
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
重要ポイントは 力積(ベクトル)は運動量変化(運動量はベクトル)に等しいということです…①
したがって 初めの玉の速度を→V、打撃(力積)を加えられたあとのボールの速度を→W として①を数式に直せば
(→P)=m(→W)-m(→V)…①となります (→はベクトルであるという意味。VとWを使用したのは 力積を与えられる前後の速度をはっきり区別するため)
→Wと→Vは大きさ(矢印の長さ)は等しいですが 向きが異なるので (→W)=(→V)ではないことに留意です
ちなみに|(→W)|=|(→V)|=v でこれはベクトルの大きさ(矢印の長さ)についての関係をあらわしたもの
さて①右辺はベクトルの引き算となっていますが、ベクトルの引き算というものは特に初心のうちは扱いにくいものです
そこで 移行して足し算に直します
すると m(→V)+(→P)=m(→W) ・・・①'です
これを図にする方法は中学の理科あたりですでに習っていて 左辺に現れた2つのベクトルを表す矢印をまず書き
それぞれに平行な線を付け加えて平行四辺形を作図
平行四辺形の対角線が 2つのベクトルの和を表す
すなわち対角線が右辺のベクトルを表すという作図方法です
ただ、平行四辺形のすべてを作図するより
画像のように、m(→V)を表す水平右向きの矢印をまず書き、次にこの矢印の先端から(→P)を表す矢印を継ぎ足す
1つめの矢印の根元と2つ目の矢印の先端を結ぶ矢印を描けば これがm(→W)になるという作図法を採用しても
平行四辺形利用での作図のときと同じ向きのベクトルが得られますから
そのほうが省エネですっきりして見えます
ということで、画像のような3本の矢印だけで①'を図に示すことが普通です
水平右向きの矢印(ボールの初めの運動量を表す・・・はじめの速度の向きにも関係する)
と
右斜め上にあがる矢印(運動方向をかえられた後のボールの運動量を表す・・・力積を与えられたあとの速度の向きにも関係する)
この2つのなす角度は題意よりθです
今回、問われているのは力積ですので その大きさだけでなく向き(角度)も答えなければいけません
そこで、角度αを画像のように設定すると 画像は2等辺三角形なので 底角2つがαとなり内角の和から α+α+θ=π ⇔α=(π-θ)/2と分かります
これでPの向きについては解決というわけです
あとはPの大きさです
これも図を見ながら考えます
ベクトル図では、矢印の長さがPの大きさを表していますから、余弦定理とかでPの長さを求めればよいです
画像では2等辺三角形の底辺から垂直2等分線を引くという方法であらたに直角三角形をつくって
Pの矢印の長さの半分をまず調べようとしているようです
破線によってできた直角三角形の三角比を考えて 破線を底辺とみれば
sin(θ/2)=高さ/斜辺=高さ÷斜辺=(p/2)÷mv
⇔p=2mvsin(θ/2)
このように図から Pの大きさ(長さ)と角度が求められるのです
一番知りたかったことを教えてくださったのでベストアンサーに選ばせていただきました!
間違えていたのはベクトルと三角関数でした。
解決してすっきりしました。
ありがとうございました!
またよろしくお願いします。
No.3
- 回答日時:
(力積)=(運動量の変化) だからです。
式で書くと
F・t=mv -mv0 ただし、F,v,v0 はベクトルです。t は力Fが働いた時間です。(忘れていたら、調べて見て下さいね)
ですから、力積はベクトルであり、運動量のベクトルの引き算になります。
問題では「速さを変えないで」って書いていますが、
ようするに、”運動量の大きさは変えないで”、という意味になります。
つまり、変化後の運動量の大きさは最初の運動量の大きさと同じです。
ですから、変化後と変化前の運動量のベクトルを表す矢印の長さは同じになります。
だから、解答の様な図になるんですね。
質問者さんの図だと、変化後の運動量の大きさが増えた図になってしまいます。・・・だから間違っているんですね。
参考書ですが、使用しているテキスには、基礎の説明などはないのでしょうか?
大学での力学の本は、どれもキチンと数式など使って理論を説明するようになっていますから、
どの本も質問者さんの期待する様なものでは無いと思います。
で、質問者さんの解答の仕方を見ると、基礎が分かっていないというより、
基礎の適用の仕方が上手くいってないって感じがするんです。
多分、問題文を慎重に読んで、”どんな状況で”、”何を問われているか”を把握できれば、
自力で解答にたどり着けたのではないかと思います。
振り返って見て、”結構、自分は問題をじっくり読んでいないな”って思うのでしたら、
その部分から修正してみて下さい。
実は、物理の問題が解けない場合って、問題をしっかり読めてない事が原因だってのは多いんです。
これを直さない限り、どんな参考書に頼っても、あまり効果は無いと思います。
物理の問題は、すぐにパッパッパァ~と解けるようになるわけではありません。
ですから、じっくり取り組んで下さい。
この問題集には公式しか載っていなくて他の参考書も見たりはするのですが、理解が難しいですね。
間違えていたのは三角関数とベクトルでした…
確かに、もう少しちゃんと読んだり考えたりしたら自力でわかったものに思えます…
指摘してくださりありがとうございました!
わからないことばかりなのでまた教えてください。次はもう少し考えてから質問します。よろしくお願いします。
No.1
- 回答日時:
高校で「物理」は履修しましたか?
高校物理で、「力積は、運動量の変化に等しい」と習いましたよね?
運動方程式
F = ma = m*Δv/Δt = Δ(mv)/Δt
ですから
Δ(mv) = F*Δt
ということです。右辺が「力積」です。
つまり、打った後の速度を →V (ベクトルです)とすれば、「力積:→p」(ベクトルです)は
→p = m(→V) - m(→v)
となります。
つまり
m(→V) = m(→v) + →p
これが、右のベクトル図ですね。
ここで、与えられた条件より
|→V| = |→v|
ですから、この「三角形」は
|m(→V)| = |m(→v)|
の二等辺三角形です。( p が底辺、mV と mv が等辺)
ここで、求めたい「飛んできたボールの方向(つまり m(→v) の方向)に対する、力積の方向(つまり →p の方向)」とは、図の「角 α」です。
この「角 α」は、二等辺三角形の底辺角ですから
α = (1/2)(180° - 頂角)= 90° - θ/2 ①
です。
これ、印刷されたものは間違っていますね。
印刷されたものだと、α < 0 になってしまいますね。
そして、力積の大きさ |→p| は、頂角 θ を 1/2 にして「二等辺三角形」を2等分した「直角三角形」の直交する短辺の2倍ですから
|→p| = 2|m(→v)|sin(θ/2)
です。
質問者さんが手書きで書いた「真上を向いた矢印」って何ですか? 「→p」はちゃんと「二等辺三角形の底辺」としてもともと書かれていますよ?
|m(→v)|sin(θ/2) = |m(→v)|cos(α)
ということが分かりますか?
物理履修しました。苦手なまま大学へ進んでしまい勉強しているところです。くだらない質問をしてしまい申し訳ないです。
→p は解答には描いてありますが自分は→p は真上を向いた矢印になるのじゃないかなと考えてしまいました。
回答してくださったものを読んで自分の回答を見直したら、三角関数で間違えていることがわかりました。
数学も物理も勉強します。わからないことだらけなのでまた教えてほしいです。
よろしくお願いします。
今回はありがとうございました!
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 物理学 鉛直面内の円運動において、力の釣り合いの式を任意の方向に立てられないのは何故ですか?参考書には、半径 2 2022/12/26 21:27
- 日用品・生活雑貨 鉛筆削りについて 写真の鉛筆は先端の裏側はきちんと削れておりますが、手前については写真の通りなんです 1 2022/09/19 22:49
- 大学受験 神戸大学医学部志望の高2です。参考書や勉強の進め方を質問します。 数学 1A2Bは青チャート3周くら 1 2022/09/25 23:35
- 大学受験 至急です。 神戸大学医学部志望の高2です。 参考書や勉強の進め方を質問します。 数学 1A2Bは青チ 2 2022/09/25 15:20
- 物理学 振り子運動について 2 2023/01/08 16:34
- その他(芸術・クラフト) 選挙・投票用のヌルヌル鉛筆は? 2 2023/07/02 06:50
- 物理学 写真の図では、円運動が起きていますが、質問が3つあります ①例えば、鉛直面での円運動なら、垂直抗力が 6 2022/12/19 18:20
- 数学 数学の質問です。写真の鉛筆で囲んである部分の解き方を初めて見ました。 これは、元になってる公式とかあ 2 2022/08/03 02:30
- 大学受験 自己推薦書の添削や意見・アドバイスお願いします 2 2022/08/27 19:34
- 物理学 物理重問43:力学的エネルギー保存が成り立たない理由 2 2022/09/07 21:13
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
ベクトル関数の概略を図示せよ...
-
波数の意味と波数ベクトル
-
ベクトルの太文字書きについて...
-
ラウエ条件とブラッグ条件
-
基本ベクトルと単位ベクトルの...
-
RL,RC並列回路のベクトル軌跡
-
三相交流の仕組みが調べても理...
-
角速度のベクトルの方向は何故...
-
変形勾配テンソル極分解した右...
-
流体力学
-
「鉛直下向きに速さ10m/sで投げ...
-
直交座標系の計量が0になる理由
-
棒へ玉が衝突する問題。この他...
-
速度ベクトルの単位の書き方
-
大学のベクトルに関してです (A...
-
電磁気学のベクトルについて
-
モーメントの符号
-
重心と質量中心の違いについて
-
導波管内のマイクロ波の伝播の...
-
子供の物理の問題の続きです。
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
ベクトル関数の概略を図示せよ...
-
基本ベクトルと単位ベクトルの...
-
三相交流の仕組みが調べても理...
-
波数の意味と波数ベクトル
-
重心と質量中心の違いについて
-
ミラー指数:面間隔dを求める式...
-
物理の力や速度は何故ベクトル...
-
大学物理の問題について
-
ベクトルの太文字書きについて...
-
角速度のベクトルの方向は何故...
-
量子力学: 完備性に関する質問
-
風向の平均処理
-
なぜ、エネルギーはスカラーで...
-
連続の式の極(円筒)座標変換(2...
-
RL,RC並列回路のベクトル軌跡
-
速度ベクトルの単位の書き方
-
ミラー指数の定義
-
ダイヤモンドの構造因子
-
【量子力学】エルミート共役と...
-
ブリュアンゾーンの物理的な意味
おすすめ情報