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日本人英語学習者が英語で考えることについて、英語雑誌か何かで論争を繰り広げられ、故國広正雄先生は、日本人が「英語で考える」のは神話であると主張した、とどこかで読んだ記憶があります。

この記憶が正しければ、どの雑誌の何号かご教示ください。

A 回答 (5件)

私は英語で会話するとき全く日本語を介していません。

つまり日本語から英語に、英語から日本語に変換することはせず、最初から瞬時に英語で話しています。

しかし頭の中でいろいろな思い (考え) を巡らせるときは 100% 日本語で考えています。べつに「英語で考える」ことができたから英語が話せるようになったわけでもなく、これからわざわざ「英語で考える」ことをしようとも思っていません。

「英語で考える」ことの有効性を否定するつもりはありませんが、私個人にとっては必要ありませんでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。英語思考脳ができているのですね。

お礼日時:2021/06/18 13:05

論争するには相手が必要なわけですが、「英語で考える」の代表的提唱者はNHKラジオ『英語会話』の講師を勤めていた松本亨で、当時55歳だった1968年に『英語で考える本 Think in English』を出版しています。



これに対して、2年後の1970年に当時40歳の國弘正雄は「只管朗読」を主張する『英語の話し方―同時通訳者の提言』(サイマル出版会)を、更に1972年5月に実業之日本社から『国際英語のすすめ : たしかな対外コミュニケーションのために』を出版して、その中で「英語で考える」学習法に対する批判を述べています。

本書における國弘正雄の批判は下記のようなものです。
1.言語で考えるというのは、どういうことか、まだ分かってない。
2.英語初心者は英語で考えられない。
3.母国語である日本語を原点にした方が有効ではないか。
4.機械的に英語で反応しているだけなら、高度な意思発表能力の獲得には行かない。

しかし、この二人が雑誌で直接論争を行ったという話は知りません。時系列的にも、そういう機会は無かったのではないかと思われます。
松本亨はラジオ時代の英語講師であり、國弘正雄はテレビ時代の英語講師で、ちょうど松本亨が引退した頃に國弘正雄が有名になっています。「英語で考える」は國弘正雄にとって年上の大先輩が主張していたことで、当時はまだ年長者や先輩に対する敬意や遠慮が非常に強い時代で、そうした大先輩に対して論争を挑むというのは社会的に考えにくいのです。しかも松本亨は1971年に大学教授を辞し、1972年にはラジオ『英語会話』講師も終了し、1979年に65歳で亡くなっています。

後に「英語で考える」学習法を國弘正雄が「神話」と評したのも、元々「英語で考える」方法が戦前に文部省顧問だった外国人によって提唱されていて、戦後になって当時の英語教育界で非常に影響力・知名度のあった松本亨によって復活したものの、彼も亡くなったことで、その影響力が神話のように強く残っていると感じていたためではないかと考えられます。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございました。論争というのは私の記憶違いのようです。「英語で考える」方法が戦前に文部省顧問だった外国人によって提唱されていた~の背景は知りませんでした。この背景を踏まえて、昨日届いた鳥飼玖美子著「通訳者たちの見た戦後史」を読んでみようと思います。

お礼日時:2021/06/17 08:43

「日本人が英語で考える」ってのは、それほど難しいことではありません。


英文法を一通りマスターしたら、後は質の良い英文を読んで読んでよみまくっているうちに語彙が増えて語感が養われます。
やがて自然に英語で考えるようになります。
ただし周囲が日本人だらけだと難しいですね。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございました。正に國広先生の仰る只管朗読ですね。英語の環境に浸りきることが大切なのですね。

お礼日時:2021/06/16 08:26

これがそうかはよくわかりませんが:



通訳者であり文化人類学者であった私の恩師の國弘正雄氏は『國弘正雄自選集ー語学のすすめ』の中でこう述べておられます。
「世の中には、Thinking in English 英語で考えるなどと、唱える外国人がおりますけれども、私は、あんなものは神話に過ぎない、その神話をどうやって破ってやろうかと思っている一人であります」
https://ichthus.interpreter.co.jp/information/ar …
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。この本は読んだことがあるので、その記憶かも知れません。

お礼日時:2021/06/15 14:47

下記サイトには、『國弘正雄自選集ー語学のすすめ』の中にご提示の趣旨の主張があると言っています。

『自選集』の中に入っているということは、恐らく自選した元の何か文献があるのでしょうね。ご質問にあるように何かの雑誌だったのかも知れませんが、そこまでは分かりませんでした。

https://ichthus.interpreter.co.jp/information/ar …
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この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。この本は読んだことがあるので、その記憶かも知れません。

お礼日時:2021/06/15 14:47

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