成人鉛中毒は.調べてそのうち書きます。
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鉛中毒といえば


古代ローマ帝国滅亡の原因の1つに
市民の水道水による鉛中毒があげられるそうです
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水道水ということなので.吸収経路を胃腸管吸収に限ります。

多くの場合.鉛はカルシウム(calcium)と同じ経路で吸収(absorption .resorption )されますから.十二指腸(duodenum )からの吸収となります。
胃腸管からの鉛の吸収は.食後の経過時間の影響を受け.食事とほぼ同時(5%).10時間(?8時間かも)以上経過(45?55?%)と大きく変化します。水道水での鉛汚染は.朝又は夕方等長期間放置した後に使用した水において.高濃度に検出される場合がほとんどですから.45-55%とかなりの割合が吸収されることになります。

鉛の体内での影響は.600mg吸収がちしてきといわれています。血液量4.5リットルてで.130mg/Lとはなりません。体内に吸収された鉛は.半減期数分で肝臓(liver )に蓄積します。急速に低下します。

体内に吸収された鉛の影響は.最初に赤血球(erythrocyte)に現れます。赤血球の膜酵素(membrane enzyme )に作用し.果糖(fructose)短絡路(shunt)を阻害し.ようけつします。その結果.ようけつを示す各種血液指標が上昇します。又.はこつ(造骨?)細胞(osteoclast・osteoblast)に作用し.一時的に血中にカルシウムが溶け出し.そのまま尿に排泄されます。つまり.尿結石(calculus urinarius)になります。なお.疫学調査では.血中鉛濃度との比較して研究されていますが.カルシウムの溶出が鉛投与数時間内に限ってみられる現象ですから.理論的に意味のない研究でしょう。結石と瞬間的な血清鉛濃度上昇とは関連が有りますが.血中鉛の95%以上が存在するとも言われてる赤血球内の鉛と比較した場合に両者の関連はありませんから。

成人の鉛中毒と鉛中毒指標を調べた研究は.大阪市立大学と慶応義塾大学で行っています。両者に共通した内容として.鉛を職業的に取り扱う期間.就業開始1年以内の人間を除外して調べています。したがって.鉛中毒になりやすい体質の人間が鉛による中毒となり体調不良となり退職した後に.1年間退職しないで残った人間に限って調べています。したがって.統計学的には意味のない疫学調査です。
なぜ.このような事になったかというと.鉛の毒性は.血清中に溶けている鉛が毒性を持ちます。赤血球の膜に付着している鉛や.赤血球内に存在する鉛は毒性を持ちません。したがって.鉛によって中毒した人間の状態を左右するのは.血清中の鉛です。一方鉛中毒の指標として使われているコプロポルフィリン・デルタアミノレブリン酸は.主に赤血球で作られます(極端に大量の鉛が体内に入った場合には.数日間肝臓で作られますが.肝臓の自然回復が4時間で終わりますので.意味が有りません。又.肝臓指標は.95%の肝臓の機能が停止したときに現れるのであって.ちょっとでも数値が変化していたらば危篤状態と取ることが可能ですが.「肝臓機能数値が正常だから.肝機能に障害はない」とはいえません)。指標が上昇するためには.赤血球内部に鉛が入る必要が有ります。が.代謝系が正常な赤血球は簡単に鉛を膜外に排泄できます。したがって.赤血球の寿命は120日ですから.120日以上たたないと関係指標が上昇しません。
鉛は.細胞にとって有害なものです。だから.細胞外に排出する機構が発達しています。アデノシン3燐酸(ATP)という物質が関係する膜輸送路で.細胞内から鉛を細胞外に排出します。ATPの生産には.細胞膜で行われている場合と.細胞内ミトコンドリア等で行われている場合があります。赤血球に限ると.亜鉛骨格の酵素と鉄骨格(?)の酵素とマグネシウム骨格の酵素があります。ATPの需要が増すと.蛋白質合成系が正常ならばこれら酵素が製造され.細胞膜外に鉛を排出します。特に.マグネシウム骨格の酵素は鉛の影響を受けにくく.マグネシウムは鉛の対外は移出を促進する効果があると言われています。つまりATPがたくさん作られますから.エネルギー消費が激しくなります。この例としては.都市部在住の方で体温が微熱程度で.色々な検査では検出されず.正常であるといわれている方や.都市部では痩せの大食いと称していたものの.農村に引っ越したとたん太ってしまった人などが考えられます。又.英国・インド・米国等のある新興宗教団体では痩せ薬として信者に配り(当然ですがぼったくり同然の適正な代価を要求します).その地域で信者が次々と原因不明の疾病となり.新興宗教団体の配った薬をレントゲンをかけてみたらば.鉛の固まりであったなんて.報告があります。
このような機構があるために朝瞬間的に高濃度の鉛を摂取しても.日中の鉛摂取がほとんど0ですから.鉛中毒指標の上昇はまず考えられません。

血清鉛と毒性の相関が有るのは.神経毒性です。エジプトの人の研究で.血液鉛との無相関から.「わからない」といわれていた神経毒性についてですが.血清鉛との相関が示されました。したがって.水道水中の鉛で考えるのは神経(nerve )に対する毒性だけです。

まだ.続きが有るのですが.このアドレスを見つけるのが大変になってきたので.見つけやすいように.するために途中までで.答えます。
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