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破格文やうなぎ文、助詞の省略のように、話しことばに顕著に見られる現象や表現・表記って例えばどんなのがありますか?
またそれは何故書き言葉では、避けられるのですか?

A 回答 (1件)

最初に断っておくが、ウナギ文は話し言葉に顕著とは限らない。


・本日は晴天なり。
・春は曙(枕草子)
・秋山われは(額田王・万葉集)(私は秋山が好きです)
・検定に用いた転倒升型流量計は15.7cc,75cc,100ccおよび200ccである.


しかし、確かに語用論的に状況や文脈に大きく依存しているのは間違いない。
このように文脈に依存すればするほど、書き言葉では頻度が下がる。

たとえばいわゆる「言いさし文」がそうである。
言いさし文とは、接続助詞「けど」「が」「から」「し」などで中止したような文をいう。
接続助詞の後は相手機に解釈を委ねているという意味で、文脈依存性が高い。
・まもなく、閉店なんですが。
・もう遅いですから。
・明日も早いですし。


論文など硬い文章に終助詞「ね」「さ」「よ」が入ると、語用論的な意味を解釈せざるを得ず、余計な手間がかかって読みにくい。
・本論文の目的はね、日本語のさ、話し言葉の特徴を明らかにすることにあるのだよ。


方言ももちろん、書き言葉ではまれである。
・使えねえ。
・アホかいな。


話し言葉であることを強調するために、正書法から外れた表記をすることがある。
・ちょーどいい
・マジっ?



>何故書き言葉では、避けられるのですか?

文体を区別するためである。
書き言葉の中に、ふと、話し言葉が混ざれば、それにはそれ相当の文体的効果が生じる。
そのような効果がいやなら、文体は統一すべきである。
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