この人頭いいなと思ったエピソード

控訴審(上級審)で判決が覆ると、一審を担当した裁判官は都合が悪いと聞きました。

質問です。
控訴審で「新たな証拠が提出された」となると別ですか?
また、控訴審で新たな証拠が出されることは、よくありますか?

A 回答 (3件)

民事と刑事で、かなり話が違いますが・・。



まず刑事は、有罪率99%と言われる様に、そもそも控訴審で判決が覆る可能性は低いし。
検察が起訴した場合、一審で無罪判決を下す裁判官など、ほとんど居ません。
更に、弁護側が控訴する場合も、事実を争うケースなどはほとんどなく、量刑や罪状に関して争います。

一審が有罪で、控訴審が無罪となる様な場合は、冤罪とか誤審なので、本来は大問題ではありますが・・。
ただ、上述した通り、一審では、ほぼ自動的に有罪判決が下るのが当たり前だし、そもそも地裁で扱える様な簡単な事件ではないとも言えます。
また、控訴審で量刑や罪状が見直されたくらいだと、第一審の裁判官が、判例の適用などを、ちょっと間違った程度です。

従い、「控訴審で判決が覆る」で、一審の裁判官に、著しく不都合があるケースは1つだけと言えます。
すなわち、検察が起訴したにも関わらず、一審で無罪判決を下し、それが控訴審で覆った場合です。
言い換えれば、ほぼ「検察が起訴=有罪」が、法曹界の常識であるにも関わらず、下級審の裁判官が、その常識に逆らって誤審したと言う形です。

一方の民事では、刑事に比べると、判決が覆る様なケースも多いけど。
国家賠償を求める様な裁判を除けば、そんなにある話ではありませんし。
国家賠償を求める様な裁判だと、これも、そもそも地裁判決で決着する様な事件ではありません。

また民事は、刑事事件みたいに、シロクロがはっきりしてない事件がほとんどで、明らかにどちらかが一方的に悪い様な場合は、裁判にもならない訳です。
従い、過去の判例などで明らかな場合、誤審したら裁判官に不都合が生じるだろうけど。
「どっちもどっち」みたいな事件では、たちまちキャリアに傷が付く様なことはないでしょう。

そもそも民事の下級審は、司法判断を下すより、当事者の和解を促すなど、仲裁機能を果たす場合も多いです。
簡単に言えば、「離婚裁判で、どっちが有責か?」なんてのは、最高裁まで争う様な話ではないし。
判事が男性か女性かで、判決が変わったりもする世界なので、そんな判決が、出世などに著しく影響するとは考えられません。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました

お礼日時:2019/05/24 12:47

一審用の判決がありますから、気にしていないのでは。


一審はガス抜き用なので。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました

お礼日時:2019/05/24 12:47

あまり負けが込むと、所属長の作成する人事考課に悪影響あると言われています。


転勤の時、好条件の勤務地に行けなくなることがあります。

身分上の影響はありませんが、
判事補→判事への昇進の際、多少のハンデとなるのかもしれません。

ただし新たな証拠による再審については人事考課への影響はなしです。
人間に予知能力はないからです。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました

お礼日時:2019/05/24 12:47

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