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皇室が解体されて、国体が変わると何が困るのですか?

A 回答 (12件中1~10件)

すぐに困る、ということはありませんが、


長い歴史の間に、色々と困ることが
出て来ます。

その理由ですが、天皇制には次のような
意義があるからです。


根本は国民を統合する力がある、ということです。

途上国が途上国であるのは、色々な原因がありますが最大のものは、
国民が統合されていない、ということです。
どうして統合されていないか、といえば、国民に、
国民であるとの連帯感が無い、薄いからです。
イラクやアフガンがその典型です。

イラク人、アフガン人という意識が希薄なので、
国民がまとまらず年中ゴタゴタしています。
中国なども、大正時代の留学生ですら、中国人
であるという意識はほとんど無かった、と言われています。
皆、北京人、上海人です。

日本だって、幕末時は薩摩藩人、会津藩人という意識の方が
強かったのです。
そこで、山縣有朋と西周が相談して天皇を持ってくることにしました。
お前等は、薩摩藩人という以前に、天皇が治める日本という
国の国民だ、日本人なのだ。
これが成功したわけです。

これを国民国家といい、アジアで最初にこの国民国家樹立に
成功したのが日本で、中韓などは大きく遅れを取りました。


アラブの春を見てください。
シリア、リビア、チュニジア、エジプト、みな共和制国家ですが、
大混乱です。
これに対し、モロッコ、カタール、バーレーン、
オマーンなどの王政国家はみな安定しています。


1,独自性
先人は、中国に対する独自性の発露の為、天皇という呼称にしたのです。
現代では、欧米に対する独自性の徴表という意味を持っています。
独自性を持たない国は衰退します。

2,歴史を観て下さい
幕末、幕府の受け皿としての天皇がいなかったら
日本は列強の植民地にされていたかもしれません。

3,公、という概念の醸成
オリンピックや国体とかの催しものはみな、
国家を国民に意識させる為に行われているのです。
国旗や、国歌などもその類いです。
その中でも、天皇というのは強力なツールです。
天皇は生きている歴史であり、歩く国家なのです。
人々は天皇に接し、想うとき否応なしに日本国家や
日本の歴史を想起します。
米国もこれを羨ましがり、天皇の存在は
17個師団の軍隊に相当する力があると分析していました。

4,汚職だらけのアジア諸国の中で、日本は比較的清潔でした。
それは、汚職は天皇に対する犯罪で、絶対に許せない、
という考え方が強かったからです。

5,かつて官僚は、政治家などは選挙区の代表に過ぎないが
我々は天皇の官吏として、日本全体の事を考える立場にある、
と誇り高く仕事をしていたのです。

6,戦後、社会主義革命の嵐が吹き荒れました。
その前に立ちはだかったのが天皇制です。
社会主義は平等を理念としますので、天皇制と相容れないのです。

7,権威と権力を分離し、もって独裁を防止する。
 権力は徳川将軍が手にしていたが、権威は天皇にあった。
 宗教的指導者が政権をとり、独裁を敷こうとしても、
 天皇制は大きな障害物になるでしょう。

9、象徴性
 選挙で選ぶとなると政治家みたいな人が
 選ばれることになります。
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分かりやすい例を出せば「今の韓国の状態になる」です。



さすがに、日本だと軍事独裁政権にはならないでしょうが、韓国初代大統領から前大統領の朴槿恵氏まで、韓国の歴代大統領は退任後必ず不幸になっています。朴槿恵なんて任期途中に降ろされちゃいましたよね。

これは「国民の大多数が認める権威が確立されていない」からで、韓国は地理的な要素や歴史的な要素を含めて、右翼と左翼の対立が激しく、どちらの側の大統領になっても足を引っ張る力が強いからです。

フランスもそうです。革命で君主制を妥当した後、第一次共和制政府(ジャコバン派独裁→総裁政府→統領政府)・第一次帝政・王政復古・第二次共和制・第二次帝政・第三次共和制(パリ・コミューン→共和制政府)と目まぐるしく指導層が変わりました。この間が大体80年、つまり80年間「大多数が認める政治権威の確立」で国内紛争が続いた、ということで、この時代に生きていた人たちはすごい苦労したでしょう。

アメリカも独立が1776年、南北戦争が1861年で独立から85年後に「大統領の権威」を決める国内紛争を起こしています。日本人は習わない歴史ですが、独立から南北戦争までのアメリカ政府は国内全域に必ずしも支配権や権威が及んでいなかったのです。だから南部の離反をよび戦争になったわけです。

ネパールは2008年に王政を廃止して、第一共和政になりましたが、共産政党が2つあって大混乱になり、今王政復古の運動が盛んです。
 いずれにしてもデモや暴動が多発していて、市民の生活は混乱を極めています。

もし日本で天皇制が廃止されると「天皇に代わる大多数が認める政治権威」の安定までにやはり80年から100年は必要でしょう。

日本は歴史上最大の内乱期であった戦国時代でさえ「京に上り、天皇から勅許をもらった人が天下人」というルールでした。
 だから秀吉が関白の地位につき、家康が征夷大将軍になると、日本国中の武家が従いました。あの時代でも「天皇陛下が決めた国家指導者に盾つくのは大逆賊」だったわけです。

1500年も安定して国家権威で有り続けた天皇を廃止したら、その後何十年も権威の安定を巡って大混乱するのは確実です。
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皇室が解体されて無くなるということは、日本が日本で無くなるということでは。

日本の歴史の根幹を担ってきたのが皇室の存在なので、日本が極東にある多少経済力はあるけど歴史も何にも無い、特徴の無い国になってしまうのではないでしょうか。
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逆じゃないかな?



恐らく、皇室制度が廃止されても、たちまちは、さほど国体は変わりませんが。
その後は、国体を変えられる政権が、国体を変えやすくなると思いますよ。

簡単に言えば、皇室(特に天皇)は、戦後、抜かれたことが無い「伝家の宝刀」を持っており、その威力は未知数です。

憲法上は、天皇は国政に関する権能は有しませんが、「国政への影響力が皆無か?」と言うと、答えはNoで。
すなわち、戦後、天皇陛下が政治に影響を及ぼす様なご発言をした事実は無いものの、もし「政権を支持しない」などとご発言をされた場合、どんな展開になるのか、政権にとっても全く予想が付かないでしょう。

従い、皇室制度が廃止されると言うことは、政権にとっての脅威が減る訳で。
具体的には、特に平和主義からのダイナミックな方針転換が、容易になるでしょうね。
逆に憲法9条のマイナーチェンジくらいでは、伝家の宝刀は、まず抜かれないと思いますけど。
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無くなって困ることがなくても残っているしきたりや習慣はたくさんありますが何故かと言えば


そういったものがその習慣を持つ地域の人々のアイデンティティの一部を成すものだからです。

天皇制あるいは皇室の存続がわりと多くの日本人の日本人としてのアイデンティティの一部になっているのでこれが解体されるような事は避けたいのだと思います。

無くなった方が良いだろう旧弊な習慣や制度が上に書いた理由で続いている事も多いですけどね。
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基本的には困ることはないと思う。

外交とか行事だとかとの意見もあるが、皇室に準ずる仕組みのない国(こっちのほうが圧倒的)が何か困ってるってことはないわけだし。そもそも皇室は政治には口出しできないはずだし。
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俺も別に困らんし、名目上の国体は変わっても実質的な国体は変化しない。


外交上の変化もない。皇室主催の晩餐会が無くなって、代わりに内閣主催の晩餐会になるだけ。皇室みたいなのがある国の方が珍しい、いわば異端児が普通になるだけの事。
北朝鮮みたいになる訳ない。権力者は変化ない。現在でも天皇に権力は無い。徳川幕府だって天皇は飾りに過ぎず、京都に押し込めて飼い殺しにしてただけ。権力どころか発言権も全く無し。
ただ、憲法は変わる事になるな。
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一般人は困らんでしょう


ただ国レベル、外交レベル、歴史的価値でみれば失うものは大きいと思いますから、徐々に影響は出てくると思います
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北朝鮮や中国のようになります。


ばかな政権が主権を取って
誰も意見することができません。
良きにせよ悪しきにせよ
国の大事なかじ取りは天皇の務めです。
だから足利や徳川幕府は人民を支配していましたが
それはあくまでも天皇から人民を預かっている形です。
それで2600年続いてます。
国民に対して悪政をやってきたのなら
誰かが滅ぼしていたはずです。
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海外だと、日本の天皇って日本の代表として迎えられたりしてるから



敬意をあるおもてなしを受けてるみたいですよ

中東なんかの産油国だと、いまだに王族ってのがしっかりと政権を、握ってて
王族と話をするのはやはり、王族である天皇みたいな存在は重宝するみたいですね


日本の外交に役にたったますよ
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