A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
こんにちは。
最初の生命の発生については、たくさんの研究がなされていながら、確定的な結論は出ていませんが、有力なモデルを「物語」にしてみるとちょっと長めの次のようなお話になりますが、いかがでしょうか。
ポイントは、「生命の誕生は偶然に出来たある分子の配列から。そして、その後の進化も結局は偶然頼み。」
まずは生命の誕生のお話。
○ 最初の海の中で、いろいろな分子ができた。特にたくさん溶け込んでいた元素である炭素・水素・酸素・窒素が、海底火山や落雷などの刺激でいろいろ組み合わせられ、複雑な「分子」が次々と乱雑に生まれた。
○ その中で、「相補性の腕」を持つ分子の組み合わせもたくさん生まれた。「相補性」とは、腕の先が複雑なデコボコのかたちになって、ところどころ偏った静電気を持っているのだが、ちょうどデコとボコ、プラスとマイナスの静電気の偏りがぴったりと組み合わさるような腕を持つ相手があること。いわば相性のよい分子の組み合わせのこと。
互いに相補性を持つような多くの分子同士のペアが、くっついたり離れたりを繰り返して長い間漂っていた。
○ このような相補性の腕を持つ分子たちの中に、偶然、さらに「グループの鎖の腕」も持つ4つの物質が生まれた。仮の名前がA、U、G、C。後にRNAと呼ばれるグループ。
この分子には3本の腕があり、1本は細い「相補性の腕」、残りの2本は太い「鎖の腕」。
「相補性の腕」は相手が決まっており、AとU、GとCの組み合わせでしかつながらないが、「鎖の腕」は4つの分子ならどれでもつながることができ、これらは漂いながら、少しずつ鎖ができていった。例えば、A-G-C-C-U-A。
○ A-G-C-C-U-Aの鎖に対して相補性を持つ鎖はU-C-G-G-A-U。
例えば、A-G-C-C-U-Aの鎖が海底の岩にひっかかっていると、その鎖をもとにU-C-G-G-A-Uの鎖が作られるようになり、この鎖が海底の岩にくっつくと、そこではA-G-C-C-U-Aの鎖が作られ・・・
その場所の周辺ではこの二種類の鎖か、それに似た鎖がたくさん漂うようになった。いわば、これが初歩の遺伝。
○ このような鎖の中から、A-G-C-C-U-C-C-U-C-C-U-C-C-U-Aという鎖ができたとき、ちょっとした事件が起きた。
この鎖の相補性のある鎖はU-C-G-G-A-G-G-A-G-G-A-G-G-A-Uだが、実はG-G-Aが3個以上つながると、互いに絡まって膜のようなものができる。
この膜が鎖を包むと、ちょっとした乾燥に耐えられるようになり、今まで引き潮のたびに鎖が切れてしまっていた海岸でも切れずに残るようになった。
○ その結果、この海岸の水には、A-G-C-C-U-C-C-U-C-C-U-C-C-U-Aという鎖がG-G-A-G-G-A-G-G-A・・・でできた膜で覆われているカプセル状のものが大量に漂うようになった・・・
これが最初の細胞!
さて、いかがでしょうか。
これはRNAワールドと呼ばれるそれなりに有力な生命発生の学説をちょっと単純化したお話にしてみたものです。
なお、その後の進化にも多くの学説の組み合わせになりますが、その一部をご紹介。
○ 最初は鎖(遺伝情報物質)であるRNAが「膜」などの役割も持っていたが、後に、特定の形のRNAがもっと大きな「アミノ酸」にくっついた上で「アミノ酸」同士を絡ませて「タンパク質」に仕立て上げ、もっと強力な「膜」などとして使うようになった。こればタンパク質ワールド。
○ RNAの鎖は、後にもっとちぎれにくく相補性のミス(遺伝ミス)が起きにくいDNAになった。それでも、遺伝ミスは起きる。例えば、原始の海で生まれた子細胞のうち、90/100の子細胞は親と全く同じだが10/100の子細胞はどこかが間違える。
10のうち7/10は機能が悪く孫を産むことなく死んでしまうが、3/10はちょっと違った形で生き残り孫を産む。このうち2/3は得も損もしないが、1/3はより強い膜のタンパク質を作ることができるなど「得」をしており後に大量に増殖できるようになる。
これが「偶然による突然変異と自然選択」による進化。
○ 最初は雷や火山でできた「アミノ酸」が漂ってくるのを待つだけだったが、他の生命が集めた「タンパク質」にくっつき、手っ取り早くそれを剥ぎ取って使うような仕組みの者も現れた。これが捕食。
○ 「アミノ酸」を絡ませる際のエネルギー(静電気の偏り)は、最初は分子が自然に持つ偏りだけを使っていたが、ある変異では太陽の光を受けると静電気の偏りを作り出して素早く絡み合いを作ることができるようになった。これが光合成。(その際、多くの場合で酸素が余る。そして・・・)
さてさて、すっかり長くなってしまいましたがいかがでしょうか。
お役に立てば幸いです。
No.5
- 回答日時:
長文失礼します。
これ以上は端折れないので。
ーーーーー
>地球上で最初に生まれた生命体は何ですか?
現代生物でいえば、もっとも単純なバクテリアのようなものだったと言われています。
少なくとも三十数億年前の、そういう生物の化石が見つかっています。
>また、どうやって生まれたんですか?
アミノ酸をはじめとする有機物と核酸が、水の中を漂っています。
あとはある程度のエネルギーがあれば、それらが自己集積したり自己複製したりシステム化したりして、生物へと発展していったと考えられています。
アミノ酸も有機物も核酸も宇宙ではありふれた物質であり、地球が特別というわけではありません。
エネルギーにしても、考えられるのは海底熱水鉱床とか雷とか、そういう自然現象です。これも宇宙にはありふれたものです。
なので一定の条件さえあれば、生命は当たり前に発生するものと考えられています。
ただしそれが高等生物に進化するには、かなりの難問を突破しなければいけません。
進化とは基本的には「突然変異による新種の発生」と「自然選択による絶滅という名の淘汰」から成り立つものです。
たとえばDNAが変性して10種類の新種が発生したとします。
どういう新種になるかはDNAの変性次第であり、まったくのノープランです。
そして生まれた新種のすべて生き残るわけでありません。
ほとんどの種は、生きるために不都合な体の問題を抱えていたり、周りの自然に対応できなかったりして数を減らし、最終的に消えていきます。
しかし中に1種類か2種類くらい、さらにすぐれた体の機能を獲得したり周りの自然にうまく対応したりして、生き延び続けるものがいます。
これが進化です。
バクテリアが発生すれば必ず人間に進化する、というわけではありません。
突然変異の方向、自然環境、そして人間を生み出すまでの時間の保証、
そういう偶然がすべて合致して、人間という種にたどり着いたのです。
ーーーーー
古生代、大きいトカゲのような生き物が繁栄していました。
しかし2億4千万年前、突然大噴火が起き地球の環境は激変、これにより95%の種が絶滅しました。
その後に続いた低酸素時代に最も適応したのは恐竜。
後れを取ったトカゲはリスのような小動物に姿を変え、闊歩する恐竜におびえながら細々と生きる日々でした。
6千4百万年前、隕石の衝突を発端として恐竜をはじめとする多くの種が絶滅。
しかしこの時もリスは幸運にも生き残りました。
さあこれからは我々哺乳類の時代、とはなりませんでした。
その後にやってきたのは巨鳥やオオカミのような獣の天下。
リスは木の上で天敵をやり過ごすしかありませんでした。
そして木の上の生活に順応し、サルへと姿と変えていきます。
やってきた樹木繁茂の時代、地球上は樹木にあふれ、ついにサルは楽園を手に入れます。
が、諸行無常、地球の寒冷化に伴い樹木は現象、サルは次第に生活の場を追われていきます。
その流れの中、ついに樹上生活をあきらめ、地上に降りたサルがいます。
我々人類の先駆けです。
木の実や果実でない新しいエサ、闊歩する天敵から身を守るすべ、・・・
幾多の人類が現れては消え、最終的にネアンデルタール人が消えた時、人類はホモサピだけとなります。
今から3万年ほど前のことです。
もちろん魔法で姿を変えたのではありません。
何世代にもわたる、突然変異と自然淘汰の結果です。
No.4
- 回答日時:
生命の原料はアミノ酸です
アミノ酸は酸素、炭素、窒素、水素が結合したもの
材料は原始の海の中に最初からあった
これらは太陽の中で核融合反応により作られ、太陽の爆発とともに宇宙空間にばらまかれます
宇宙の何処にでも、いくらでもある
この内の酸素と水素が結合して水になるのですが、これもいくらでもある
海の中でこれらの元素が集まり、触媒により結合したり雷の電気で結合したりします
最初はグリシンの様に単純なアミノ酸ですが、それらが更に集まり、次第に複雑なアミノ酸を作り出していく
そしてその中から蛋白質が生まれてきます
ここから炭素酸素窒素系の生物が誕生する
のですが
生物はこれだけではない
例えばケイ素系の生物だっている
ケイ素ですから岩石生物です
No.2
- 回答日時:
バクテリアの様なもの。
宇宙空間から隕石の様なチリと一緒に降り注いだ。
(今も降り注いでます)
そこから、突然変異によって様々な形態の生物に分化・進化して行った。
生存に最も適した様に突然変異が起きた生物だけが生き残って行くのが進化。
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