【大喜利】世界最古のコンビニについて知ってる事を教えてください【投稿~10/10(木)】

以下に全文と、それに対する私の和訳、疑問点を書かせていただきます。誤訳や解釈ミスなどをご指摘いただきたいです。回答のほうよろしくお願いします。
The picture postcard was divided into six small sections. There were views of the beach, the promenade, the bowling green, the pier, the flower-gardens and the war memorial. In the middle, inscribed in capital letters, was the name WORTHlNG. The photographs, in smudgy black and white, appeared to have been taken before the war. It was an ugly card - the fussy little segments distracted and repelled the eye - but Henry could mentally trace the motives behind its purchase with perfect confidence, for it was just the sort of card he had bought himself in past years to send to friends or relatives. Six pictures for the price of one was good value for money and eliminated the problem of choice.
「その絵ハガキは6つの小さな区画に分けられていた。海岸、散歩道、ボウリング競技場、船着場、花園、戦争の慰霊碑の風景写真があった。中央部にはウォーミングという名前が書かれていた。それらの汚れた白黒写真は戦前に撮られたかのように見えた。それは醜いハガキ―そのごてごてした部分部分(=風景写真)は目をそらさせ、不快にした―だったが、ヘンリーは自信満々にそれを買った動機を知的に突き止めることができた。なぜならそれは友人や親類に送るために、彼が昔自分で買ったまさにそういう種類のハガキだったからだ。そのハガキの値段の割に6つの写真は値打ちものであり、選ぶか選ばざるかの問題を解決したのだ。」
疑問点:5Sに”the eye”とありますが、この”the”は総称用法として良いでしょうか?6Sにおいて”choice”とありますが、これは「はがきを買うかどうかを選択すること」で良いでしょうか?

A 回答 (5件)

区切りごとに解説&訳例をつけました。

uniamikarukさんの訳に付けたカッコは、今回も< >は少し気になったところ、『 』はとても気になったところです。^_^

S1.
>その絵ハガキは6つの小さな<区画>に分けられていた。
<区画>…「区画」だとまるで「土地」を分けているようにでも思えてしまいます。
"segments"を自然に訳そうとする過程で、"small"も「小さな」→「小さく」と変えてあげます。
訳例:その絵葉書は小さく6分割されていた。

S2.
>海岸、散歩道、『ボウリング競技場』、船着場、花園、戦争の慰霊碑の風景<写真>があった。
『ボウリング競技場』…さて、次の中で、仲間はずれはどれでしょう?
「海岸、散歩道、ボウリング競技場、船着場、花園、戦争の慰霊碑」
やはり、「ボウリング競技場」じゃないでしょうか。他は絵葉書の写真になりうる風景ですよね。ここできっと、uniamikarukさんも「ん?」と感じたのではないでしょうか?訳すときにその「ん?」と感じたら、それを見直してみるのは大切ですよ。
"the bowling green"「ローンボウリング用の芝生」ですね。ここでは、ローンボウリングはともかく、「きれいな風景としての芝生」が写真に写っているのです。
<写真>…確かにそういった風景が写っている写真を見ているわけですが、英文は"views"のみですから「写真」は不要です。

S3.
>中央部にはウォーミングという『名前』が『 』<書かれて>いた。
『名前』…bunnbukuchagamaさん(No.2)のご指摘にもある通り、ここでは、そういった風景のある場所、「地名」ですね。
『 』…英文"in capital letters"の訳「大文字で」が落ちています。
<書かれて>…絵葉書ですから「書かれて」でもいいのですが、もう少し"inscribe"の語感が出るといいですね。辞書で訳語・例文を見てみましょう。この場合、絵葉書(=薄手の紙)ですから、「刻む」はちょっと合わないですが、「記す」などはいけますね。
訳例:中央にはウォーミングという地名が大文字で記されていた。

S4.
>それらの『汚れた』白黒写真は戦前に撮られたかのように見えた。
『汚れた』…この部分の英語をみてみましょう。"in smudgy black and white"となっていますが、もしこれが、"in black and white"ならどうですか?「白黒の[で]」となりますね。この「白黒」"black and white"の様子が"smudgy"なのです。
そこで、"smudgy"を辞書でみてみると、「よごれた、しみのついた」とあります。でも、ここでも「ん?」となりませんでしたか?"black and white"を修飾して「よごれた[しみのついた] black and white」って??では、辞書でこの動詞形"smudge"をみてみましょう。「よごれる、ぼける、にじむ」などとあると思います。「あ!」って思いませんか?この「ぼける」感じがここでの"smudgy"です。戦前の白黒写真で、ちょっと粒子の粗い感じの白黒写真をイメージすればいいかと思います。
訳例:それらの写真は、ちょっとにじんだ感じの白黒写真で、戦前に撮られた感じがした。

S5.(前)
>それは『醜い』ハガキ―その『ごてごてした部分部分』『(=風景写真)』は『目をそらさせ、不快にした』―だったが、
『醜い』…これは英文で後ろに説明が付けられているように、"the fussy little segments distracted and repelled the eye"で"ugly"なのです。葉書のデザインというか、絵葉書として"beautiful"/"pretty"ではなく"ugly"なのです。
『ごてごてした部分部分』…上手く訳に出すのが難しいところですね。もちろん言いたいことは分かるのですが…。fieldsさん(No.3)の解説&訳がいいのではないでしょうか。
『(=風景写真)』…原文にない、こういうカッコによる訳の補足は、特に受験では好まれません。
『目をそらさせ、不快にした』…"distracted and repelled the eye" 一つの写真をじっと見ることができるのが"distract"されていない状態ですが、ここではたくさんの(おそらくは、平凡な)写真があって、あっちの写真、こっちの写真という具合に目が落ち着かないんですね。それが"distract"です。そして、そんな状態だとやはり目が疲れるというか、もう見たくないって感じになりますよね。それが"repel"です。
訳例:それは見栄えの悪い葉書だった。小さな写真がごちゃごちゃ並んでいて、どれを見ていいのか分からない、あまり見ていたいとは思わせない葉書だった。(無生物主語も考慮しました。)

S5.(中)
>ヘンリーは<自信満々に>それを買った動機を『知的に』<突き止める>ことができた。
<自信満々に>…。確かに"with perfect confidence"を「自信満々に」と訳すこともできるのでしょうが、ただ、ここでは日本語の「自信満々に」は少し合わないような気がしませんか?例えば、「ヘンリーは他の人に自信満々に意見を述べた」とかならいいのでしょうが…。

なぜ、ここでしっくりとこないのでしょう?それは、これがヘンリーの心の内部を述べた文だからだと思います。「ヘンリーは心の中で自信満々に確信した」なども私には少し変な日本語に思えるのですが…。"with perfect confidence"を自然な日本語にするなら、「はっきりと」ぐらいでもいいと思います。
『知的に』…fieldsさん(No.3)にもあるように「心の中で」ですね。
<突き止める>…確かに"trace"は「痕跡などを追って突き止める」という意味ですが、ここでは、その時その絵葉書を買うに至った理由を心の中で『たどっている』のです。当時の買った理由を心の中で思い出し、たどって突き止めること(=思い出す、再確認する)ができるのです。
訳例:しかし、ヘンリーはその絵葉書を買った理由をはっきりと思い返すことができた。

S5.(後)
>なぜならそれは友人や親類に送るために、彼が昔自分で買ったまさにそういう種類のハガキだったからだ。
ここにある"himself"はfieldsさん(No.3)とは解釈が違って、私はuniamikarukさんの解釈と同じです。"he had bought the card himself"で、"by himself"の意味の"himself"と解釈しています。

S6.(前)
>『そのハガキの値段の割に6つの写真』は『値打ちもの』であり、
『そのハガキの値段の割に6つの写真』…英文は"Six pictures for the price of one was good value for money"ですが、ところで、この英文の主語って何でしょう?"Six pitcutres"ですか?では動詞は??"was"ですか?「…あれ?」って思いましたか。そうです。動詞は"was"です。この文の主語は"Six pictures for the price of one"という一かたまりのフレーズです。「一つの値段で六つの写真がついている」が主語です。
『値打ちもの』…「値打ちもの」って決してこの絵葉書は骨董品やレア物ではないですよ!(まぁ、古いのでしょうが、価値はないでしょう。)"good value"は「一つの値段で六つの写真がついている」を受けて、「お買い得」ということです。
訳例:一つの値段で六つの写真が付いているのは買い得だったし、

S6.(後)
>『選ぶか選ばざるか』の<問題>を『解決した』のだ。
『選ぶか選ばざるか』…「はがきを買うかどうかを選択すること」ではなく、(実際にこの葉書を買ったわけですし、)「どの葉書を買うか選択すること」なら近いですね。絵葉書を一枚選ぶとき、あの写真とこの写真どっちがいいかなぁ迷うかもしれませんが、もし一つにたくさん写真がついていれば、迷わなくてもいいかも知れませんね。
<問題>…"problem"を辞書で引いて、「問題」以外の意味・訳語も見ておきましょう。ここでは広く「問題」と捉えるよりも、「やっかいなこと、面倒なこと」の意味ですね。
『解決した』…"eliminate"は基本的には「除去する、排除する」でなくしてしまうことです。その"eliminate"の雰囲気を残すように訳せるといいのですが。6つの写真が付いた絵葉書を買うことで、「問題を解決した」のではなく、「そういった問題(が起こる可能性)を排除した」のです。
訳例:どれを選ぶかという手間も省けたのだった。

以上ですが、uniamikarukさんは構文なども取れていて、訳もいいですよね。そのようなレベルなのですから、
その文の中での、そして、文章の中での「訳」を意識しましょう。文の中や、全体の流れから「ん?」と思ったら、その「ん?」を大切に。
また、辞書の例文をたくさん読んで、どのように訳があてられているに注意するのも勉強になります。^_^
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました!!非常に分かりやすい回答で、大変参考になりました。文意は捉えていたつもりでいた一方、文意が反映された訳にもなっておらず、また実際読み誤りも多くあり、反省させられました。回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/15 18:10

himselfについては、yutakaさんのご指摘のとおりでした、uniamikarukさんの訳でよかったようです。

失礼しました。

Kate herself opened the window.
Kate opened the window herself.
ケイト自身が窓を開けた。

文法書にあった例ですが、これと同じ形でした。
ただし、by herselfとは区別するようにとのこと。
herself(他の人ではなく彼女自身が)
by herself(手伝ってもらったのでなく、彼女一人で)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!”oneself”と”by oneself”の違い、気をつけます。

お礼日時:2004/11/15 18:12

>ボウリング競技場


調べ済みかもしれませんが、"bowling green"で、「ローンボウリング用の芝生」とありますので、おそらく屋外の芝生の上でボーリングをするところだと思います。

>汚れた白黒写真は
"smudgy"は、「汚れた、しみだらけの、不鮮明な」。"in black and white"(白黒の)に添えて効果を与えているので、古くなった白黒写真がしみや変色で見づらくなっている様子かと思います。

>戦前に撮られたかのように見えた。
appear は seem と同じように訳していいと思います。
「戦前に撮られたもののようであった」

>醜いハガキ
直後のハイフンで囲まれた部分が"ugly"であることの中身を語っているので、小さなはがきの上にこせこせと六枚の写真を詰め込んでいるために「見苦しい」とか「見づらい」という意味だと思います。

>目をそらさせ、不快にした
"distracted and repelled the eye"「視点をどこに定めてよいか分からず」(distracted the eye)、「目が疲れて見ていられなくなる(拒まれる)」(repelled the eye)ということではないかと思いました。

>知的に
はがきを買った時のことを回想して突き止めるわけですから、"mentally"は「心の中で」だと思います。

>自分で買った
"card he had bought himself "の元の形は、"he bought himself the card"(cf. He bought her a new car, and bought himself a used car.)ですから、友達か親戚に便りするために「自分用に」買ったということでしょう。

>そのハガキの値段の割に
と言うより、"Six pictures for the price of one "は、「一枚のはがきを買う値段で六枚も写真が付いているのだから」ということでしょう。

>5Sに”the eye”とありますが、この”the”は総称用法として良いでしょうか?

おっしゃるとおりだと思います。
"the fussy little segments distracted and repelled the eye"の部分が時制の一致で過去形になっているので分かりにくいですが、この部分自体が一般的な言い方をしているのではないかと思います。その前の部分を含め、現在形にしてみるとはっきりしてきます。"It is an ugly card - the fussy little segments distract and repel the eye - "「それは見づらいはがきで、こせこせと詰め込まれた小さな区画のどこを『見て』よいのかわからなくなってくるし、結局ちゃんと『見よう』とするのに疲れてしまう」。the eye = looking ということかと。

>6Sにおいて”choice”とありますが、これは「はがきを買うかどうかを選択すること」で良いでしょうか?

と言うより、どの写真の絵葉書にするか迷う手間が、六枚写真の絵葉書のおかげで万事解決した、ということではないかと思います。

以下、参考までに。

その絵葉書は小さく六つに仕切られていた。そこにあるのは、浜辺、遊歩道、ボーリング広場、埠頭、花園、戦没者記念碑の景色だった。中央に大文字で「ワーシング」と地名が記されている。これらの写真は、しみだらけの白黒写真で戦前に撮られたもののようだった。見づらい葉書―こせこせと詰め込まれた小さな駒割りはどこを見ていいかわからなくなるし、じき見入っているのに疲れてしまう―ではあったが、ヘンリーの心の中ではその葉書を買った理由が完璧な確信の元に蘇ったのだった。その葉書は、その昔彼が友達か親戚に便りを出すために自分用に買ったそういう類の葉書だったのだ。六枚の写真が一枚の葉書の値段で買えるのだから儲け物だったし、写真が六枚も付いているんだからどれにしようかとあれこれ思い悩まずにも済んだのだ。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました!!とても細かい箇所まで回答していただいたので、よく理解できました。思っていたよりも多く間違いがありました。

お礼日時:2004/11/15 17:38

すみません。


質問にないことでしたが、
Worthingは、ワージングという英国にある地名と思われます。ヘンリー自身が、ワージングという街を訪問した際に買った絵葉書の話と思われます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!間違えてウォーミングとしていました。

お礼日時:2004/11/15 17:20

>5Sに”the eye”とありますが、この”the”は総称用法として良いでしょうか?


「総称用法」というのかどうか知りませんが、「見ること」とか「視覚」という意味での「目」だと思います。
“distracted and repelled the eye”で、「目にうるさく、不快だった」くらいの意味でしょう。

>6Sにおいて”choice”とありますが、これは「はがきを買うかどうかを選択すること」で良いでしょうか?
一枚分の値段で6つの写真というのはお買い得であり、(6枚の写真のうち)どれを選ぶかという問題を解消してくれた。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございます!!大変参考になりました!

お礼日時:2004/11/15 17:19

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!