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バチルス菌を振とう培養と静置培養の2つの方法で培養しました。

すると、静置培養の培養液(フィルター済み)には坑カビ性があったのですが、振とう培養の培養液(フィルター済み)にはありませんでした。

バチルス菌は好気性菌なので振とう培養のほうが坑カビ物質をよく出しそうだったのですが、そうはなりませんでした。

理由が振とうによるせん断力しか思いつかないため、他にあったら教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

まず、生育に適した条件と代謝産物が増える条件は、必ずしも一致しません。



振とう培養と静置培養の大きな違いは、菌体周囲の培地が動くか動かないかです。振とう培養では、常に新鮮な培地が菌体に供給されるため、生育には好条件です。逆に静置培養では、菌体の周りは自らの放出した酸等の老廃物で徐々に悪条件になっていきます。
抗カビ物質というのは、菌体にとっては自分の生育条件を守るために放出する物質ですから、悪条件下の方が産生能が高まることも考えられるのではないでしょうか。
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ピュアだと思っている試験株(バチルス)の中に実は、抗カビ物質を作る別種菌が混じっている可能性はありませんか(いわゆるコンタミというやつです)?



抗カビ物質の正体は何でしょうか?高分子のタンパク質でしょうか?たんぱく質の性質は様々ですが、振盪(というより激しい撹拌)によって変性したり失活したりするものも時々あるようです。
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