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古カトリック教会の成立は
信仰の基準の確立(信条の制定)とどう関係してますか?

A 回答 (2件)

宗教に限らず、社会規範や通念などは



(1) 人伝で草の根的に広がって行く
(2) その結果、あちこちのローカルな「流派」や「流儀」が出来上がり、見解や考え方に相違が生じる
(3) それらのいろいろな「流派」「相違」を調整・統一する動きが出る
(4) その結果、統一的な基準や標準が出来上がって一本化・組織化していく
(5) その「一本化、組織化」に異を唱える人たちは「別な流派」「別な後継者」を形成する
(6) これをずっと繰り返す

といった流れで拡散し、組織化・分派が進んでいきます。

現在主流の「ローマ・カトリック」は、イエスの十二使徒の一人であるペトロがイエスの没後ローマ帝国内で布教してローマで殉教したことからそこに建てられた「サン・ピエトロ寺院」(聖ペトロのラテン語読み)を拠点として広がった流派です。つまり「ペテロ派」。ローマが西ヨーロッパの中心になったことから、西ヨーロッパのキリスト教の総本山になりました。
東西ローマ帝国の分裂に伴い、東ローマ帝国の「ギリシャ正教」と分派し、カトリック内ではルターなどの宗教改革で「プロテスタント」が分裂します。その他にもイエス没後以降様々な流派が各地に生まれています。(ロシア正教、イギリス国教会、アメリカのトランプ支持基盤である「福音派」など)
その分派やローカルな流派を「統一・一本化」して秩序を持たせる動きが「信仰の基準の確立(信条の制定)」や「公会議」ということです。それをしないと「無数の分派」に分かれて対立・抗争することになります。(単なる「意見、見解の相違」「多様性」などということではなく、「自分たちとは違う神=偽の神=悪魔」ということなので、存在そのものを否定しないといけませんから。だから、宗教間、宗派間の抗争は熾烈です)

イスラム教の「スンニ派/シーア派」、日本の仏教の様々な宗派なども同じようなものです。
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信仰の基準は東ローマ帝国時代ニカイア条約で決められた、アウグスティヌスの三位一体論、父、御子、聖霊。

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