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日本語を勉強中の中国人です。下記の2つの言い方はどちらが自然でしょうか。また、もし可能でしたら、理由も教えていただけませんか。

1、これはあなたの本ですか。それとも彼のですか。
2、これはあなたのですか。それとも彼の本ですか。

質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (5件)

1が自然です。



2の文が「これはあなたの本ですか。それとも彼の本ですか。」なら
問題ないですが「先にある文で”本”が省略されて、後に”本”と表記する」
のは不自然ですので、
「先にある文では”本”を表現して、次の文は”本”を省略」してる1の
文が自然なものになります。
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2は不自然です。

なぜかというと、「彼のですか」の「の」(もしくは「のもの」)は、「本」の繰り返しを避ける、あるいは「本」を省略する為の代名詞だからです。
なので、「あなたの(もの)」から始まり「彼の本」が後から来るのは、説明として美しくありません。
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1.この本は、あなたのですか。

それとも彼のですか。
2.これは、あなたの本ですか、それとも彼のですか。
3.これは、あなたのですか、それとも彼の本ですか。
親切なのは、1.です。別に隠しておく必要もなく、最初から「本」であること分からせるのがいいはずです。
 このような「の」(「の本」の意味)を、「連体格の格助詞」の性質をそのまま残していると考え、「連体助詞」と呼ぶことが多いのですが、「形式名詞」と考える人もあります。
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意味はどちらでも通じますが、自然なのは1です。



先に「本」を言う方が自然です。

でも、実際の会話では、「それとも」は省略することが多いです。

これはあなたの本ですか。彼のですか。

友達同士なら
これ、あなたの本?彼の?
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この回答へのお礼

みなさん、ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2021/05/03 17:09

2.が自然な表現です。



具体的に表すのであれば、先に「あなたの本」と明示するのが自然です。「の」で指示するのであれば、

これはあなたのですか。それとも彼のですか。

が自然です。なお、この「の」は形式(抽象)名詞で、連体助詞ではありません。

れんたい‐じょし【連体助詞】

〘名〙 助詞の一種。種々の語に付き、下の体言を修飾するもの。この助詞の付いたものが、常に体言に続いてこれを修飾する副体詞(連体詞)の職能と同じであるところから「準副体助詞」とも。現代語では「の」だけ(古語では「の・が・つ」)がこれに属する。従来格助詞の一つとされていたこの語を一類として新しく立てたのは橋本進吉で、他の格助詞が体言またはこれに準ずるものだけを受けるのに対して「の」は「ちょっとの間」のように副詞を受けることも、「故郷からの手紙」「買物に行っての帰り」のように他の語に助詞の付いたものを受けることもできる点、および格助詞は相互に重ね用いられることがないはずであるのに「の」は格助詞「から」「へ」「と」などの下に重ね用いられる点を重視したもの。〔国語法要説(1934)〕
【精選版 日本国語大辞典】

で、「あなたのですか」の「の」には助動詞「です」が続いており「下の体言を修飾」してはいません。日本の学校文法(橋本文法)では格助詞とされていますが<形式(抽象)>名詞の誤りです。

「故郷からの手紙」は「から‐の」と格助詞が重複していますが、これは「故郷から(到来)の手紙」のように「の」の前の名詞が省略されたもので、重複は形式的なもので、この「の」は格助詞です。

「ちょっとの間」や「買物に行っての帰り」の「ちょっと」や「行って」は転成名詞で、この「の」も格助詞です。

したがって、連体助詞という品詞区分は形式に捉われて格助詞を誤認した誤りです。■
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