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一般の整域Rとその商体Kにおいて分数イデアルIの逆イデアル
I^(-1)=(xはKの元|xIはRに含まれる}は素イデアルであると言う以下の証明は正しいでしょうか?

x,yをRの元として

xyを I^(-1)の元とする。xyはKの元で
(xy)PはRに含まれる。ここで

xI, yIはRに含まれているから当然

x,yはI^(-1)の元となる。

よって I^(-1)は素イデアル

A 回答 (1件)

いいえ正しくありません


素イデアルは整イデアルでなければなりません
I^(-1)が整イデアルとなるとはいえません
I^(-1)が整イデアル
{Rのイデアル(真部分集合)}
でなければ
素イデアルとはいえません

R=Z=(整数環)
K=Q=(有理数体)
I=(2)={2n|n∈Z}
は素イデアルであるから
整イデアルで
分母が1の分数イデアル

I^(-1)={x∈Q|xI⊂Z}

I^(-1)={n/2|n∈Z}

II^(-1)=R
だけれども

1/2∈P^(-1)-Z
だから
P^(-1)はZに含まれないから
Zのイデアルにはならないから
Zの素イデアルにはならない
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