
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
「能ある鷹は爪を隠す」というのは、本当に能力のある人は自分の能力を他人にひけらかしたり自慢したりしないということですよね。
ということはむしろ、能力のない者が自分の能力をひけらかしたがる傾向にあるということで、そういうことは恥ずかしいことだという戒めになっていると思います。
能力のある人は、自分から言わなくても誰が見てもその能力の素晴らしさがわかりますし、それが奥ゆかしく人望も厚くなるということでしょう。能力を他人に見せたがる人は、安っぽい器だということになります。
このような昔からの価値観は今でも続いているとはいえ、現代では、自分の能力をアピールできる人間のほうが、組織の中などでも、その能力を発揮でき、活用できる社会になっていると思います。アメリカ的になってきたのでしょう。
会社も年功序列で、真面目に働き続け成績を地道にあげている人が自動的に出世していくのはなく、中途採用も多くなり、その折には、自分がいかにどのような能力があり、どのように力が発揮できるかを周囲にアピールできなければ、活躍の場を得ることもできません。
自分の発揮でき得る能力を隠すことなく周囲に伝えることは必要なことであるという価値観もあると思います。
また、どのような活躍をしたか、どのような成績を収めたかなど、自分で自分をアピールすることがボーナスの査定などにも響きますので、自己の発揮した能力を表現することも必要な状況です。
やたらと爪を見せたがるような自己顕示は依然として恥ずかしいですが、なんでも爪を隠していればよい世の中ではなくなってきているのではないでしょうか。
No.12
- 回答日時:
はい、されています。
「本質よりも、自分を大きくみせようとする」(時として「アピール」「プレゼン」等という体のいい言葉で表されますが・・)アメリカ人と比べても、この真逆の日本人の「能ある・・」の精神は極端なものです。
能力というのはそれをアピールしようが隠そうが、じきに「こぼれ出てしまう」ものであること。また、本当に能力があるものは自然と認められますし、そもそもその自分に自信があるので、わざわざ自分を大きく見せる必要が無いこと。・・・そういった意識から「能ある鷹は爪を隠す」が日本では一般的になっています。ことわざありきではなく、現実がそうなので支持されていることわざなのだと思います。
逆に言うと、自分を大きく見せようとする者は「大して能力が無いな」「自分に自信が無いな」とすぐ見抜かれてしまい、馬鹿にされたり嫌われたりしがちだと思います。
そういったこともあり、日本人は、例えそれが嘘ではなくても、何かを受賞したとか記録を作った等という功績さえも自ら語ることは少なかったりしますね。
テレビ番組でたまに見る「俺様」「女王様」キャラのタレントはあくまで本人も自覚している「キャラ」であって、大抵本性ではないです。テレビで金持ち自慢や成功自慢する人も、番組に求められてるからするだけであって、普段はそういう話はあんまりしていないんじゃないかと思います。
日本で暮らしている外国人の中には、これを理解しないまま、ありのままに自分の能力や功績や経済力や家柄なんかを語り、あるいは場合によっては自己アピールし、周囲の心象を多少悪くしてしまう人がいますね。
逆に、日本社会で成功出来ている外国人の多くは「自分の成功話は語らない」「自虐ネタが語れる」といったことが上手く出来ている人です。アメリカ本国でもそんなことしなかったのに、日本に来てから方針転換するような策士のアメリカ人なんかもいるでしょうね。中国人にもいるんじゃないでしょうか?
No.11
- 回答日時:
能(のう)ある鷹(たか)は爪(つめ)を隠(かく)す
実力のある者ほど、それを表面に現さないということのたとえ。
【デジタル大辞泉の解説】
で、比喩表現であり日本の伝統的な価値観ではありません。比喩と価値観という言葉の意義を正しく理解されていないようです。
「また、質問文に不自然な日本語の表現がございましたら」の「ござる」は古風な言い方で現在では実務的な敬意表現以外には使用しません。現代という語の使用法も誤っています。
全体に形式主義的な発想の偏りが見られます。■
No.10
- 回答日時:
威張らない、出しゃばらない、見栄を張らないってとこでしょうか?
多分成功、才能ある人は余裕があるし自身もきっとあるし、そもそも他人がどう思ってようがきにならないから、わざわざひけらかすこともしないと思います。謙虚なんだと思います。なので能ある鷹は爪を隠すなんだではないかと。でもいまはインスタグラム時代だから見せてなんぼ、見せないと偽物や目立つの上手な才能ないインスタグラマーに仕事を持ってかれちゃう人もあるから、いまはやはり見せる時は見せたほうがいいのかなと思います。ただ威張ったりひけらかすのとは違う形でだけど、アピールしてチャンスを掴みとり才能を生かして、どんどん上へ上り詰めるのがやり方かなと思います。
No.9
- 回答日時:
本日、しばらくこのことについて考えてみました。
中国人の方が、ご指摘されているということで、一つ気付かされたのは、こういうことが、現代中国では一般的ではないのか、という疑問を持ちました。
>現代日本の方もその価値観にしたがって行動されているでしょうか。
日本人でも、否定派・肯定派があるようですが、「能ある鷹は爪を隠す」というのは、本来、むやみに自分の能力をひけらかさないことだけれども、どうも、その「爪」は、争いごとの種になるようだ、ということが想像できるはずです。
市井の達人として、武道などを連想しがちですが、それは、異能者と呼ぶのにふさわしいのではないかと思うのです。例えば、目で見たものは何でも記憶できるという人がいるのです。小学生の低学年には、時々いるのですが、それが大人になっても続くそうです。世の中で特別に能力を持っている人に出会うわけです。それがタレントや学者など、社会から隔離した異能集団の中での一つの能力して発揮させ、それが光るのでしたら、何ら問題はないのです。
日本の大半は「ムラ社会」と呼ばれる閉鎖的な社会空間です。地域社会、学校、会社、ある種のコミュニティなど、孤立無援の人は少ないはずです。ある意味では、無能集団です。その中で、「異能力」を見せるということは、一部の人にやっかみ(妬み)を生じさせることになるわけです。特殊な記憶力を持っていても、学校では一番にならないように、わざと間違えるとか、学校の先生よりも、英語では語学力は上でも、決して、その力を見せないとかしている生徒もいると言います。
中国の方の場合、私は何人かの素晴らしい能力の人たちに出会っています。
その人たちは、おそらくは、祖国に戻って、そこでその能力をふんだんに発揮しているものだと思います。しかし、仮に、その力を、日本人を圧倒するだけの語学力や日本文学の知識を、日本の社会で、その能力を全開して見せた時に、最初は褒めても、一部の日本人は必ずしも好意的に接してくるとは限らないのではないでしょうか。身内ならともかく、もしも、他者から「能ある鷹は爪を隠す」と言われた時に、額面通りにそれを「能ある鷹」と受け止めてよいのか、今ひとつ考えたほうがよいのかもしれません。
また、英語の場合には、日本人の多くはその能力以前に、コンプレックス(inferiority complex)があります。戦後、これでもかこれでもか、と英語ネイティブや一部の日本人に、英語コンプレックスを植え付けられているので、容易に英語を使おうとはしないのです。そこに、レイシズムがあったなど夢にも思っていないのです。ところが、そこに中途半端な英語の使い主が出てくると、本当にくだらないバッシングが始まります。
「能ある鷹は爪を隠す」ということは、誰に対して爪を隠すのか、ということになります。それは、その人の取り巻くムラ社会なのではないでしょうか。一見、美徳のように思えることでも、それは、その人の生活の防衛手段であり、長年の異能者の知恵というべきものではないでしょうか。
No.7
- 回答日時:
「能ある鷹は爪を隠す」は生活信条ではなく単なる褒め言葉の一つです。
ある人物が思いもらよらず能力を発揮することがあった場合、「ほう、能ある鷹は爪を隠すですな」と言って、どちらかというと普段謙虚な人と思われていたのに、突然能力を発揮したとき、こう言って誉めるのです。「意外感」を表す言葉です。人は「能ある鷹は爪をを隠す」という態度を常に取り続けなければならない、ということを説いた人物の話は聞いたことがありません。それが一種の「徳目」だとしたら、昔から「修身」の中に、そんな話が取り込まれたと思いますが、そのような記憶はありません。「謙虚」は徳目の一つではありました。しかし、能力は隠すのが美徳だという考えはなかったと思います。No.4
- 回答日時:
>現代日本の方もその価値観にしたがって行動されているでしょうか
「能ある鷹は爪を隠す」というのは、特別に日本の精神であるわけではありません。
中国でも同じような言葉はあります(真人不露相 など)。
価値観というものとも少し異なりますね。
日本人は確かに「控え目」なところがあります。
控えめが過ぎて「出る杭は打たれる」とか「長い物には巻かれろ」とかの言葉を「誤って」もちだし、自閉的になる人が多いというのは、現代日本の特徴の一つかもしれません。
しかしそれは単に「弱気なだけ」であり、元より日本人の特質ではありません。
私は、日本には「天皇制」というものが無いと定まらないようなところがある、と思っていますが…これは「精神の核」「象徴的存在」というものが無いと「手段を問わず暴走しやすい」というのが、日本人の根幹だと思うからです。
日本人は、だからこそ「自省」というものを美化し、形というものを尊んできたのです。
考え違いをされている方が、洋の東西問わず多いと思いますが、日本人は決して「大人しい民族」などではありません。
お隣の朝鮮の方々や、また、中国の方々と同じ「アジア人」です。
ただ、島国という国土の特徴と、入り組み複雑な自然の影響で、独自の文化が多数生まれ、それを統合・整理していく中で、互いが争わぬ「術」を組み上げてきたのです。
それをもし「能ある鷹」というのであれば、それはそうかもしれませんね。
ですので「爪」というものも、ちゃんと持ってはいるのですよね。
ただその爪は、お世辞にも表に出すような、そんなものではない。
抜き身の日本刀をぶら下げて街を歩くようなものですから。
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