
いわゆる火星の運河は観測者たちの錯視であった、ということになっています。しかし、せいぜい数本の運河ならともかく、百本以上の運河が "発見" されて詳細な地図まで作られた、というようなことが本当に錯視だけで説明できるのでしょうか。何名かの観測者が名声を得るために意識的なデータ捏造を行っていた、ということはないのでしょうか。科学者のデータ捏造は、現代の学界でも時々問題になります。
(運河リストの例)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%98%9F …
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
火星に運河のようなものが発見されたとされるのは1800年代後半
当時の望遠技術などたかが知れてますし、発見者のパーシヴァル・ローウェルは目に持病があったのかもなんて話もある、だとしたら実際に彼だけには見えたのかもしれない
彼以降の研究者で見えた、あったというのは確かにちょっと眉唾な感じはありますね
みんな描く運河の形が違ったそうですし
とはいえ、火星には山も谷もあるわけで、その筋や影が運河に見えた可能性はなくもない、あとは思い込みで補正されたかですね
No.5
- 回答日時:
広く受け入れられている解釈は、自分では発光しない火星表面が光を反射する能力
(反射能)の違いによるコントラスト効果で、一部には錯覚・錯視も有るとされて
います。
https://de.wikipedia.org/wiki/Marskanäle
観察者の視力の差も有った様で、ある観察者が報告した運河が、他の観察者達に
よって2年後にようやく「確認」されたとの話も有ります。
筋の様な物が見えた(そう信じる)が、その物が何であるかは判らない。
それで、誰かが運河だと言い出す。興味があり名声を得たい人達は、競って
筋を探し(見ようとして見つけ)、それに次々に名を与える。
妄想は膨らみ、運河の創造者に興味が向けられ、火星人が出現する。
他の方も言って居られるように「人は見たい物を見る」の代表例です。
スタップ細胞事件も、その一例かもしれません。
先入観も錯覚・錯視に導く要因と考えられます。
私たち日本人は、子供のころから月の兎の話を知っています。
月の模様は欧米では、女性の頭や蟹の鋏です。
彼らに兎の餅つきの話をしても、頭や蟹が兎に代わる事は有りませんでした。
つまり、火星に運河が有ると信じて探す、そうすると次々と見つかる。
しかし、それが運河以外の物であるとか錯覚・錯視の可能性には思い至らない。
御回答ありがとうございます。それにしても、存在しない運河が次々に100本以上も発見される、というのは一種の集団催眠みたいなものですね。しかもそのときの集団群集が、無知な民衆ではなく、熟練した天文観測者たちなので驚きです。
No.4
- 回答日時:
観測データの捏造>それとは違います。
物理や化学で良くありますが、xとyが分散しているとき「直線関係になって欲しい」と思うと分散の大きなデータを「誤差」として削除するのです。数学屋が物理屋のことを馬鹿にした冗談に「自然数は素数である、1、2、3、4誤差、5,6誤差、7,……」という奴があります(笑)
再度の御回答ありがとうございます。科学者の不正行為はトリミング, クッキング, フォージングの順で深刻になって行くそうですが、この場合はクッキングですね。
No.2
- 回答日時:
当時の望遠鏡の分解能の問題があります。
また、まだ惑星観測の初期です。
何の知識もないところに惑星上に数本の線らしきものが見えれば、運河と結びつけるのも無理からぬことです。
今でこそ
「幅数百キロ~数千キロの運河などありえない」
となりますが、その判断は、
知識やノウハウの蓄積された今だからこそ朝飯前にできることです。
御回答ありがとうございました。錯視で数本の運河を "見た" ということは、ありそうなことと了解できます。しかし、100本以上の運河が発見されて詳しい地図まで作られた、ということが何となく怪しげに思われます。これは捏造ではなかった、という疑いを払拭できません。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
人気Q&Aランキング
-
4
星は移動する?
-
5
さそり座のO型の男性
-
6
天文学関係の職業につきたいの...
-
7
星に関する職業☆
-
8
星が動いた
-
9
八坂神社 解籤
-
10
月に火山の痕跡が見つからない...
-
11
宇宙関連の仕事をする公務員っ...
-
12
電波望遠鏡は昼間でも観測でき...
-
13
ビクセン製 天体望遠鏡 VO...
-
14
天体観測のイメージ
-
15
回答求む
-
16
中性子星はポンコツ過ぎないか?
-
17
この冬は、国内において、火球...
-
18
スペースシャトルで宇宙旅行を...
-
19
宇宙や星の構造はどうやって調...
-
20
オリオン座流星群、昨日見れな...
おすすめ情報