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帰国子女はインターナショナルスクールに通うのと、アメリカの現地校に通うのだったら、現地校のほうが英語習得には有利ですか。
また、小三の時にインターナショナルスクールに入学した子は一般的に何年くらいで英検一級を取れると思いますか。
特に海外の学校など通った経験がある人、お願いします。

A 回答 (3件)

プロファイルに記したような老人です。


アメリカで生まれた子供は、私の仕事の関係から保育園の時期だけ日本に滞在し、K12の学齢になるときにアメリカに戻りました。
それからはずっとアメリカで暮らし、アメリカの公立校で育ちました。
私たち二親は日本人で、週末の土曜の午前中だけの日本語補習校は高校を出るまで欠かさず通わせました。
なので、日本語と英語は、読む気く話すのどれもネイティブで、漢字も書きますし読めます。

第二外国語でスペイン語とフランス語をとり、今か通っている大学がフランスの大学と提携していて、夏休みに開かれる単位獲得のための集中講座に毎年参加させたら、フランス語も結構使えるようになったみたいです。
週末の小旅行でイタリアに行ったというのでイタリア語はどうだったかと聞いたら、フランス語とスペイン語を足して二で割ったような感じで、結構通じたと言っていました。
言いたいことは、英語を覚えるなら徹底的に早い時期に覚えさせ、その感覚を使って多言語にも幅を広げるのがいいのではないかと言うことです。
それをするには生活すべてを英語漬けにするのが私は一番と思います。

中学時代のちょっとした付き合いから、ワシントンDC地区で毎年夏に行われる国際的なコンベンションの通訳を頼まれ、参加しました。
最先端の情報にも触れられるうえ、VIPのエスコートでいい宿舎やいい食事にありつけるうえに結構いい手当と言うことで、大学院に進んだ今も続けています。

そういった日本相手の仕事の時には日本に資格が悪くはありません。
なので、力試しの意味も込めて中学の時に英検一級を受けさせました。
彼にとっての心配事は、日本の社会的常識が少し弱いことでした。
たとえば、スーパーでバイトをしたいと思って面接に行った時の受け答えのような、日本の大人なら常識的なことを経験していないからです。
いろいろな日本のビデオを見せてやったりしたのを覚えています。
結果は1回で通りました。
彼にとっては自信につながるいい経験だったようです。

それから、たとえばアメリカで暮らすと言っても『どこでもいい』わけではないというのが我々の経験則です。
もちろん、治安がいいなどと言うのは当たり前です。
子供に合った教育・生活環境かということと、親と暮らすうえでも適切かと言うことです。

子供は身体的な成長とともに精神的にも大きく変化します。
ウチの子の場合、小学生の頃は、近所に一緒に遊べる『いい仲間』がいるという点を重視して住むところを決めました。
それと、その年代は外で走って遊ばせたいと考えました。
なので、同世代で経済的にも安定した中流の子供が多く住み、敷地が広い住宅地に住みました。

中学校になるとき、別のことを考えました。
社会性をつけさせたいのと、勉強も少しレベルを上げてやりたかった。
その年代の子になるともう走り回る遊びはしません。
かといって家に閉じこもらせたくはなかったので、どんな生活がしたいかを彼に考えさせました。

そこで出てきた希望は、プールで遊べて、上級生がいるところでした。
水泳が希望というのは小さいころからYMCAなどのチームに入れていたからと思います。
でも上級生には困りました。
で、家内が調べ上げた次に住むとよさそうという候補は大学町でした。

探して見つけたよさそうな町が今住んでる町です。
プールがあるアパートメントに住み、その街の中学に通い、大学生の家庭教師兼遊び相手を頼む。

狙いはずばり当たりました。
この町の大学は州立大の旗艦校。
いわゆる研究大学で、学生の多くは4年で卒業せず、上に進みます。
日本では名が知られていませんが、東大や京大と比肩します。

町についていうと、5万人強のこの町の人口のうち、3万人弱が学生で、1万人強が教職員。
日本を含む海外からの研究者が数千人。
そうなるとどういうことになるかわかりますか。

家庭教師に雇う学生さんのレベルがすごく高いんです。
それと、町の小中高校には公立校しかないのですが、そのレベルがものすごく高い。
それをどう表現するか難しいですが、子供の言葉を借りればこうです。

毎年この大学には、全米だけでなく世界中から5千人以上が入学する。
どのひとたちも、彼ら彼女らの学校で1番や2番の成績だった人たちだ。
でも僕らは違う。 僕はウチの高校では100番ぐらいだった。
それを寮の仲間と話していて言ったら『なんていう高校なんだ』と驚かれたそう。

日本なら『ガリ勉』だから、などと揶揄されるでしょう。
ここではそうじゃないんです。

この町の学校システムは一見ほかの地域と違いはなく見えます。
しかし、大学との連携と言う点、そして、隣接する大きな2つの町の大学との連携と言うのが奏功しているのです。

小中高校は徹底してエッセイの宿題を出します。
調べさせる、そして考えさせるんです。
家庭教師もそれを知っていますから、それに合わせた指導をする。
正解なんてありません。 自分の考えをまとめるんですから。

その訓練の先には財団などが催す懸賞論文の募集への応募なんかがあります。
不思議に思ったことを起点に解決策を探すという活動をさせるんです。
もちろん家庭教師はそのサポートの大事な一翼を担います。
しかし、それだけじゃぁない。
メンター、つまり助言者になってくれる研究のプロです。
大学の先生や大学院の研究者、国内外から来ている研究者なんかがこの役をしてくれるんです。

それと、大学にあるレポートや論文などの執筆指導をしてくれる機関。
書いたものがプロの目に触れても門前払いにならないことはもちろん、自分の意図がちゃんと主張できているかを評価してくれ、そうなるように細かく指導してくれるのです。
たとえば、参考文献の書き方とその引用情報の書き方。
同じ町の仲間と言うことで高校生にもこんなサービスを無料で提供してくれているのです。
そういった活動の結果を大学への願書に添えるのですから他と差別されるのは当然です。

日本とのつながりがある地域ではないので、町にも大学にも日本人は多くはありません。
医歯薬生物系に強みがあるので、1~2年ぐらいの短期で来られる日本人の研究者の方はおいでですが、日本人の学生はウチの子を含め、同じ学年の同じ医歯薬生物系に3人だけと言うのはちょっと寂しいです。

こういった環境で育つとそうでない場合に比べるとかなり違うように私は思います。
もちろん、これがわかっていてこの結果が得られたわけではありません。
それなりに調べ、何度も現地を訪ねる苦労を重ねて歩いてきた道です。

ただ、全体を通して言いたいことは、『言葉の習得』ということだけで子供さんの先を考えるのではなく、もっと先を見て考えられてはどうかなと言うことでした。
長々と言いたいことだけ言ってスイマセンでした。
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子供3人にうち、長女は日本生まれでアメリカで幼稚園と小学校1年だけで通い、その後する日本のインターに数年、その後アメリカに戻り大学まで。

あとの二人は日本の幼稚園からアメリカの現地校で大学まで、という教育を受けています。

>帰国子女はインターナショナルスクールに通うのと、アメリカの現地校に通うのだったら、現地校のほうが英語習得には有利ですか。
英語と現地の文化に関して言えば、もちろん現地にいたほうが有利ですよ。でも、日本文化と日本語もできるようにするには、日本のインターナショナルスクールに行かなければ無理です。学校は言語だけ学ぶところではなく、友達関係やスポーツなどを通して人格形成に大きく影響を与えるところですから、言語だけを切り取って比べること自体ある意味ナンセンスだと思います。

それと、日本の英検ですが、私が日本で子育ての合間に準一級の勉強をしているときに、アメリカ人の主人(修士課程まで学歴あり)に質問しても答えられない、または説明できないことがよくありました。ネイティブとはそんなものです。ですからインターを出たからと言って、「日本人が英語を文法づくめで習うために作られた、日本人向けの資格である英検一級」に必ずしも」と合格するとは限らないと思います。
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>帰国子女はインターナショナルスクールに通うのと、アメリカの現地校に通うのだったら、現地校のほうが英語習得には有利ですか。



おっしゃっていることがよくわからないのですが、帰国子女ということは、海外(英語圏以外の海外?)からいったん日本に帰国した子が、日本にあるインターナショナルスクールに通学するのと、そこから改めて米国に渡航して、そこの一般的な学校に通学するのと、どちらが英語を習得しやすいか、というご質問ですか? 

だとしたら、英語を習得することに限って申せば、大差はないと感じます。ただし、日本語や日本の勉強の保持や更なる進学先に関しての影響は、どちらをとるかによってかなり変わりますし、学費や国際色も全然違います。

>また、小三の時にインターナショナルスクールに入学した子は一般的に何年くらいで英検一級を取れると思いますか。

一般的にですか? 一般的ということでしたら、英語で学ぶインターナショナルスクールにずっと通い続けて、英検に備えて勉強をしていたとして、8年くらいでしょうか。8年で16~7歳になりますので。英検1級は大人向けの問題が多いので、大人としての知識を養わないと合格しにくいと思います。もちろん、すぐにでも合格する能力のある子もいれば、何十年経っても合格できない人もいるとは思いますが、それらは一般的ではないでしょう。

>特に海外の学校など通った経験がある人、お願いします。

私は米国の小学校を卒業しました。その後、確か、十代の時に英検1級を受けましたが不合格でした。TOEICの900点台をとったのは成人してからでした。なんで?
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