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独り暮らしの人が日本に住所を置いたままで海外に移住をする方法どのようなものがありますか?

A 回答 (1件)

プロファイルに記したような者です。


アメリカに永住しています。
永住するためには、まず永住権、つまり永住ビザを取得する必要があります。
それはご存知ですね。
それを手に入れられたという前提でお話しします。

『日本に住所を置いたまま』と言うことにはふたつの場合があると思います。
住民登録をしたままか、抹消するかの違いです。

住民登録したまま、つまり住民票をそのままにする場合、その登録住所にはあなたは『存在する』ことになります。
ですから、赤の他人の住所に登録は出来ません。
つまり、その住所から引っ越してはいけません。
たとえば、親戚などの『未来永劫引っ越さない知り合い』の住所にしないといけません。

つぎに、形式的にでも、あなたはそこに『存在』します。
なので、地方税は払わなければいけません。

また、あなたが移住する先の国によりますが、そこでの所得を申告する必要も場合により生じます。
私が住むアメリカは日米租税条約という取り決めで、どちらかで所得税を払っていれば、他方では払わなくてよいとなっています。
そういう取り決めがない場合、収入について、あなたは日本にも申告しなければなりません。
それをしなければ脱税となります。

次にもうひとつの場合、住民登録を抹消する場合です。
この場合、移住先の国の日本の大使館・領事館に在留届を出すことになります。
これをしないとあなたの存在は宙ぶらりん、つまり行方不明者になります。

日本の社会システムの中で他国より優れている制度のひとつに国民皆保険というものがあります。
健康保険制度です。
これは住民登録をベースに運用されていますが、国外居住を理由に住民登録を抜くとこれが得られません。
帰国したら一時的に入れてもらうことは可能でしょうが、外国での在留届が出ていないとどうなるかは?です。

移住の観点では、日本に住民登録を残す強い理由は、私的には思い当たりません。
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