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銀河英雄伝説の『ゴールデンバウム朝銀河帝国』のモデルとなったロシア帝国についての質問です。
「銀河英雄伝説」の『ゴールデンバウム朝銀河帝国』のモデルは、ドイツに見えるが、実際には、作者である田中芳樹氏が「ロシアをイメージした」という趣旨のことをおっしゃっているそうだが、ここで以下の質問です。

1.『ゴールデンバウム朝銀河帝国』のモデルが、ドイツではなくロシアをイメージしたなら、なぜ田中芳樹氏は、『ゴールデンバウム朝銀河帝国』をロシア風にする=ロシア語やスラヴ風の姪、スラヴ人の起用、ロシア文化にしなかったのはなぜなのでしょうか(どうみても、ドイツ帝国風に真似たロシア帝国と呼ぶべきでしょうか?)?


2.なぜ田中芳樹氏は、『ゴールデンバウム朝銀河帝国』をロシアにモデルした理由は、「ツァーリズム」という絶対君主制体制の思想が強いことが、モデルになったという推測するサイトもあるのですが、ここで質問です。
ロシアを除いてヨーロッパ諸国は絶対君主制が存在していたが、市民革命によって専制が倒れるか、立憲君主制へと移行した。
それに対し、ロシアは中世にモンゴル帝国の構成国であるプチャク・ハン国に侵略されて以来、アジア的な思想=封建制の専制君主制を色濃く受けており、ロマノフ王朝が崩壊するまで、絶対君主制を維持し続けてきた。
これがヨーロッパ諸国とロシアの違いなのですが、ふと気づいたことあります。
ヨーロッパ諸国が民主主義を重視するなら、ロシアは専制あるいは独裁を重視する。
では、民主主義を重視するなら、そのようなタイプはヨーロッパタイプで、専制あるいは独裁を重視するなら、アジアタイプで、ロシアは西欧の装いながら、しかも白人であるスラヴ民族でありながら、ロシア人が、自らヨーロッパ諸国の一員だと強調しても、ヨーロッパ人から見れば、ロシアはアジアに属する国だと見ているのでしょうか?

3.仮定の話になるのですが、銀河英雄伝説のような宇宙を舞台にした戦記物を描く際、銀河帝国を出すなら、スターウォーズのようなナチス・ドイツをモデルにするよりも、ロシアをモデルにした方が、より“悪の帝国”のように見えるでしょうか?


4.『ゴールデンバウム朝銀河帝国』のモデルが、ドイツではなくロシアをイメージしたなら、『ゴールデンバウム朝銀河帝国』の初期の頃を、ナチスような設定=特権階級として白人ばかり貴族に取り立て、しかも、ゲルマン風の家名を与え、劣悪遺伝子排除法という人種差別的な法律を施行させたという設定にしたのでしょうか?(まるで、ナチス・ドイツが、自らロシア化して、自らロシア帝国になったようなものです。)

5.2の問いで、「民主主義を重視するなら、そのようなタイプはヨーロッパタイプで、専制あるいは独裁を重視するなら、アジアタイプ」と書いたのですが、では、ナチスがドイツ国内の実権を握り、独裁を行ったなら、ドイツはヨーロッパ諸国の一員ではなく、アジア諸国の一員ということになるのでしょうか?

「銀河英雄伝説の『ゴールデンバウム朝銀河帝」の質問画像

A 回答 (1件)

銀英伝の銀河帝国は、作者自身が「ロシアがモデル」と言ったとしても、実際には歴史上のいろんな「帝国」の要素をたくさん盛り込んでいますよ。


ロシア帝国、ナチス・ドイツ(第三帝国)の他に、帝国の権威の象徴である「国璽」や、帝位の「禅譲」なんて、東アジア文化、具体的には中華帝国の文化です。
西ヨーロッパから東アジアまで、様々な「帝国」の要素を盛り込んでいるのですから、史実と照らし合わせてヨーロッパタイプとアジアタイプのどちらだとかいうのは無意味かと思います。
前提を理解した上で、あえて史実との整合性を議論するのなら、楽しいですけどね。
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