No.13
- 回答日時:
No.6ですがちょっと訂正します。
文芸の翻訳をする人を翻訳家、技術文書を翻訳する人を翻訳者と書きました。
誤解を招く短絡的な書き方でした。
みな翻訳者ではあるのですが、まずビジネスで技術系文書を翻訳している人を翻訳家と呼ぶことは通常ないと思います。(よほどの有名な大家でもいなければ。)。通常、翻訳者です。
文芸や映像の分野の翻訳で名前が知られているような有名な人は翻訳家と呼ばれます。通常フリーランスで独立しています。
でもグレーゾーン?についてはやはりはっきりとした定義はないのではないでしょうか。
フリーで文芸書を数冊翻訳してるけど、名前が全然知られていない人は、翻訳家と名乗っても間違いとも言えないし、でも翻訳者とはいえますし。
良く考えると、ビジネスで技術文書を翻訳していて有名になることは通常は無いと思います。だから文芸書をだしているか、ビジネスで技術文書を訳しているかの違いではなく、文芸書をだすと名が知れ渡ることがあるので、有名になる→稼げる→独り立ちする(独立する)ということになるのだと思います。そして翻訳家と呼ぶにふさわしい立場になるような気がします。
技術文書の翻訳者も、自宅でフリーランスでしている人は大勢います。でもどれだけ稼いでいても大家とはよべませんよね。営業しなくてもひっぱりだこの文芸書の翻訳者は、翻訳家と呼べると思います。
私自身は、フリーランスか、組織に属しているかの違いだという傾向がある気はするのですが、その業界ごとにちがっていたり、言葉のゴロの良さであったり、なんとなくイメージでそう呼ぶようになったり、やはり規則性はなくいろいろだと思います。
ちなみに、医者ですが、医家とも言いました。
役者はどれだけひっぱりだこでも、役家(やくか、やっか)という言葉はゴロが悪いし、役者ということばができたころの、役者の社会的地位などもあったかもしれません。
〇〇学者は学者でないとしても、ゴロで〇〇学者となっていると思うので除いて考えると、だいたい独立してできているかどうか、という法則にあてはまっていることが多いように思います。
そこで、「じゃあ〇者はどうだ。独立してるじゃないか」と言わないでくださいね^^
そういうことじゃないんです。独立している場合はだいたい「家」に当てはまっているような気がします、というあくまで私見です。
No.12
- 回答日時:
難問です(泣)。
論理ではなく本能的に感じているのは「職業(肩書き)として成り立つか否か」は大きなポイントになりそうということ。自称でいいなら、なんでもアリですから。
もうひとつは、No.8のかたのコメントにある〈演奏家、演奏者など両方あると考えやすいです〉もポイントになるかと。
ただ、「(楽器名)演奏家」「作家」は職業(肩書き)になっても、「演奏者」「作者」は行為をしている人をあげている(紹介している)だけ、という気がします。
「職業(肩書き)として成り立つ」のは、現段階では「研究者/研究家」しか思いつきません。この2つの違いに関しては、ネット検索するといろいろ出てきます。あと「翻訳者/翻訳家」もアリですかね。両者の違いを考えると、何か見えてくるかも。
とてつもなくむずかしく、いろいろ考えましたが、法則らしきものは何も見えてきません(泣)。
詳しくは下記をご参照ください。
【音楽者? 哲学家? goo 辞書】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12582655111.html
以下は一部の抜粋(重言)。
これはおもしろい。考えたことがないテーマだった。
まずネット検索してみた。
【者 家 違い】の検索結果。631,000,000件
https://search.yahoo.co.jp/search?p=%E8%80%85%E3 …
例によって皆さん好き勝手に書いている。
ほとんどが質問サイトだから、読んでもあまり参考にならないかも。
下記はけっこうまとも。
【第5回:「料理研究家」と「科学研究者」】
https://xtech.nikkei.com/dm/article/COLUMN/20140 …
でもなぁ。
===========引用開始
筆者が調べた限りでは、それらに公式な定義や区別は無さそうだが、「Yahoo知恵袋」というサイトのベスト回答は次のようになっていた。
研究家:趣味。それが講じて職業にできることはあるが、所詮は趣味。例:料理研究家
研究者:職業で、これで生計を立てている。教育と訓練を受け第三者も研究者と認めている。例:栄養学研究者、生命科学研究者
つまり、日本語の「~家」「~者」という接尾語は、「そのことを業としている人」や「そのことをよくする人」を表す。一般に、自らの意思に基づき独立して研究活動を行っている自営業者は研究家、研究機関などの組織の中で職業として研究に従事している人は研究者と呼ばれると筆者は理解した。
===========引用終了
知恵袋の回答に頼っているんじゃなぁ。しかもリンクもなし。それは剽窃なのでは。
おそらく下記だろう。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/questio …
このBAが何を典拠にしているのかは不明。どのおかたもこのおかたも……。
〈自らの意思に基づき独立して研究活動を行っている自営業者は研究家、研究機関などの組織の中で職業として研究に従事している人は研究者と呼ばれる〉は一理あるかも。
そもそも「○○家」と「○○者」の両方がある言葉は珍しい気がする。
似たようなものでも「発明家」はあっても、「発明者」はナシだろう(「△△の発明者(△△を発明した人)はナニガシ」ってのは別)。「哲学者」はあっても「哲学家」は……。
こういうのがあると考えやすいんだけど、この問題はどうにも……。
下記も「研究者」と「研究家」の話。
【研究者と家の違い】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/4573468.html
===========引用開始
(A)研究者(かたい系);
大学の教授、国や企業の研究所の研究員や開発者・・・(中には名ばかりでサッパリなのもいますが)。
(B)研究家⇒やわらか系;
「研究家」でグーグル検索したら、次のようなものが出てきました。
お取り寄せ研究家、料理研究家、日曜研究家、温泉ビューティー研究家、妖怪研究家、UFO研究家・・・。
===========引用終了
一理ある。
これだけを見ると、「研究者(かたい系)」は職業って気がする。しかも組織に属している。下っ端だと「研究員」になる。
一方「研究家⇒やわらか系」は趣味の領域だろう。
例外と言えそうなのは「料理研究家」。これは少数だけど職業にしている人がいる。
「研究者」と「研究家」だけでも十分メンドーなのに、「者」と「家」全般になると相当の難問になる。
参考になりそうなサイトも見当たらない。困った。
気は進まないけど辞書をひく。
(以下略)
No.11
- 回答日時:
#5です。
法則性ということをお求めになっていたわけですね。
みなさんのご回答を参考に、帰納的に(且つ独断的に)考えてみました。
あくまで基本的にはですが下記はいかがですか。
・〇〇家⇒〇〇を現実化している人。
・〇〇者⇒〇〇を体現している人。
因みに、この場合は「体現=身をもって実現すること」。
No.10
- 回答日時:
「者」について
「新選漢和辞典 Web版」
❶〈もの〉…をする人。…な人。…な物。動詞・形容詞などを体言化し、その行為・状態の主体を示す。
悪者・闇者・医者・隠者・易者・遠者・縁者・王者・往者・歌者・介者・覚者・学者・冠者・宦者・間者・飢者・者・窮者・御者・馭者・狂者・強者・業者・狷者・賢者・古者・夸者・瞽者・巧者・剛者・豪者・兀者・細者・作者・粲者・使者・識者・儒者・従者・信者・仁者・聖者・説者・賤者・選者・前者・後者・属者・尊者・達者・談者・治者・智者・著者・帝者・適者・禿者・日者・曩者・跛者・覇者・卑者・筆者・貧者・仏者・嬖者・僻者・躄者・編者・亡者・墨者・明者・勇者・憂者・傭者・弋者・羅者・廉者・老者・論者
「日本国語大辞典」
その道に通じた人。特に、芸者。遊女。
例は上記と重なるので省略。
「家」について
これは「家」に関する、「国家」「家柄」の説明が多く、適当な引用文が見当たらないので、私見を書きます。中国古代の「諸子百家」の「家」に相当する、思想信条、言い換えればセオリーを持って行動する人。拠って立つ立場を強調することが多い。「家」とは直接関係なく、「専門家」「愛好家」の特徴が強い。
そうした性向の強い人、また、そういう状態にいる人であることを表す。「大辞泉」
専門家・研究家・愛煙家・愛妻家・恐妻家・愛犬家・音楽家・声楽家・作家・自信家・画家・儒家・諸家・書家・大家・兵家・厭世家・健啖家・金満家・倹約家・咄家・革命家・芸術家・起業家・愛妻家・情熱家・努力家・好事家・財産家・冒険家
No.8
- 回答日時:
度々失礼します。
演奏家、演奏者など両方あると考えやすいです。
「家」は独立して稼いでいる。
「者」はどこか組織に属している。職業であるかどうかは問わない。
両方とも職業である場合は、「家」のほうが稼ぎがおおいイメージ、傾向
なるほど
作家と作者もそのケースですね。
フリーランスで(他のアルバイトをせずに)食っている人を「〜家」と呼び、無収入のライフワークや、組織に雇用されている給与労働者を「〜者」と呼ぶと言う事ですね。
確かに学校の音楽教員で雇用されて食ってる人は、音楽家と呼ばないのかもしれないですね。
しかし、医者はどうでしょう? どこにも雇用されずに、フリーランスで開業して食っている方も皆さん医者ですよね。
No.6
- 回答日時:
言語学などの専門家ではありませんが、失礼します。
私は、「家」のほうは、組織には属しておらず、「者」より独立している傾向にあると思います。
「者」でも独立している場合はあるのですが、その道の大家(たいか)という言葉もあるくらいなので、その道の大家だったり大家に近いイメージの場合はまず「家」のような気がします。
もちろん「家」の中には大家でない人も普通にいますが、「者」よりは大家が多い傾向という意味です。
以上は、私が思う傾向です。
書道家、専門家、画家、作家、陶芸家、建築家、落語家、実業家、漫画家、料理研究家、起業家
役者、易者、医者、科学者、哲学者、経営者、研究者、経営者
実業家・・商業や工業など、生産・経済に関係した事業を営む人。
経営者・・会社や商店を営む者。特に、会社事業を営む者。
例えば実業家と経営者とはほぼ同じ意味です。でも「家」と「者」の違いがあります。
一般的な話ですが、文芸の翻訳者を「翻訳家」といいます。
一方、技術翻訳をする人を「翻訳者」といいます。もし家でフリーランスであっても、です。
また、通訳する人を「通訳者」といいますが(「通訳士」「通訳人」ともいいます)。
「通訳家」とは聞きません。
一番有名なのは戸田奈津子さんあたりかもしれませんが、あれほどの大家になっても「通訳家」とはいいません。まずこうやって文字を変換していて、「翻訳家」は一発で出てきますが、「通訳家」は出てきません。
役者で個人事務所をつくって独立している人もいるし、事務所に所属しているとしても役者は個人事業主の面があります。それでも「者」といいます。
「医者」にも自分で経営している人はもちろんいるし、経営者も独立しています。でも「者」です。
以上のことを考えるとやはり、最初書いたような傾向はあっても、法則性はなさそうですね。
「医者」「経営者」「翻訳者」でも「家」より稼いでいる人はいるのですが、業界によってルールがあったり、たんなる(言葉の)ゴロであったり、大家ということを念頭においてイメージで呼ぶようになったりすることもありそうです。
ただ組織に属しているか、独立しているか、というのを一番強い傾向として感じます。
なるほど。
ディオゲネスをはじめ、ソクラテス、デカルト、ショーペンハウワー、ニーチェ、などと多くの偉大な哲学者は組織に属さなかったのが現実なのですけれどねぇ。
カントは人生後半こそはケーニヒスベルク大学の教授になったが、45歳ぐらいまでは現代でいうフリーターみたいな人生で、富裕層の子弟の家庭教師で食いつないでいた。
偉いライターを作家と呼び、偉いかどうか問題にならない局面ではライターを作者と呼ぶので、偉いphilosopherに限って哲学家と呼んで良いと思うのですが何故か哲学の大家でも哲学者だし、無名の泡沫でもMusikerは音楽家なんですよね。
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