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「大乗仏教」という言葉は、日本ではいつごろから使用されてきたのでしょうか?

A 回答 (2件)

大乗という言葉は、古く9世紀まで遡ることができるようですが、


https://123deta.com/document/yngkr40z-%E9%AB%98% …
大乗仏教がでてくるのではないです。
佛教という言葉は、19世紀末になるようです。
http://web.tohoku.ac.jp/modern-japan/wp-content/ …
で、その仏経を宗教として位置づける考察が進む中で、大乗非仏経説が強くなって、それに対抗する説として、「大乗教は真性の仏説」とかでてきたり、宗教概論のような中に、「仏経には、上部座、小乗仏教、大乗仏教があって、密教も」という言葉も出てきいるのでしょう。
「大乗仏教」という日本語も使われています。
渡辺海旭「大乗仏教の精神」1921年1月
https://books.google.co.jp/books?id=H2iUBgAAQBAJ …
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
大乗という言葉は、古く9世紀まで遡るのですね。(最澄の大乗戒壇)
佛教は、昔は仏の教えを意味し、宗教・Buddistとしては19世紀末なのですね。
その際に、他宗と区別して大乗仏教が使われてきたのですね。
今の私たちにとっては、ややこしい展開・歴史ですね。

お礼日時:2021/05/17 12:55

おそらく仏教受容の初期のときからはいっていたでしょう。



インドから中国に伝わった際に、上座部仏教の経典も伝わっているのですが、中国で重用されたのは大乗仏教です。阿含経など仏教の初期経典は「低級な教え」ということで軽視されてきたんですね。

なぜかというと、仏教は国家鎮護のための宗教であり、民衆の宗教ではなかったのです。ですから具体的な教えをとくことよりも、奇跡を乱発し大いなる加護がある大乗経典が重用されたのでしょう。そもそも全て釈迦が在世中に説いたと信じられていたこともあります。

それをそのまま日本も受けています。ですのでかなりの初期から大乗仏教という言葉はあったでしょう。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<おそらく仏教受容の初期のときから>ですね。
日本が仏教を受容したころは、仏教と言えば内容は大乗仏教でしたね(一部異端の教えがあるとしても)。そのころ大乗仏教が意識され、大乗仏教という言葉が入ってきたのですね。

お礼日時:2021/05/17 09:36

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